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雑感。原油安でメリットがあるか?
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/52668842.html
2014年12月11日 在野のアナリスト
ノーベル賞ウィークということも考慮して総選挙の投票日を決めたのか、はたまたメディアの萎縮がそうさせるのか、選挙そっちのけでノーベル賞の話題がもちきりです。水をさす気はありませんが、気になるのが青色LEDで小さな虫が殺せる、という研究結果が出てきたことです。波長の短い光は網膜に悪影響、ということは知られていますが、遺伝子を壊すのか、小さな虫の成長を阻害することもできる。拡大して考察すると、人体にも影響する兵器ができるかもしれません。
例えば戦場で、敵兵にむかって青色LEDを照射しつづける。すると目の機能が壊れ、戦意を喪失させることができるでしょう。銃の中には、レーザーを照射して照準をしぼるものもあり、それを青色LEDに換えるだけでもできてしまいます。科学の発展には、常にそれを悪用する誘惑がつきものであり、人道上の危機ともなりうる兵器の監視の目を緩めてはいけないのでしょう。
10月機械受注が発表されました。船舶・電力を除く民需が前月比6.4%減。内閣府では7-9月期に伸びた反動としますが、前年同月比で伸びたのは7-9月期だけ、ということの裏返しでもあり、ここにも増税の反動減がまだ残っています。さらに機種別では鉄道車両が大きく伸びて下支えしたものの、他が悪い。中々、将来を見越した投資の部分が伸びていないのが現状でもあります。
ここに来て、原油安が景気を押し上げるといった話があります。しかしレギュラーガソリンが1ℓ、100円から170円になった悪影響には目を瞑り、170円から150円に下落したときだけ好影響、というのは奇妙な話です。日本では揮発油税などがあり、元々原油安の還元効果が小さく、また円安でもあるため下がりにくい、といった状況があります。2月には電気料金値下げ、といった話もでてきましたが、これも選挙前の情報操作なのか。随分とタイミングのよいことです。しかしその下げ幅は、決してこれまで上昇してきた分を越えないのですから、効果は限定的です。
原油が下がって値下げが…などと語る人もいますが、これまで円安、原油高に耐えてきた業種に、下がったからすぐ値下げ、などとするのは実情を知らない意見です。少し下がったとはいえ、円はまだ118円、原油安を消費者に還元できるほどの恩恵は、それらの業種に行き渡っていません。多少の小康が得られるぐらいで、燃料価格の上昇をそのまま転嫁する電力、航空ぐらいしか、今のところ価格を下げることはないのでしょう。しかも、海外旅行の需要は円安で大きく落ちこんでいるのですから、それこそ国民へのメリットが少ないことを忘れてはいけません。
機械受注をみても、石油・石炭製品は7、9月に2倍、5倍と大きく伸びる一方、8、10月はほとんど受注がない、といった大きな変動をみせています。これも原油など、資源価格の急変動により、水準感がつかめず振り回されている証拠なのでしょう。円も株もふり回され始めましたが、円安だから、株高だから安心できるのではなく、安定するからこそ安心して経済活動もできるのです。原油安も同様、安値で安定してくれればメリットも大きいですが、今のようにどの水準で落ち着くか、また投機マネーで急反発するのではないか、という状況では、簡単に値下げなどできませんし、メリットを享受できるのはまだずっと先、と心得ておくべきなのでしょうね。
- 中村修二氏も、照明は、ノーベル賞受賞理由の青色LEDではなく、紫色LEDを使った白色LEDが本命になるとの見解 あっしら 2014/12/12 02:40:30
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- LED照明などの普及で暴露量が増えたブルーライトが人体に及ぼす影響 あっしら 2014/12/13 17:53:10
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