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(回答先: タイ、根深い強権依存 クーデター19回目 民政の機能不全浮き彫り:タイ国王は神輿であり近代天皇制に近い存在 投稿者 あっしら 日時 2014 年 5 月 24 日 14:21:39)
タイ、新たに35人出頭命令
不敬罪で 拒否なら2年間拘束
【バンコク=京塚環】クーデターによりタクシン元首相派政権を転覆させ、国の全権を掌握した「国家平和秩序維持評議会」は24日、新たに35人に対し「不敬罪」にあたるとして追加で出頭を命じた。出頭を命じたが応じていない対象者には、同日午後4時(日本時間午後6時)までに応じなかった場合、最大2年間の拘束などを科すことも明らかにした。クーデター3日目となる24日午前の首都バンコクは平静を保っている。
新たに対象となった35人は主にコメンテーターや学者などで、国軍は国王や王室を侮辱する発言や行為を罰する「不敬罪」にあたるとした。タクシン派の人物が多いという。出頭の対象者は合計で190人となった。インラック前首相などタクシン派の主要人物は依然として拘束されている。
国軍はタクシン派の抑え込みを一段と強化している。タクシン派寄りの「赤シャツ隊」で知られるタクシン派の政治団体、反独裁民主統一戦線(UDD)の幹部が北部の都市などで相次ぎ拘束された。さらにラオスやカンボジアなどとの国境沿いの出入国管理事務所では一時的に閉鎖、タイ人の出国を制限する事務所も出てきている。
一方、プラユット議長(陸軍司令官)がプミポン国王に書簡を提出していたことも24日分かった。一部地元メディアは国の全権を掌握したことを報告する内容などと報じた。
これまでタイのクーデターは宣言してすぐに国軍代表者が国王と面会し、その写真などを公開、王室の後ろ盾を強調するのが通例だった。プラユット氏はクーデター宣言から3日目となっても国王と面会していないとし、クーデターについて「国民の権益を守るため」と強調。書簡のみの対応は王室と距離を置き、国王を政治対立に巻き込まない配慮とみられる。
[日経新聞5月24日朝刊P.3]
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米のタイ支援 350万ドルを凍結
【ワシントン=吉野直也】米国務省のハーフ副報道官は23日の記者会見で、タイの軍事クーデターを受け、米政府によるタイ支援について総額1050万ドルのうちすでに350万ドルを凍結したと発表した。タイの現状について「軍が全権を掌握した状況に変化はない」と指摘したうえで「この不安定な状況からただちに文民のルール、民主主義、人権の尊重を回復すべきだ」と求めた。米政府が軍の指導者と連絡を取り続けていることも明らかにした。
[日経新聞5月24日朝刊P.3]
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