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(回答先: タンク汚染水、せき外流出=放射性濃度2億ベクレル超−弁開いた状態、福島第1(時事通信) 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 2 月 20 日 11:40:00)
高濃度汚染水100トン漏れる 福島第1
タンクから、せきの外へ
東京電力は20日、福島第1原子力発電所で汚染水をためているタンクの上部から雨どいを伝って水が漏れているのを見回り中の作業員が見つけたと発表した。タンクを囲むせきの外に漏れた量は約100トンで、雨どいの水からはベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2億3千万ベクレルと極めて高い濃度で検出された。
タンクには、汚染水から放射性セシウムを除去した後、淡水化処理をした際に生じた濃縮塩水が保管されている。ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が多く含まれているほか、除去しきれなかったセシウムも残っている。
漏れた汚染水の濃度は、昨年8月に漏えいが発覚し、国際的な事故評価尺度(INES)で8段階の下から4番目に当たる「レベル3」とされたH4エリアのタンクの水(1リットル当たり2億ベクレル)と、同等の高さで深刻な事態。
東電によると、19日午後11時25分ごろ、「H6」タンク群の1基で、上部から水が漏れているのが見つかった。タンクは簡易的なつくりの「フランジ型」で、水は天板部分からあふれ、タンク上部に設置した雨どいを通ってせきの外の土壌に直接流れ出た。
東電は汚染水を別のエリアのタンク群に移送する計画だったが、実際はH6へ流れていた。H6につながる配管の3つの弁のうち、1つだけが閉まった状態で、ほかの2つは開いていた。弁が閉まったまま水が流れていることから、東電は弁が故障した可能性があるとみている。
また、運用上は3つとも閉めることになっており、東電は残り2つが開いていた原因も調べる。
漏えいが見つかる約9時間半前の19日午後2時ごろ、問題のタンクで水位が高いことを示す警報が鳴ったが、東電は計器の異常と判断。同午後3時と4時に周辺をパトロールしても漏えいは見つからなかったという。タンクは海から約700メートル離れ、近くに排水溝がないことから東電は「海への流出はないと考えている」としている。
原子炉等規制法に基づく報告を受けた原子力規制庁は、東電に対し、漏えいした量や範囲を特定した上で、汚染土壌を回収するよう指示した。
▼汚染水処理 福島第1原発では1〜3号機で溶融した燃料の冷却を続けるため、建屋地下にたまった高濃度の汚染水を浄化し循環させている。津波や事故直後の海水注入により混入した塩分が機器を腐食させるため、処理装置で放射性セシウムを減らした後、淡水化装置で塩分も除去している。水以外の不純物を通さない逆浸透膜(RO膜)を通過した水は冷却用に使い、膜を通過できず塩分が濃縮された水はタンクで保管している。
[日経新聞2月20日夕刊P.14]
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