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名張毒ぶどう酒事件 奥西死刑囚が亡くなる:戦争にさえ駆り出す国家機関にとって個々の生身の人間がどうなるかは卑小な問題
http://www.asyura2.com/13/nihon31/msg/614.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 10 月 04 日 16:27:22: Mo7ApAlflbQ6s
 


名張毒ぶどう酒事件 奥西死刑囚が亡くなる[NHK]
10月4日 14時21分

54年前に起きた「名張毒ぶどう酒事件」で、死刑が確定したあと、再審、裁判のやり直しがいったんは認められ、その後取り消されるという異例の経過をたどった、奥西勝死刑囚(89)が、4日、収容先の医療刑務所で死亡しました。

昭和36年、三重県名張市の地区の懇親会で、ぶどう酒に農薬が入れられて女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」では、この地区に住んでいた奥西勝死刑囚が、1審で無罪となったあと、死刑が確定し、再審、裁判のやり直しを求めました。
平成17年、名古屋高等裁判所は「犯人と認めることはできない」として、再審を認めましたが、高裁の別の裁判長が取り消し、さらに最高裁判所が審理のやり直しを命じるという、異例の経過をたどり、裁判所の判断は揺れ動きました。

この間に本人は体調を崩し、3年前に名古屋拘置所から東京の八王子医療刑務所へ移送され、人工呼吸器をつけて治療を受けていました。

関係者によりますと、奥西死刑囚は次第に体調が悪化し、4日昼すぎに死亡したということです。

「名張毒ぶどう酒事件」は、おととし、再審を認めない判断が確定し、奥西死刑囚の弁護団がことし5月、9度目となる再審を求める申し立てを行っていました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151004/k10010258281000.html

 

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コメント
 
1. 2015年10月04日 17:34:38 : b5JdkWvGxs
誰が真犯人かみんな知ってたから、裁判官は奥西勝が死ぬのを待っていて再審に応じなかったんだよね


名張ぶどう酒毒殺事件の真犯人は?
http://www.asyura2.com/12/lunchbreak52/msg/254.html


2. 戦争とはこういう物 2015年10月05日 22:38:50 : N0qgFY7SzZrIQ : 0lfblgLuXc
疑わしきは被告人の利益に、という原則が適用されれば再審無罪が確実なこの事件。死刑執行に等しい「冤罪獄死」が発生した以上、死刑制度をこのまま続けてよい理由は無い。
 素人に裁判員を義務化して「市民が死刑判決を支持している」と言い続ける法相。こうした「冤罪疑惑」をどう考えるのか。

3. 2015年10月05日 23:55:27 : NAUpONdcJk
ものすご〜く、どうでも良い事だが
何で「ワイン事件」と呼ばんの?

4. 2015年10月06日 00:01:44 : kXe4SWCDeQ
推測ですが半世紀前はワインより葡萄酒のほうが一般的だったからではないでしょうか

5. 無段活用 2015年10月09日 11:03:58 : 2iUYbJALJ4TtU : UIu0et62Yo
(アムネスティ日本)
http://www.amnesty.or.jp/news/2015/1006_5613.html


日本:死刑囚として46年 奥西さんが死亡

2015年10月 6日

[国際事務局発表ニュース]
国・地域:日本
トピック:死刑廃止

強制された自白に基づく死刑判決を受けてから46年間を拘置所で過ごした奥西勝さん(89才)が10月4日、八王子の医療刑務所で亡くなった。この悲劇は、同じような状況にあるすべての死刑確定者の再審を早急に検討する必要性をあらためて示している。

奥西さんは一貫して無罪を主張し、再審請求をしていた。過去8回の請求は、却下された。2012年に健康状態が悪化し、それまで収監されていた名古屋刑務所から、八王子医療刑務所に移された。 

そもそも奥西さんは死刑判決を受けるべきではなかった。日本の司法制度の欠陥である。 度重なる再審請求を否定され、46年以上も過酷な拘置所生活を強いられてきたのは、言語道断である。

再審は、奥西さんにはもはや手遅れだが、強制された自白で死刑が確定した人たちは、他にもいる。当局は早急にこうした事件を再審理し、取り返しがつかなくなる前に正義を果たすべきである。

奥西さんは、女性5人を殺害したとして死刑判決を受けた。外部からの連絡も遮断され、5日間以上も昼夜の取り調べを受けた末、自白を強要された。

一審で自白を撤回し、証拠不十分で無罪となった。しかし、高裁では一転、有罪となり死刑を宣告された。

この46年間、毎日を、いつ死刑を執行されるかわからないという恐怖のなかで過ごしてきた。そのほとんどの時間は、死刑を宣告された多くの者と同様、独房で監禁されていた。日本では、死刑は秘密裏のうちに執行される。死刑確定者が執行を知らされるのは、そのわずか数時間前である。


袴田巌さん

再審を必要とする死刑確定者の1人、袴田巌さん(79才)も、46年間、独房生活を強いられた。昨年4月、静岡高裁が再審決定を下し、即時釈放を命じた。しかし、検察が即時抗告を申し立て、裁判所がその申し立てを現在、審理中である。

検察は、手遅れになる前に、再審を認めるべきである。先延ばしは、袴田さんと家族が長年被ってきた精神的苦痛をさらに長引かせるだけである。

袴田さんは、上司とその家族を殺害したとして、死刑判決を受けた。20日間におよぶ取り調べでの自白の証拠にもとづいたが、裁判では、暴力と脅迫で強要されたとして、自白を撤回した。

殺害時の着衣から採取したDNAと本人のDNAが一致しないことが最新の検査で明らかになった。1966年に有罪判決を出した最高裁判事の1人も、袴田さんは無罪だという考えを公にした。

袴田さんは、長期の独居房生活で精神疾患を患っている。


過酷な取り調べによる自白

日本の裁判は、過酷な取り調べで得られた自白による証拠に大きく依存してきた。取り調べ時間に明確な制限はなく、調書にはすべての供述が反映されず、弁護士の立ち会いも認められていない。

2012年12月に安倍政権誕生後、12人が死刑を執行された。死刑確定者の人数は、過去半世紀で最多の128人(袴田さん除く)にのぼる。アムネスティは、日本政府に対して、死刑廃止と国際基準にのっとった法改正に向けて、まず執行の停止措置を取ることを求めてきた。

アムネスティ・インターナショナルは、犯罪の性質や状況、有罪・無罪、個人の特質、執行手段などにかかわりなく、すべての死刑に例外なく反対する。死刑は、生きる権利の侵害であり、最も残虐で非人道的かつ人間の尊厳を傷つける刑罰である。

アムネスティ国際ニュース
2015年10月4日


6. 2015年12月03日 03:59:18 : wPAs8CRB32 : &3ZSfBIJBL4
>>3
すごい亀レスだけど、「赤玉ポートワイン事件」なんですよ

サントリー(寿屋)の圧力で揉み消したのか、
当時は赤玉ポートワインが葡萄酒扱いだったのか


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