http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/377.html
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(回答先: 新たな変化を迎えるエジプト 投稿者 グッキー 日時 2013 年 7 月 05 日 06:54:24)
エジプト軍は、民衆からの信頼が厚い伝統があるということだが、今回の介入はその伝統を大きく損ない墓穴を掘る結果になると思う。やがて大失策であることが明らかになるだろう。
ムスリム同胞団を核とする民衆の半分以上をはっきり敵にしてしまったのだから、これは軍の汚点として民衆に植え付けた不信感は絶対にぬぐえない。
事態はまだ流動的でクーデターが初期の成果を収めるかどうか定かではない。クーデターが失敗に終われば、いうまでもなく軍の威信は大失墜する(モルシは未だ軍に拘束されていないようだ)。
仮に所期の成果を収め、今後、軍の息のかかった大統領が選ばれても、やはり民主化や経済がうまくまわらず、早晩、民衆自身の力によって打ち倒されていくだろう。そのときも、軍の威信は目に見えて失墜していく。どちらに転んでも同じ結果になろう(遅速の違いだけ)。
これは悪いことではない。エジプトがいつまでも軍が実権を握った国家でありつづけるとしたら、近代的国家とは言えなかろう。
今回の反政府勢力側には、旧体制派が入り込んでいるという。軍も徐々に力をつけてきたモルシ政権が、軍の利権や人事にまで介入されてくるのではないかとに警戒感を抱いていてたという(東大・池内準教授)。
古典的な軍の悪あがきである。この悪あがきが、エジプト民衆を一層目覚めさせ賢くさせていく。エジプトが近代国家へ脱皮していく一里塚だと思う。
(注)「民主化」を輸出するはずの欧米が、突然豹変して「クーデター」を輸出し始めたのか。それではやることがメチャメチャで示しがつかない。
(こんな感じだ↓)
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/374.html#c1
・悲劇から喜劇への米国の中東支配/田中 宇 (2013年6月25日)
http://www.asyura2.com/12/kokusai7/msg/526.html
投稿者 仁王像 日時 2013 年 6 月 26 日 20:25:05: jdZgmZ21Prm8E
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