http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/569.html
Tweet |
イ・イ戦争での化学兵器、米国「見て見ぬふり」 機密解除文書[AFPbb]
【8月27日 AFP】1980年代のイラン・イラク戦争中、イラクが化学兵器で報復する可能性を認識していながら、米政府は同国に対してイランの攻撃に備えるよう情報を提供していたことが、機密解除された米中央情報局(CIA)の文書などによって26日、明らかになった。
現在、内戦状態にあるシリアでは、首都ダマスカス(Damascus)周辺で前週に政権軍が化学兵器を使用した疑いがあり、米政府は軍事介入を検討している。そうした中、26日の米外交専門誌フォーリン・ポリシー(Foreign Policy)は、CIAの機密解除文書や元職員のインタビューなどを引用し、過去の記録を再考している。
同誌によれば、当時の米国政府は、イラクのサダム・フセイン(Saddam Hussein)大統領(当時)が、イラン軍に対してサリンガスやマスタードガスを使う可能性を認識していたとされる。83年11月のCIAの機密文書には、イラク軍が攻勢を強めて化学兵器を使えば、イラン側がその証拠を国連(UN)に提出し、米国はイラクと共謀した国際法違反を非難されるだろうと警告している。
また87年末には、イラク南部の港湾都市バスラ(Basra)東方の国境沿いにイラン軍が大結集している様子を米国の衛星画像が捉えていた。これはイラク側の防衛の戦略的弱点をイラン軍が把握していることを示す映像だった。米政府はこの情報をイラク側に伝え、イラン軍の兵站基地に関するイラク側の情報収集と対空防衛の支援を決定したという。衛星画像について分析した報告書「バスラへのゲート」を見せられたロナルド・レーガン(Ronald Reagan)米大統領(当時)は、報告書の余白に「イランの勝利は受け入れがたい」と書き込んだとされている。
1988年4月、バスラのあるファウ半島でイラク軍は化学兵器の使用を含めた攻撃をイラン軍に仕掛けた。CIAによると、化学兵器は4回にわたって使用され、毎回数百から数千のイラン軍兵士が殺害された。
当時、在イラク米大使館付武官としてバグダッド(Baghdad)に駐在していたリック・フランコーナ(Rick Francona)元空軍大佐は、「神経ガスを使用する意図をイラクがわれわれに告げることはなかった。(しかし、)われわれはすでに知っていたから、その必要もなかった」と当時を振り返った。
88年3月、フセイン政権は自国北部のクルド人自治区ハラブジャ(Halabja)に対しても化学兵器を使用し、住民5000人を殺害している。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2964383/11253344
イ・イ戦争時、アメリカがイランへの化学兵器攻撃に関与した証拠公開[Iran Japanese Radio]
アメリカの外交専門誌フォーリン・ポリシーが、同国の(諜報機関)CIAの資料により、アメリカがイラン・イラク戦争中、イランに対し化学兵器の攻撃を行えるよう旧サッダム・フセイン政権を支援したことが証明されたとしました。
こうした中、西側のメディアは、新たな世論操作の中で、現在、内戦状態にあるシリアで、政府軍が首都ダマスカス周辺で市民に対して化学兵器を使用したと主張しており、これを理由に、アメリカは、シリアを軍事攻撃しようとしています。
フォーリン・ポリシーは、報告の中で、最近暴露された資料や証拠により、1980年代のイラン・イラク戦争中、アメリカ政府がサッダームフセイン政権によるイランへの化学兵器の攻撃に関与したことが明らかになったとしています。
フォーリン・ポリシーが手に入手したCIAの機密解除文書により、アメリカはイラク軍がイランに対し化学兵器を使用する可能性を認識し、この攻撃でイラクに加担したことが分かっています。
- シリア対応策はアサド政権交代が目的でない=ホワイトハウス:殺戮と混乱の火種が絶えないよう内戦を引き延ばすための軍事介入 あっしら 2013/8/28 17:24:46
(1)
- シリアへの武力行使はイラク戦争より深刻な結末をもたらす あっしら 2013/8/29 16:04:01
(0)
- シリアへの武力行使はイラク戦争より深刻な結末をもたらす あっしら 2013/8/29 16:04:01
(0)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。