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トヨタ、中国産HVを開発 江蘇省に拠点設置[日経新聞]
2014/4/22 21:33
トヨタ自動車が中国で現地技術を生かした「国産」ハイブリッド車(HV)づくりに乗り出す。日本以外では初めてとなるHVシステム開発拠点を江蘇省常熟市に設置し、そこで生まれたシステムを載せた新型カローラを2015年に売り出す。中国でのHV販売台数は年間販売の3%に満たない。現地化でどこまで普及させられるか。開発の最前線を訪ねた。
234万平方メートルの敷地に建つ研究開発センターでは約270人の中国人スタッフが働いていた。仕事の内容は日本のHVの“中国化”だ。
ある部屋では光学顕微鏡を使い、特殊な金属の硬度を調べていた。モニターを真剣に見つめる技術者。「中国で手に入る素材で品質が担保できるならそれを使う」(研究開発センターの松本真一副総経理)。現地化を徹底するため、ミクロレベルの実験が進む。
別の部屋ではパソコン上で変化するグラフを技術者が読み込んでいた。実車を専用スペースに格納し走行時と同様にエンジンを作動させながら、燃費や低温・高温時の駆動性を調べているという。
車をとりまく温度はセ氏マイナス40度からプラス50度まで調整が可能。広大な中国の環境に適した車をつくるため解析範囲も厳しい条件を課している。燃料も全土から成分サンプルを集めて調べるなど念入りだ。
併設のテストコースも同社では最大規模。農道の様なでこぼこの狭い悪路や、石畳の道など中国の道を可能な限り再現し、HVの運転し心地を左右する制御システムづくりに役立てている。
13年秋に本格稼働した同センターが狙うのはHVのコストダウンだ。現在の中国製「プリウス」や「カムリHV」は日本から送った基幹部品を組み立ててつくっているが、関税がかかるため販売価格は最低でも約23万元(約380万円)と高級車並みに上がる。
トヨタは電池やインバーターなどのHV基幹部品を現地で作る方針。「いずれはHVを中国でも一般の人が買いやすい価格にできる」(幹部)。中国で約15万台を売る最人気車種のカローラのうち、2割をHV仕様にすることが当面の目標だ。
研究所の常駐トップで3月末まで日本でトヨタの環境技術開発を率いていた奥平総一郎専務役員は「一刻も早くHVを現地化し、中国での普及を目指す」と話した。
(常熟で22日、中西豊紀)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ220CV_S4A420C1TJ2000/?dg=1
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