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「革命21」http://www.com21.jp/ 所属で大阪府門真(かどま)市議の戸田です。
ホントは昨年12月衆院選で「不正開票疑惑」が持ち上がった時に投稿したかった
のですが、だいぶ遅れてしまいました。スンマセン。
私は、現在の日本社会で「国政選挙で国規模での不正開票」は無いだろうと思っています。
しかし、「個別自治体規模で、大規模ではない不正開票」ならば、十分にあり得ると判断
しています。
その根拠は、私が2000年6月の衆院選で開票立会人になった時の「信じられないような
不正開票」(集計ミス?)の実例です。
以下に今年6/6本会議の戸田の一般質問でのやり取りや、2000年当時の記録を示します。
↓↓↓
【 戸田質問 】
http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=7815;id=#7815
<項目3:選挙の開票や当落発表に関する 選管の体質改善について>
Q1:2012年12月16日衆院選投票での 門真市選管HPの報道では、「未来の党」の村上さんの比例復
活当選を5日間も公表しなかった!
投票4日後の20日に、新米の政局長に問い質したら、
「どういう形で記載したらいいか分からない」
「国や府から正式な連絡がない」
などと、想像を絶する馬鹿げた答えをするだけで、周りのベテラン職員は何も言わず、知らん顔だった。
21日になって、政局長は、今度は
「当選者の正式な認証があって各市選管に通知が来たので、公表する」、
と答えた。
これは、世の中の政治経済・市民意識の全てが、投票翌日の新聞報道による「選挙結果」を「社会的
確定事実」と認定して動くのに、その「社会的確定事実」を市民に知らせず、市民の知る権利を侵害す
るものである。
1)以上の私の指摘に対する、現在の市の反省的見解を述べよ。
2)7月参院選では、新聞報道で明確になり次第、比例投票における当選者全員の公表と、門真市内で政
党名投票があった政党の獲得議席数を市選管HPで公表する事を約束されたい。
Q2:門真市の「行政事例集」は、私が2008年9月議会で「失敗事例集を作るべし」、と提起し、その後
も追及した事で創設されたものである。
私がそれを発案する大きな契機になったのは、2000年6月25日の衆院選挙開票作業で、開票立会
人をしていた私が
・「自民党の100票束5コ」とされたうちの1束は、実は「自由党の100票束1コ」だった!
・別の自民党の100票束の中に、民主党の票が12〜3票混じっていた
という、重大問題を発見し、「事件直後の7月議会で、一般質問通告に取り上げ、当局もこのミスに衝
撃を受け、謝罪と再発防止の答弁原稿を作った」、という経緯がありながら、2008年4月に、新たに選
管事務局長になった圓月氏に聞いてみたら、この重大不祥事が、全く継承されていない事が判明した、
という事だった。
なお、2000年衆院選開票では、「比例区で、ゆくえ不明票が136票」、という不祥事も起こっている。
◆しかるに、私が議員失職後の2009年度になって創設された「行政事例集」においては、この大不祥事
について、具体的数字を伴った記述が無く、そのため、後年の職員達には「少数の票間違い」であるか
のように錯覚されてしまい、事態の重大さが全く認識されないようになっていた事が、つい先日判明し
た。
■これつまり、事例集作成に当たって、提起者の私の意図に全く逆らうように、具体像をわざと記述せず、
私が事ある毎にこの具体を挙げていた事も無視して、毎年の職員研修では事件を矮小化して「継承」し
てきた、という事であり、断じて許し難い!
■しかも今回、私が当時の一般質問通告書などの現物資料や、HP記事等々の資料を提示してもなお、
「当時の正確な事実が分からない」だの、「当時の文書が無い」だの、「当時の選管職員がみな退職して
るので、話が聞けない」だのと、自分達の事実隠蔽・歪曲継承の責任を棚上げにして、訂正を拒む姿勢
をかなり示していた。
「当時の文書が無い」のは、お前らが歪曲記述を改めずに、文書保存期限が過ぎるままにしてきたせ
いだろ!
そこで、以下の事を要求する。
◆1)選管は、行政事例集において、肝心の具体事実を記載せず、重大不祥事を長年矮小化して継承して
きた悪質さについて、真摯に謝罪と反省の言葉を述べよ!
◆2)この開票問題に関して、直ちに具体事実を事例集に記載して修正する事を約束せよ!
◆3)今回発覚した、この「事例集への矮小化記述と矮小化された事実継承、その訂正への消極姿勢」を、
「失敗例」として新たに行政事例集に加える事を約束せよ!
Q3:今度の7月参院選開票の作業説明においては、作業者全員に、こうした改修を施した行政事例集当該
部分を配布して、認識共有を図るべきだが、どうか。
Q4:開票結果を見れば、投票率や有権者総数も知りたくなるものだが、市HPでの2012年衆院選挙開票
速報ではそれが分かりにくかった。
私が具体的な改善提起をしているが、ちゃんと改善するか?
Q5:「絶対に正確で、かつ後日の検証可能な開票事務の組み方」の工夫をどう考えているか?
総論的な見解と、6月市長選と、7月参院選での具体論を、それぞれ述べよ。
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【 政選管事務局長の答弁 】
比例区当選者を5日も経たないと公表しない市選管の体質改善についてであります。
比例代表選挙における当選の決定につきましては、公職選挙法に基づき、選挙分会、選挙会、中央選挙管
理会を経て法的に当選の効力が発生することになり、一定の時間が必要となってしまいます。
しかしながら、市民の皆様へのいち早い情報提供をおこなうという観点から、中央選挙管理会が、当選人
の告示をおこない法的に決定された正式なものではないという但し書きをつけた上で、報道機関による当落
決定を社会的事実として次回参議院議員選挙より市ホームページに掲載し、後日、中央選挙管理会が当選人
の告示を行い次第、市ホームページに掲載していく予定にしております。
また、ホームページの開票速報のページに有権者総数と全体の投票率を掲載するとともに、投票所ごとの
有権者数や投票率も見ていただけるよう改善し、有権者の選挙に対する意識を高め、投票率の向上等に繋げ
てまいりたいと考えております。
次に、13年前に100票束違いや10票超の混入等があった開票不祥事が認識共有されていない事につ
いてであります。
現在、選挙管理委員会事務局では、事務改善事例集を教訓として、常に意識を持って選挙事務に携わって
おり、その後につきましては、一切不具合は生じておりません。
今後におきましても、同様に継承してまいる所存であります。
また、これまで事務改善事例集の内容の申し送りがなかったのは事実であるため、今回内部調査等を実施
した結果により、事務改善事例集に具体数字を追加して修正していくとともに、今月実施いたします市長選
挙の開票事務処理要領に当該事例集を掲載し、従事者説明会において他部局職員にも広く周知徹底してまい
ります。
さらに、検証可能な開票事務のあり方を実践すべく、開票所の各係りごとの進捗状況を確認できるように
リーダーを配置する等し、正確で効率的な選挙事務が行なえるよう改善していくとともに、今後も引き続き
鋭意工夫してまいりたいと考えております。
また、行政事例集に新たに掲載することについては、今後協議してまいりたいと考えておりますので、
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げす。
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【 2000年6月議会(7/6)戸田の一般質問通告書 - 戸田ひさよし【 】
http://www.hige-toda.com/_mado05/2000/2000-6/ippan.htm
6;6/25衆院選挙開票作業での問題点とその改善方法について
戸田が比例区投票の開票立会人の一人として立ち会った事実に基づいて、以下に質問します。
1)比例区投票の開票の結果、136枚の投票用紙がゆくえ不明であることが判明し、「もちかえり投票」
として区分されたが、開票作業場の中で紛失もしくは抜き取りされたものではないと断言できますか。
またその根拠を示して下さい。
2)投票用紙の「もちかえり」自体が、悪意はなくても犯罪行為とされることや、票の買収行為との関係
を疑われる行為であることの周知が不十分であったために、投票所で本当に投票したかどうかのチェ
ックが甘かったのではないか。選管の見解と改善方法を問う。
3)「職員による3重のチェック」を経て開票立会人に持ってこられたにも関わらず、
「自民党の100票束5ヶの中になんと自由党の100票束1ヶが混じっていた」
ことに引き続き、
「自民党の100票束の中に明瞭に民主党と書かれたものが12〜3票混じっていた」
という重大なミスが2件もあったことを戸田が発見している。
事の重大性を認識していない一部職員の発言も含め、チェック体制と意識に問題があると言わざるを
得ない。選管の責任と改善方法を問う。
4)テレビ速報などを意識して開票結果をせかされることや、翌朝9時からの通常勤務を控えていること、
人によっては投票立ち会いも含めた長時間勤務などによる疲労なども原因しているのではないか。
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◆これを引き出した08年9月議会での質問答弁と解説を紹介します
戸田 - 09/1/22(木) 13:00 -
http://www.hige-toda.com/x/c-board/c-board.cgi?cmd=one;no=4856;id=%20?iframe=true
9月議会 戸田ひさよし議員の一般質問と答弁 2008年9月29日
http://www.hige-toda.com/_mado05/2008/09/shitugioutou.htm
↓↓↓
3:「行政実務の失敗例集」を作るべきことについて
2000年6月25日の衆院選挙開票作業で、自民党の100票束5コとされた中に、実は自由党の100票束1コが混じっていたり、自民党の100票束の中に、民主党の票が12〜3票混じっていたという、重大なミ
スがありました。
これは開票立会人をしていた私が発見したもので、私はこれを事件直後の議会で、一般質問通告に取り上
げ、当局もこのミスに衝撃を受け、謝罪と再発防止の答弁原稿を作りました。
事件当時の選管事務局長で、今年3月までその職を続けて退職した内藤氏は、これを「痛恨の極み」とし
て語っていたし、私も、当然「末代まで伝えられるミス」として反省材料にされているものと思っていまし
た。
ところが、今年4月から選管事務局長になった圓月氏は、この重大ミスを全く知らない事が判り、大変驚
きました。
実は事件後の2000年7月6日本会議一般質問の本番では、「シルバー人材ンターへの監査責任につい
て」問い質している途中で、当時の大本議長から「それは一般質問の範 囲外だ」と発言禁止命令を出され、
この問題を含めた残り5項目が質問できなくされ、 「幻の質問」に終わってしまう、というアクシデント
がありましたが、だからといって、 この重大ミス問題を職員が記憶していなくてもよい、という事にはな
りません。
他にも、税金を別の人に請求したとか、いろんな部署でいろんな失敗が発生しています。
そういった失敗例を、全庁・全部署に伝達継承する「失敗例集」を早急に作らないと、いつの間にやら
「そんな事は起こり得ないから考える必要がない」、となってしまいます。
衆院選挙の実務を間近に控えていることもあり、強く求める次第です。市の見解を答えて下さい。
< 答弁者:北口総合政策部長>
戸田議員ご質問のうち、行政実務の失敗例集をつくるべきことについて、私より、ご答弁申し上げます。
近年、失敗学という学問分野ができているように、失敗したことを教訓として、マニュアル化等を行うこ
とで、同じ間違いを繰り返さないように、また、教訓から、新たな事業や運営へと質的に変化していくなど、
いくつかの分野で先進的な事例がみられるようになっております。
市役所の仕事は、窓口業務やコンピュータシステムを活用した業務、直接労役を提供する業務など様々ご
ざいますが、いずれの業務も、最終的には、「人」が行うものであり、人為的なミスは、起こりうるもので
はありますが、極力避けなければなりません。
その上で、職員によるミスなどの事例を教訓化し、各々の事務マニュアルに生かすとともに、全庁的な教
訓として活用し、ミスの再発防止につながる事務改善を行うことは、有効な方法のひとつであると考えてお
ります。
また、根本的な事務改善は、組織・機構、人事も含めた総合的な対応が必要であり、関係部署との連携を
図るとともに、人や組織が替わっても対応できる継続性が必要であると認識しております。
今後、各部署から情報を集約し、教訓化していくことは、議員ご質問の失敗例集と同様の意味合いのもの
になろうかと考えており、今年度中のスタートを目指し検討してまいりますので、ご理解賜りますよう、
お願い申し上げます。
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解説:
衆院選挙開票作業で起こった重大ミスが所管部署でさえ忘れられていた、という事実の重みが、「失敗
学」にも触れた踏み込んだ答弁につながったと思う。
それでも当初の答弁案では、失敗例集作成の具体的目途を言わないものだったので、北 口部長と協議を
行ない、失敗例集作成段取りの具体的イメージも出し合って、「今年度中のスタートを目指し検討」する、
という文言を入れさせた。
「まずは簡単なもの、08年度発生事案からでいいから、今年中には作れるでしょ。」、
「そんなん無理でっせ!こちらで骨格案を作ってから、各部に説明して、事例を挙げる指示を出して提出さ
せ、それをまとめるのはそれなりの時間が必要」、
「それならせめて今年度中には初歩的なものでいいから作ってや。それさえも出来ないなんて事はないはず
や。」 ・・・・というようなやり取りで、答弁文言とその意味が確認された。
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