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(回答先: 旅客船沈没:「変死体、99%以上の確率で兪容疑者」:1%の確率で兪容疑者:政官界へのバラマキが焦点:警察内部からも疑問 投稿者 あっしら 日時 2014 年 7 月 22 日 16:24:28)
記事入力 : 2014/07/22 07:25
旅客船沈没:兪容疑者の嫌疑、公訴権の消滅で幕引き
137億円の横領・背任・脱税に加え、セウォル号沈没の直接的な責任も
兪容疑者の遺体発見で「公訴権消滅」として幕引き
沈没した旅客船「セウォル号」の実質的オーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン)容疑者(73)=セモ・グループ元会長=に対しては、背任や横領といった経営上の不正だけでなく、セウォル号沈没に対する直接の法的責任も問われていた。だが、兪容疑者が結局遺体で発見されたことにより、兪容疑者に対する刑事訴追は「公訴権の消滅」という形で幕引きという状況になった。
これまでに確認されていた兪容疑者の嫌疑は、特定経済犯罪加重処罰法の横領・背任容疑と脱税容疑だ。金額でいうと、背任が1071億ウォン(約105億6900万円)、横領が218億ウォン(約21億5100万円)、贈与税の脱税101億ウォン(約9億9700万円)の計1390億ウォン(約137億1700万円)だが、これを超えていた可能性がある。
検察は、兪容疑者が1997年、故意にセモ社の不渡りを出し、内部の取引などを通じて会社の資産を根こそぎ横領して「セモ王国」を復活させたとみている。2005年から09年にかけ再び不渡りを出したセモ社を買い取る過程では「天海地」や「セムリ」などの系列会社を立ち上げた。兪容疑者は不渡りを出したセモ社の資産を担保に598億ウォン(現在のレートで約59億100万円、以下同じ)の融資を受け、この金をセモ社の再買収の資金に充て、背任行為をしていたことが分かった。
兪容疑者はまた、さまざまな名目で系列会社の資金を横領した。ペーパーカンパニーを立ち上げて、2010年から「コンサルタント費用」の名目で120億ウォン(約11億8400万円)を、また08年からは商標権の使用料として98億ウォン(約9億6700万円)を手にしていた。検察は兪容疑者が11年から、自ら撮影した写真を高値で売り、446億ウォン(約44億200万円)を手にした後、これを海外にある株主1人の会社に分配していた事実を突き止めた。兪容疑者に対する直接的な捜査の過程で、背任・横領の被害額はさらに増える見通しだ。
セウォル号沈没事故の責任に関する兪容疑者の捜査は検察・警察の合同捜査本部が担当するとみられる。合同捜査本部はすでに、兪容疑者が清海鎮海運の経営に関与し、セウォル号の復原性(船が傾いたとき、元に戻る性能)や過積載の問題についても知っていたという点を根拠に、業務上過失致死などの容疑を適用し、今回の惨事の直接的な責任を問う方針だった。
合同捜査本部によると、兪容疑者は清海鎮海運の会長として、セウォル号の復原性を悪化させた船体の増改築工事を指示し、沈没の原因とされる復原性や過積載の問題についても報告を受けていたことが分かっている。また、清海鎮海運内部でセウォル号を売却するという方針を固め、今年1月に報告を受けた際には「船齢が古い(セウォル号の『双子旅客船』といわれる)『オハマナ号』を先に売却せよ」と指示していたことが分かった。
合同捜査本部は、清海鎮海運のキム・ハンシク社長から「重要な業務については会長の兪容疑者に直接報告していた」との供述を得ていた。
尹柱憲(ユン・ジュホン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/07/22/2014072200400.html
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