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山本太郎参院議員が園遊会で天皇陛下に手紙を手渡したことについて、国会内での記者団との主なやりとりは以下の通り。
――園遊会で天皇陛下に手紙を渡したのですか
「陛下にお手紙を渡させていただきました」
――手紙の内容は
「原発事故の現状をお伝えした。子どもたちの被曝(ひばく)が進んでいくと、健康被害がたくさん出てしまう。食品の安全基準でもすごく危険な部分がある。あと、原発の収束作業員が本当に最悪の労働環境で作業をやってくださっている。劣悪な環境の中で、搾取されながら労働の対価を手にすることなく、本当に命を削りながらやっているにもかかわらず、健康管理であるとか放射線管理というものは本当にずさんなままでされている。そういう実情を手紙の中にしたためさせていただいた」
――手紙はいつ準備したのか
「書いたのは前日。一枚につながった紙に筆で書いた」
――陛下との(言葉の)やりとりはあったのか
「僕が話しかけたんですけれども。『子どもたちの未来が危ないです。健康被害というものも出てきております。福島の原発収束作業員、本当にひどい労働環境の中で働かされている現実があります』ということを話しました。それで『この手紙に実情が書いてありますので、お読みいただけませんか』と(申し上げ)、受け取っていただきました」
――異例のことで、自民党からも批判の声が出ている
「確かにいろんなご意見もあると思います。本当に切羽詰まった状況の中、どうやって子どもたちを守れるのか、という部分において実情をお伝えすることは、この国に住む者として、情報をお伝えしたいという気持ちがやっぱりあふれ出たものだと、ご理解いただきたい」
――国会議員という立場で手紙を渡すことは、(天皇陛下の)政治利用にあたるのではないか
「政治という問題ではなく、それ以前の問題だ。もちろん、陛下は聡明な方なので、すでにご存じのこととは思うんですが。やはり、自分の中で、いまこの国の置かれた現状、世界中が立ったことのないところに僕たちは立たされていて、健康被害などの部分に関してはほとんど考えられていない。本当にこの先、この国がどうなっていくのかと憂えて、その気持ちがあふれたということだ」
――単なる政治パフォーマンスにしか見えない。政治利用したということにつながらないのか
「つながらないです。僕が天皇陛下に対して、お手紙を書いたことが、どうして政治利用につながるんですか。どのような利点があるのか」
――あえて陛下に渡したのは、自身の主張が注目を集めやすくなるという考えではないのか
「もしも僕が本当に天皇陛下を政治利用をして、自分の発言に対して注目をしてもらいたいということであれば、天皇陛下に宛てた手紙の内容をすでにメディアに公開しているんじゃないですか。そうではなく、本当に自分の気持ち、自分の思いというものを天皇陛下に対して知っていただきたい。立場や身分という部分は、申し訳ないですけれども、一度横に置かしていただいて、この国に生きる、この星に生きる命の一つとして、その思いを伝えたかった。これがもしも、園遊会でなく、まったく別の集まりであったとしても、僕は同じ思いでいろんな方にお話をしている」
――陛下に対し手紙を渡し、(陛下に)していただきたいことはあるのか
「これはおそらく立場、身分というものを超越して、やはりこの国に生きるもの、この星に生きるものの一人として、生命体の一つとして、全てのものが向き合わなきゃいけない問題だと思うんです。だから、僕自身がお伝えできることはお伝えしたい。それをどう受け止めるかというのは、それぞれだと思うんですけどね」
――手紙を渡すことがいけないことという認識はなかったのか
「まあ、ルール的に園遊会の中で、お手紙を渡すということは禁じられているということは聞いていなかった。でも、常識的に考えて、陛下に対してお手紙をお渡しするという行為は失礼に当たるかも知れない。けれどもやっぱり、この現状を知っていただきたいという自分の気持ちが勝ってしまった」
「まあ、どのようにレッテルをはっていただいても結構です。公人という立場で、僕がそのような行為をしたことに対して、みなさんが言いたいように言っていただいて結構です。でも、自分自身が、どういう気持ちで手紙をしたためたか、どういう気持ちで天皇陛下に受け取っていただいたか、というのは説明したとおりです」
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