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もう少し下積みが必要だった!?
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週刊文春 2013年6月13日号
心配された閣僚の失言やスキャンダルもなく、高支持率をキープする安倍内閣だが、首相周辺が「期待外れ」と嘆くのが、森雅子少子化担当相だ。森氏が中心となって導入しようとした「女性手帳」(仮称)が撤回に追い込まれたり、秘書官が人身事故を起こしたりと失点続きなのだ。
森氏は福島県出身の48歳。27歳で司法試験に合格し、弁護士として主に消費者問題に取り組んできた。2人の子どもを育てつつ、日弁連の留学制度で渡米しニューヨーク大学法科大学院で学び、金融庁の任期付職員募集に応募し課長補佐を務めた経験も。2006年の福島県知事選に出馬し落選したが、翌07年、参院議員に当選。1回生での閣僚抜擢など華々しいキャリアを歩んできた。
そんな森氏にとって、少子化相は願ってもないポストだった。就任以来、ことあるごとに「私も弁護士、役人、そして国会議員として働きながら子どもを出産し育ててきた」と語り、やる気をみなぎらせていた。
物議を醸した女性手帳は、森氏が主宰する「少子化危機突破タスクフォース」で提案されたもの。しかし、「個人の生き方への介入につながりかねない」「女性だけに配布するのはおかしい」などと反対論が噴出。森氏は「男性を含めた希望者にのみ配布」という案で軟着陸を図ったが、批判は止まず、タスクフォースの提言への盛り込みを泣く泣く見送った。
「森氏には『実績を残したい』という焦りがある」と指摘するのは自民党関係者だ。今夏の参院選で改選を迎える森氏の選挙区は福島県。6年前は2位当選だった。今回、定数是正で1人区となったが、閣僚として恥ずかしくない得票での当選が求められる。そのためか、自己アピールに余念がないようで「予算委員会で質問者から指名されてもいないのに、手を挙げて答弁に立とうとする」(同前)。
また、テレビカメラの前では笑顔で歯切れよく語る森氏だが、「客の前で秘書を厳しく叱責する」(永田町関係者)など別の顔を見せることも。
前出の首相周辺は森氏をこう突き放す。
「安倍政権は菅義偉官房長官が閣内をグリップし、大臣が好き勝手に発言せず、『総理指示』、『総理決断』のトップダウンのスタイルをとっている。『私が、私が』の目立ちたがり屋は必要ない」
スピード出世の森氏だが、やや功を焦りすぎたようだ。
文「週刊文春」編集部
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