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いよいよ球界にも波及か(C)日刊ゲンダイ
清原容疑者の覚醒剤ルートで浮上「大物球界OB」の衝撃
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geinox/174996
2016年2月10日 日刊ゲンダイ
逮捕されてから9日目。クスリが抜け始めた清原和博容疑者(48)は覚醒剤の禁断症状が出始めているという。入手経路については依然口を閉ざしているらしいが、捜査関係者は入手ルートを徹底解明する方針だ。現在、目を向けているのは“北関東ルート”だ。
■群馬のラブホテルが取引現場
清原容疑者は覚醒剤を入手するために週1ペースで車を飛ばし、都心から約100キロも離れた群馬県で覚醒剤を買っていたらしい。逮捕前日にも県内の密売人グループと接触していたという。取引場所は栃木県のこともあり、北関東を転々としていたようだ。長年通っている六本木界隈の飲食店をクスリの調達場としていると報じられたが、シャブの量が増え、人目を恐れたのか、取引場所を北関東に移したとみられている。関東に拠点を置く現役の暴力団幹部がこう語る。
「クスリを扱っている組は群馬と栃木に複数ある。暴力団の構成員が直接取引することは少なく、密売人に横流しし、アガリの一部を頂くのが一般的な手法だ。北関東は都内の繁華街みたいに街中に防犯カメラが設置されていないので、取引がしやすいんだよ。取引場所は、場末のスナック、コインパーキング、ワンボックスの車内など、目立たない場所を選んで、その都度変えるのが常識だ」
フジテレビによると、清原容疑者は昨年9月以降、少なくとも群馬県に6回向かい、そのうち1回は、フロントを通らなくても入室できるラブホテルでクスリを買ったという。この時の密売人は「年齢30〜40代、中肉中背の男」だったそうだが、清原容疑者のクスリの入手先として、ほかにも「女売人」の具体的な名前も流れている。
「女売人の名前は聞いたことがあるけど、詳しい素性は分からない。ただ、北関東には暴力団からクスリを小分けにしてもらい、小遣い稼ぎで密売に協力しているスナックのホステスやママが何人もいる。有名人に限らず外国人労働者などにもクスリの需要があるからね。大体、0.5グラムのパッケージで末端価格は1万5000円。横流しした暴力団とアガリを折半したとしてもいいバイトだろ? しかも、前科なしの女売人だったら、警察に職務質問されても、婦警が同伴していない限り身体検査を拒めるメリットもある。清原(容疑者)が重度のシャブ中だったとしたら、“保険”の意味で男女問わず何人ものルートを抱えていた可能性があるわな」(前出の暴力団幹部)
■球界大物も同ルートで入手か
清原容疑者の入手ルートが解明されれば、有名人が芋づる式にあぶり出されるとみられている。警視庁は“宝の山”といわれる押収した携帯電話4台の解析も進めている。
「今、マスコミが注目しているのは、誰もが知っている有名な球界OBです。当然、清原容疑者とも接点があり、清原容疑者と同じルートからクスリを入手していたという情報も流れています。スポーツ紙や週刊誌の間では『週刊文春』が清原容疑者の疑惑を報じた時から、彼の名前が挙がっていた。ここに飛び火したら球界は騒然です」(民放関係者)
警察が密売組織の全貌を把握して摘発に乗り出せば、去年、72人が覚醒剤取締法違反で一気に捕まった「新宿の薬局」事件を上回る大騒動になるのは間違いない。
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