http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/250.html
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「「で爺」さんへ:核兵器だ!ミサイルだ!という“国際政治ショー”の裏側で北朝鮮の「ウラン濃縮」が容認されるワケ」
http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/223.html
「「で爺」さんへ:02年10月の「ケリーとカンソクジュの会談」について」( http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/234.html )
の続きです。
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「で爺」さん、こんにちは。
北朝鮮のウラン濃縮活動が“国際核燃料製造クラブ”の下請け事業であるかどうかは、現在のところ私の推論でしかなく、真偽がわかるのは、日朝・米朝の国交が樹立されたあとになると思っています。
私がそのような推論に至った経緯を示しつつ判断結果を見てもらうことで、結論を受け容れるかどうかはともかく、そのような見方もあるんだということを知ってもらえれば十分だと思っています。
ですから、貴殿の解釈とは異なりそれを受け容れることもできませんが、貴殿がそのような解釈している経緯は理解しているつもりです。
「「で爺」さんへ:02年10月の「ケリーとカンソクジュの会談」について」( http://www.asyura2.com/13/senkyo144/msg/234.html )のコメント欄より:
「01. 2013年2月21日 07:32:53 : JTbJPDhJ12
KEIDO→KEDO 失礼。
これ、素直に見ていくと、アメリカの対北外交の失敗を叙述しているに過ぎないと思いますね。別の場所でも書いたが、アフガンのムジャヒディン支援したり、イランの核物理学者をMITに招いて革命後の核兵器開発の基礎を作ってあげたり、アメリカも、後知恵的に考えると、墓穴を掘るようなことを何度もやっておるのね。北の核封じ込めの失敗も、その一例に過ぎんでしょう。
ケリー、カンソクジュ会談は、通訳に齟齬があったとか、いろいろ後で出てきたが、「茶番」とまでは言えないんじゃないの?北朝鮮が濃縮施設の存在を、その後認めたことから考えても、当時から北が秘密裏に開発計画を進めていたことは、事実と考えていいだろうね。ブッシュ政権は、もともとKEDOの枠組みには反対していたから、ウラン濃縮問題を、対北政策をいったん白紙に戻す材料として利用した可能性はあるとおもうけどね。
で爺」
【引用】
「これ、素直に見ていくと、アメリカの対北外交の失敗を叙述しているに過ぎないと思いますね。」
【コメント】
若くして死んでしまったハリウッドのコメディアンが主演していた映画で、動物が春の到来を告げるかどうかを確認するイベントが開催されており、主役がそのイベントを見に行く経過が繰り返されるというものがありました。
めざし時計が鳴り、起きて、イベント会場に行き、イベントの様子を眺め、ホテルに帰る。この流れが、今度はもうさすがに次の展開に移るだろうと思って見ていても、また再び繰り返されるというけっこうシュールなコメディです。
この10年の北朝鮮をめぐる動きを顧みれば、「北朝鮮絡みで何か騒動が起きる→“国際社会”が北朝鮮を非難し制裁を行う→そのうちいつか話し合いが行われ制裁が解除される→北朝鮮絡みで何か騒動が起きる」というパターンが繰り返されていることがわかります。
とりわけ、“ミサイル”発射や核実験をめぐる北朝鮮絡みの騒動を見聞きして、既視感に囚われる人は少なくないと思っています。
“ミサイル”発射は、さらに、いつも発射情報が奇妙に歪められて日本に伝達されるというおまけのデジャブ要素まであります。
繰り返される経済制裁の結果、北朝鮮が疲弊し、困窮して何もできない状況に追い込まれたのならわかりますが、中国を中心に貿易量も増大し、ロケットもモダンなものに改良され、平壌の街を見る限り、人々の生活ぶりも以前より“豊か”になっています。
私も、米国は今後も「対北外交の失敗」を続けると思っていますが、それは、米朝友好関係に気づかれないまま、そのように解釈してもらうほうが戦略的に好ましいと米国支配層が思っているからだとも思っています。
【引用】
「アフガンのムジャヒディン支援したり、イランの核物理学者をMITに招いて革命後の核兵器開発の基礎を作ってあげたり、アメリカも、後知恵的に考えると、墓穴を掘るようなことを何度もやっておるのね。北の核封じ込めの失敗も、その一例に過ぎんでしょう。」
【コメント】
一般メディアもそのような解釈を示していますし、私も、そのような解釈はスムーズにできると考えています。
その一方で、米国支配層は、ムジャヒディン支援を通じて、現在につながる様々な策動を行うため、イスラム武装勢力に大きなアセットを埋め込むことができたと解釈することもできます。
イランについても、ホメイニ派がフランスに庇護されていたことでわかるように、19世紀のマルクスと同じように、根底的な敵対関係ではないと考えています。
北朝鮮が東アジアに軍事的緊張を“温存”させる存在だとしたら、イランは、中東に軍事的緊張を“温存”させる存在です。
(シーア派ペルシア人を主体とするイランは、対イスラエルだけではなく、対アラブ・対トルコ・対スンニ派という様々な関係性について緊張を存続させることができる貴重な存在です)
ただ、イラン情報はそれほどウォッチしていないので、米朝関係のような“友好性”まであるのか、ただ利用するために敵対関係をことさら煽っているのかといった判断はついていません。
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