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http://www.amakiblog.com/archives/2013/11/01/
2013年11月01日
安倍首相は国連演説で女性の地位向上を重視すると世界に向けて発信した。
安倍首相にそんな事を言う資格はあるのか。
そう痛烈に批判するコラムを見つけた。
10月30日の東京新聞「本音のコラム」で文芸評論家の斎藤美奈子さんが書いていた。
世界経済フォーラムは10月25日、「男女格差報告」で日本は昨年の101位からさらにダウンして136か国中105位になったと発表した。
その評価低下の原因の一つが、昨年の衆院選挙で女性議員の比率が11%(54人)から8%(38人)に落ちたからだという。
私がこの斎藤美奈子さんのコラムで注目したのはその後に続く彼女の痛烈な皮肉である。
私にはとてもかけない。
斎藤さんだから書ける。
そして私はそれを見て思わずその通りだと賛同したのでここに引用するのである。
「数も問題だけど、じゃあ質はどうなのか」
そう言って彼女は次のように安倍政権に擦り寄る女性議員をめった斬りにしている。
新聞の首相動静は「知る権利」を超えていると言って特定秘密にしようとする小池百合子自民党広報部長。
婚外子の相続差別は違憲とした最高裁判決に反対した高市早苗政調会長や西川京子文部科学副大臣。
日雇い派遣を解禁する法案を提言した稲田朋美行革担当大臣。
生活保護法改正に意欲を燃やす片山さつき総務政務官。
領土問題や教育問題で強硬姿勢を隠さない山谷えり子参院政調会長。
105位に「悔しい」と語った森雅子男女共同参画大臣。
彼女らが登用されたのは人権意識の希薄な安部首相の発想に近いからだ。
人より国家を優先する安倍政権が続く限りこのような女性議員が重用される。
これではたとえ数が増えても国際的な評価は上がらない。
数を増やす事もいいけれど質の問題もなんとかしろ、と斎藤さんは言っているのである。
人権意識の低い安倍首相が付け焼刃で「女性が輝く日本」といっても世界の失笑を買うだけだと言っているのである。
私にはとても書けないが、これ以上的確でユーモアのある安倍「女性重視発言」批判はない(了)
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