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2013/10/20 晴耕雨読
「絶対に戦争は反対」
何度も伝えた沖縄の声は、沖縄の人々が戦争に向かう日本を感じていることを示す。
「集団的自衛権の行使」の公言・南西諸島の自衛隊配備強化・オスプレイ配備強行・辺野古埋立推進など尖閣諸島の日中衝突を見据える安倍政権の軍事力重視の行き着く先に沖縄を巻き込む戦争がある。
「兵隊が来て戦争が来る」は戦争格言。
沖縄戦も日本軍が来て住民を動員して飛行場や陣地を作り、やがて米軍が来て本土防衛の名の下に悲惨な3ヶ月も続く悲惨な沖縄戦が来た。
米軍上陸で悲惨な強制集団死≠ェあった慶良間諸島の中にも「日本軍守備隊」の駐屯を断り米軍上陸戦闘を免れた前島があった。
今、再び沖縄・南西諸島を戦場にする戦争計画が始動している。
エーッと思われる方も多いだろうが、明らかにされたドキュメント、インタビュー、暴露された極秘公電などが戦争計画を明らかにしている。
これまでのツイートを再掲して再確認したい。
キーワードは、エアー・シー・バトル、離島防衛など。
これまでアメリカが中国との戦争を琉球列島で考えていることを示す資料を幾つか提示してきた。
一つはウィキリークスが明らかにした09年10月15日付極秘公電。
ルーク大使が国務省やNSCに報告したもの。
辺野古新基地を中国と戦争に必要と説明。 http://t.co/vCpfhAhDO5
二つ目は、エアー・シー・バトル戦略を立案した戦略予算評価センター上級研究員への沖縄タイムスの2011年4月15日付インタビュー記事。
在日米軍基地や自衛隊基地はミサイル攻撃されるが、その後反撃して琉球列島ラインで制空権を確保すると説明。http://t.co/9X9LpV3ua8
三つめは、海上自衛隊幹部学校が2011年に創刊した海幹校戦略研究 12月刊 2号の論文「統合エア・シー・バトル構想の背景と目的」http://bit.ly/WyPRfa 必読。
p148、149 添付。
まず逃げる。
その後反撃。 http://t.co/ZC74gETqxV
四つめは、孫崎享・木村朗編の『終わらない<占領>』の第8章 成澤宗男氏の米国が用意する日本の対中国参戦態勢の口実―「接近阻止・領域拒否」概念と「エアシー・バトル」を中心に。
同書では他にも何名かがエアシー・バトルに言及。 http://t.co/nhn8pBT61Z
五つめは、第三次アーミテージレポートhttp://bit.ly/14o56cO (海上自衛隊コラムにもhttp://bit.ly/1dynmDw ) がエアーシー・バトル構想をテコに米軍と自衛隊の相互運用と軍事一体化を進め対中国戦で日本に大きな軍事的役割を持たすことを提言。
六つ目は、海上自衛隊患部学校が創刊した海幹校戦略研究2012年5月翻訳論文増刊号の「アメリカ流非対称戦争」http://bit.ly/152VZ3K トシ・ヨシハラ/ジェームズ・R・ホームズ。
テーマは台湾防衛のためのアメリカと日本による琉球列島を盾にした中国封じ込め。
論文は「エアシー・バトルは中国に対するものである」と言い切り、中国をハリー・ポッターの強敵怪物ヴォルデモートになぞらえる。
エアシー・バトルがめざす中国本土への侵攻は成功の見込みがないとして周辺諸国への派遣による「制限戦争」を提言する。 http://t.co/gOWn4yjaz6
「制限戦争」とは何か。
限定戦争とも言いアメリカ本土に波及させないように全面戦争や核戦争にエスカレーションさせない戦争。
ここでは戦場を日本や台湾やフィリピン、東南アジアに限定して中国本土やアメリカ本土に及ぼさないようにする戦争のこと。 http://t.co/gtxkrbSgw8
中国の台湾への介入に対するアメリカの紛争で日本が公海上を太平洋に向かう中国艦船を琉球列島の島々から攻撃。
さらにフィリピンや韓国でも中国と戦端を開くという。
アメリカの戦争のために日本の国土を戦場にすることを当然のように書いている。 http://t.co/xFIx7bi1ab
与那国島や宮古島、奄美大島などへの自衛隊の配備、日本各地の米軍基地強化や自衛隊基地強化はアメリカの進める対中国包囲戦略の一環。
集団的自衛権の行使の実現も日本が攻撃されていなくてもアメリカと一緒に中国に対して戦争できる国へのシナリオ。 http://t.co/2LcgXOpIJ0
どうして日本の国土を戦場にして中国を封じ込めなければならないのか。
日中国交回復で一つの中国を承認している日本が台湾の権益を守ろうとするアメリカと一緒になぜ中国と戦争しなければならないのか。
おかしなことだらけの「アメリカ流非対称戦争」だが、まことしやかに防衛関係者は論じている。
七つ目に「アメリカ流非対称戦争」を検証する海幹校戦略研究2012年12月号「AirSea Battleと対中抑止の理論的分析―T・Y&J・Hの論考を題材として―」http://bit.ly/1d962Hu を見よう。
まことしやかに南西諸島への地対艦誘導弾部隊の展開を論じる。
AirSea Battleは2010年の4年毎の国防見直しQDRから。
今なお詳細は秘密指定されているが2012年2月20日に空軍参謀長と海軍作戦部長の連名論文が公表されてある程度明らかになった。
既に一部は実戦段階であることも示された。http://t.co/jBC8Nj2p2lAirSea
Battle戦略を立案した戦略予算評価センターは過去15年で24回以上の対中国図上演習を実施。
図上演習シナリオは20年先の覇権を求める中国との武力衝突。
中国本土を通常兵器で攻撃し長距離精密誘導弾やレーダーを破壊する作戦。http://t.co/n2C3RyZK8r
ゲーツ国防長官の時に開発が明らかにされた敵防衛網を突破できる次世代長距離爆撃機がAirSea Battleの中核となるとされている。
中国本土を攻撃するASBはエスカレートすることから在日米軍基地や自衛隊基地もミサイル攻撃を受けることになる。
大規模戦争や核戦争への懸念もある。
一方CSIS報告『アジア太平洋地域おける米軍の態勢に係る戦略』は「米国のアジアにおける戦略の最優先事項は中国との紛争に備えることではなく紛争が決して必要ではなく紛争を引き起こそうと考えることもできない環境を構築することである」とした。 http://t.co/CkyxiEgL8hCSIS
報告はアメリカの対中国シフトを止めずアジア太平洋地域の同盟国の軍事的連携と相互運用性を向上させて中国軍の太平洋進出を阻止しようとするもの。
第三次アーミテージ報告の文脈とも一致する。
日本、韓国、フィリピン、オーストラリアへ部隊を分散配置するオフショア・バランシング。
「AirSea Battleと対中抑止の理論的分析」は「アメリカ流非対称戦争」の南西諸島への地対艦誘導弾部隊の展開を評価するが、中国艦隊への対艦ミサイル攻撃手段をアメリカは十分持っている。
アメリカの狙いは日本を攻撃されなくても集団的自衛権を行使して中国と戦う同盟国にしたいのだ。
なぜ中国本土を攻撃するAirSea Battle から同盟国を盾にするオフショア・バランシングに変わるのか。
一つは中国の経済成長と軍事力の増強。
二つめはイラク、アフガニスタン戦争で肥大化した国防予算の大巾削減。
リーマン・ショックによる経済停滞と財政赤字。
三つめは進まない米軍再編。
アメリカの要求は台湾やアジアの権益を守るために日本を戦争する同盟国にすること。
そのために憲法9条を骨抜きにする集団的自衛権の行使が一番の要求。
自衛隊と米軍の現場では日米軍事一体化が進んでいる。
2論文の防衛対象は台湾で日本ではない。
日本には憲法9条を遵守する平和主義の道が大切だ。
海幹校戦略研究は2011年創刊で年2回発行。
翻訳特集増刊号も。
自衛隊の現在やアメリカのアジア戦略、日米同盟のめざすものが見えてくる。
1952年独立回復と同時に日米安保下の日本は根幹になる憲法9条の安全保障論がない。
現実の自衛隊は憲法9条で規定されるのにアメリカ追従の論文のみ。
沖縄を含め日本各地の米軍基地や自衛隊基地の強化が続いている。
2014年度の概算要求では陸自与那国配備に155億円、航空自衛隊那覇基地への早期警戒機配備、F15戦闘機部隊の2個飛行隊化に向けた予算が計上された。
南西諸島の軍事化が進む。 http://t.co/8Wf0mKiUCi
陸自与那国配備や早期警戒機とF15の那覇配備、奄美への地対空部隊展開訓練を海幹校戦略研究2012年5月号「アメリカ流非対称戦争」が「日本の南方戦略における本質的な軍事化の段階」米の台湾防衛戦略として説明。
沖縄が再び戦場になりかねない。http://t.co/xFGBjaGQja
2011年11月から離島防衛共同訓練を開始。
海上攻撃を想定した訓練。
南西諸島の防衛力強化をうたう国の新防衛大綱を踏まえ初めて離島での武力攻撃を想定した演習。
地対艦ミサイル連隊・地対艦誘導弾発射機など車両計約120両が奄美大島に。 http://t.co/tM08127iOL
奄美での離島防衛共同訓練が沖縄本島や宮古島、八重山諸島を想定していることは「アメリカ流非対称戦争」http://bit.ly/152VZ3K で明らか。
南西諸島を太平洋に抜ける公海上の中国艦船への集団的自衛権行使による自衛隊のミサイル攻撃。
目的はアメリカの台湾防衛支援。
「アメリカ流非対称戦争」ではアメリカの台湾防衛で南西諸島を日本、韓半島で韓国軍、ルソン島北端でフィリピン軍が中国海軍と戦端を切り開く。
中国軍の反撃に対し南西諸島で強化掩体壕やトンネルで動き回りながらミサイルを打つ。
特注戦車も配備する。http://t.co/5UDt2cUaM3
「アメリカ流非対称戦争」はアメリカと中国の本国まで拡大させない南西諸島を戦場とする「制限戦争」を提案。
エアーシーバトルの中国「縦深攻撃」と対照的。
戦場になる「沖縄の島々」はたまったものではない。
アメリカの台湾防衛戦争で日本が中国艦船を攻撃するためには「集団的自衛権の行使」が必要。
参院選に勝利し衆参ねじれを解消した安倍首相は「積極平和主義」で日本の軍事的役割の拡大を所信表明で高らかに宣言。
日本の軍事国化が始まろうとしている。
「米戦争屋」の言うがまま超大国化する中国の隣りでアメリカに代わり軍事的に敵対するオフショア・バランシング役割を担う。
国益を損なう役割。
世界の国々は成長する中国を市場として捉えているからアメリカを含めて公然と敵対する国はいない。
そんな中で安倍首相はアメリカのシンクタンクや国際会議で中国の脅威を指摘して憚らない。
中国は悲観シナリオでも日本の3倍、pppベースで5倍以上。 http://t.co/wO6rMyZ78v
アメリカ連邦債務が正念場。
日本はGDP比でアメリカの2倍以上に政府債務が膨らみ続ける。
世界最悪の政府債務で金利上昇なら破綻する。
そんな日本が東日本大震災や福島原発事故に関わらずアメリカの駐留や戦争に毎年1兆円近い軍事費支援。
日本の所得格差を示す「ジニ係数」が2011年調査で0.5536となり過去最大の所得格差となった。
0.40が社会騒乱の警戒ラインと言われる中で実収入の格差は最悪だ。
社会保障給付等で緩和。
実収入のジニ係数と所得格差は中国以上かも。 http://t.co/a59SEODFwQ
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