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2013/6/6 晴耕雨読
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『週刊金曜日』の取材だん。
お題は「改憲」。
憲法問題は憲法単体ではなく、それがそのつどのどういう歴史的文脈のなかでどう機能しているかを見て論じるべきでしょうとお話する。
例えば、現時点では最大の「護憲」勢力は国外ではホワイトハウス、国内では天皇陛下です。
改憲に対してアメリカ政府はreluctantですが、それは集団的自衛権の行使を日本に許すことにアメリカが得られる軍事的利益と、憲法9条の重石がなくなるせいで日中韓の間に生じるフリクションを緩和するための外交的負荷を考量すると後の方があきらかに大きいからです。
それにホワイトハウスではすでに自民党の改憲草案の英訳を読んで天を仰いでいるはずです。
「あのさ、この現行憲法と自民党改憲案を二つ並べて、『どちらが改正後ですか?』ってアメリカの中学生に訊いたら100人中100人が現行憲法を指さして『こっちです!』と笑顔で答えるよ。」
それは自民党も実は分かっている。
だから自民党草案を有権者に配付しません。
自信があったら「とにかくこれを読んで下さい!」と現行憲法と改正案を二つ並べたものを全国の街角で配付しているはずです。
でも、しない。
読まれたら有権者がびっくりして「やだよ、こんなの」となることがわかっている。
ですから改憲派は今でも改正案の中身については言及しません。
言うのは「占領憲法だ」という制定手続きについて、「硬性憲法はよくない」という断定と、「ドイツでは戦後数十回改正されている」という「外国では・・・」という無意味な比較だけです。
アメリカの強硬な態度を見た改憲派の一部からは「草案を全面的に書き換えて、アメリカから『これくらいなら、まあいいか』とOKが出るクオリティにしないと改憲なんか無理だよ」という声がもう出ていると思います。
でも、一度世に出しちゃったからもう引っ込みがつかない。
それに「アメリカから押しつけられた占領憲法が諸悪の根源だ」と言い募る人たちが「アメリカからOKが出ないと改憲はできない」という現実を前にしてしょげているという風景がまことにシュールです。
アメリカからOKが出たので改正しましたというのならそれは「占領憲法」でしょ・・・
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