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アベノミクスの裏の事情を明かせば・・・、
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2014-03-27 21:48:10 いかりや爆氏の毒独日記
財務省の資料によれば、
平成25年度一般会計予算の、国債費は22.2兆円(債務償還費12.3兆円、利払い費9.9兆円)である。
ところが一般会計と特別会計間の入り繰りを控除した全体の国債費は83.7兆円となっている。
つまり83.7兆円から22.2兆円を差し引いた61.5兆円が、言葉は悪いがこれが裏帳簿上の国債費ということになる。
更に言えば、61.5兆円の内訳を財務省は明らかにしていないが、一般会計の国債費22.2兆円の44.6%が利払い費(9.9兆円)であり、これと同レベルの利払いとすれば、61.5兆円のうち27.4兆円が利払い費となる。現状の低金利状況に於いてさえ、一般会計と特別会計の合計の利払い費は、実に37.3兆円が金利ということになる。
これまで何度も指摘しているように、財務省が最も恐れるのは、「景気がよくなって金利が高騰することである」ことを裏付けている。景気がよくなれば、借金返済額よりも金利の利払いが大きくなりますます蟻地獄から抜け出せなくなる。消費税の増税は、「景気回復は断じて許さない」ことを示す財務省の強い意思の表れでもある。
一方、財務省が公表している普通国債償還年次表によれば、平成25年度分の国債償還予定額は129.7兆円になっている、平成26年度分は130.2兆円である。
この数字と予算上の国債費とがどのような関係になっているのか、財務省は何らの説明もしていないのでわからない。だが、国債の償還額が膨大に増加していることだけは確かのようである。
2013年4月に導入した大胆な金融緩和により、市場には潤沢に資金が流れている。日銀は14年末にマネタリーベースを270兆円に拡大することを目指している。この額は前述したH25年度と26年度の国債償還額の合計と大まかに一致している。
更に言えば、膨大な借金返済が迫り、日銀の国債買いオペは2015年以降国債の償還額は膨らみ、国債の買いオペは止めるわけにいかないだろう、これが異次元の金融緩和の実体である。
アベノミクスは、日銀の異次元の超金融緩和策により、市場に超低金利の潤沢な資金が市場に出回り、景気回復の起爆剤であるかのごとく言っているが、実はそれはウソ。
深刻な事態をそのようにごまかしているか、さもなければ安倍総理は実体を理解する能力に欠けているかのどちらかである。
財務省だけが真実を知っている。財務省は景気回復を断じて許さない。前にも述べたが財務省にとって、言いなりの軽い御輿(ぼんくら宰相)が都合がいい所以である。
- いかりや爆氏が指摘するアベノミクスの目的に異論はないが、「国債サイクル管理」に関するイチャモンは誤解に由来 あっしら 2014/3/28 03:25:39
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