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(回答先: 原発維持で見事に一致した米中同盟関係の衝撃 (天木直人のブログ) 投稿者 笑坊 日時 2013 年 8 月 13 日 10:07:23)
「【エネルギー同盟】
(1)米の原発技術 中国で“実験” 両国の利害が一致
2013.8.12 22:08 (1/2ページ)
米ジョージア州のボーグル原発で、新設中の原子炉について説明するウェスチングハウスのグレイ主任(吉村英輝撮影)
ゴルフのメジャー大会で有名な米ジョージア州オーガスタ。ここから車で50分ほど南下した川沿いで、170メートルと北米最長クラスのアームを持つ大型クレーンがうなりを上げていた。地元電力大手、サザン社が建設を進めるボーグル原発の3、4号機だ。1979年のスリーマイル島原発事故以来、米国で初となる新設許可を昨年2月に取得した。2017年の運転開始に向けて工事は着々と進んでいる。
導入される原子炉は、東芝子会社で米原発大手のウェスチングハウス(WH)が開発した次世代原発「AP1000」だ。原子力潜水艦の技術を受け継ぐ同社が、約112万キロワットの高出力と、全電源喪失時でも重力を利用した散水などで炉心冷却できる安全性を売りにした最新型だ。
現場を指揮するWHのスコット・グレイ主任(57)は今春、赴任先の中国から帰国した。米規制当局の審査が長期化する中、WHは世界初となるAP1000の建設を中国で先行させた。2カ所で計4基を受注し、来年秋にも1基目が稼働する。
グレイ氏は08年2月から浙江省の三門原発へ赴任していたが、「米国の若手に技術伝承できる最後のチャンス」と帰国志願した。」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130812/amr13081222100000-n1.htm
「「このコンクリートは41時間30分で打ち終えた。中国のものより数時間短く、世界新記録だ」
原子炉建屋の基礎部分を指さし、グレイ氏は胸を張った。万が一、核燃料が溶融した場合の最終的な受け皿となる重要設備で、施工時間が短いほどコストが抑えられる。米国内で原発建設に携わってきた“職人”のこだわりだ。
巨大クレーンを載せる円形レールも自慢の一つ。クレーンを分解せずに広大な現場を移動できるので工期を短縮できる。これも中国での経験から生まれた。
それにしても米国はなぜ、自国技術の流出につながる原発の対中輸出を認めたのか。審査にもあたった米エネルギー省の元職員は「積極的だったのはWH側。中国側は米国の最新技術を欲しがる一方で、建前上は実績のない原発受け入れを渋っていた」と証言する。
米国より規制の緩い中国に技術移転することで最新型原発建設の経験を積み、停滞していた米国の原発産業の再構築を狙う。米中の利害が一致した。
東京電力福島第1原発事故から2年5カ月。日本が基本方針を示せぬエネルギー政策について、同盟国たる米国から協調態勢の現状を報告する。
(米ジョージア州ウェインズボロ 吉村英輝)」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130812/amr13081222100000-n2.htm
「原発断固推進派」の産経ですから、「『脱原発』なんて言っていると世界から置いていかれるぞ。」と言いたいのでしょうね。しかし、その一方で産経は、「TPPで日米同盟を強化して中国に対抗しよう。」とも言っています。ご都合主義もいい加減にして欲しいです。
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