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日産自動車の追浜工場で車体を組み立てる作業員ら=8日、神奈川県横須賀市
日産、国内生産100万台維持へ腐心 「ものづくり拠点」危機感あらわ
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140909/bsa1409090500002-n1.htm
2014.9.9 06:39 SankeiBiz
日産自動車が掲げる「国内生産100万台」の確保に黄信号がともっている。消費税増税後の需要減で国内販売が低迷している上、海外への生産移管で輸出も減少しており、2014年度の生産台数は過去半世紀で初めて100万台を割り込む見通しだ。8日に公開した追浜工場(神奈川県横須賀市)では、グローバルな「ものづくり拠点」として存在感を維持しようと腐心する社員の姿があった。
整然と流れる車両の生産ラインでは、重たい部品を機械が作業員の手元まで持ち上げるなど社内で考案したさまざまな効率化の工夫が生かされていた。
高橋徹工場長が「ここで生まれた“カイゼン”はグローバルに水平展開している」と胸を張る通り、追浜工場は日産が世界34カ所に持つ車両生産拠点の指導役を務める。各地の工場から集められた幹部社員を教育する人材育成の拠点でもある。
ただ日産は14年度、消費税増税の影響などで、国内生産台数を91万1000台と予想。これで3年連続の前年割れとなる。
これに対し、松元史明副社長(国内生産担当)は「100万台規模の維持にはこだわる」と強調する。生産規模を保てなければ雇用や技術革新の拠点機能を国内で維持できなくなる上、部品メーカーとの関係を保つためにも一定の取引量が不可欠だからだ。
とはいえ、国内生産の減少には「地産地消」を掲げ需要が堅調な北米や中国など新興国に拠点を移してきた構造的な要因がある。13年度の海外生産は9.4%増の407万7891台で過去最高を更新。今年4月にはブラジル、年度内には中国・大連で新工場が稼働するなど14年度も引き続き増加する見通し。
こうした中、日産が国内生産上積みの切り札として期待するのは「デイズ」シリーズが好調な軽自動車。だが、現状は共同開発している三菱自動車の工場で一括生産しており、自社生産に移せるかは不透明だ。
指導役の追浜工場も、13年度の生産は約12万台で稼働率は5割程度にとどまる。高橋工場長は「今まで黙っていても日本がトップだったが、カイゼンのアイデアをどんどん発信しないと他拠点に追いつかれる」と危機感をあらわにする。
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