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過労自殺裁判のらりくらり…ワタミ変わらないブラック体質
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/151605/1
2014年7月5日 日刊ゲンダイ
「365日24時間死ぬまで働け」って/(C)日刊ゲンダイ
最終損益が49億円の赤字に転落したワタミ。先月29日の株主総会後の講演会で創業者の渡辺美樹氏(54)は、ブラック企業批判が業績に影響したことを謝罪した上で、その大きな原因となった係争中の6年前の新入社員の“過労自殺”について「一生背負う十字架だ」と懺悔していた。
さて、この会社は本当に変わったのか。3日、過労死第4回裁判が開かれた。
これまでの公判でワタミ側は「労務管理に問題はない」との姿勢を貫いてきた。この日の法廷でも、会社の労務管理を知る上で不可欠な「24件の是正勧告及び17件の指導票、是正報告書」の提出について、「時期を限定してほしい」「本件との関連性が希薄」と、あれやこれや理由を付けてかたくなに拒んでいた。ワタミ側の準備書面を見ても、被害者が“休日出勤”させられていたボランティア研修等について「従業員の成長のために参加を推奨していたもので、強制していない。労働時間と認められない」という旨の言い訳に終始している。
どうやら体質は変わっていないようだ。
■店舗閉鎖で配置転換
ワタミが「ブラック企業大賞」を受賞したのが昨年。以降、外部の有識者委員会の指摘もあり、同社の理念集から、あの「365日24時間死ぬまで働け」の一文が削除された。また、人手不足解消のため、今年度中に、運営する居酒屋の1割に当たる60店を閉店させる方針を打ち出した。
これも前向きな方策ではない。世間の風に逆らえなくなっただけらしい。ワタミに詳しい経済ジャーナリストが言う。
「現社長の桑原豊さんは、渡辺さんのイエスマン。それで今の地位に上り詰めることができた。今でも渡辺さんの院政が敷かれている状態でしょう。ただ、あまりにも世間の風当たりが強すぎて、居酒屋事業の業務が急降下。店舗を縮小せざるを得なくなって、人手が余るようになった。それを他の店舗に振り分けることで結果的に労働環境が少し改善されただけです。成長を望めるのはもっぱら介護事業で、居酒屋事業は“縮小均衡”を保つので、いっぱいいっぱいなのです」
渡辺氏はブラック企業のレッテルの重みを、ひしひしと感じていることだろう。
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