http://www.asyura2.com/13/nature5/msg/157.html
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(回答先: ”高次元時空の存在”を前提にしたブレーンの衝突によるビッグバン宇宙論/伊藤英男 投稿者 短足鰐 日時 2013 年 10 月 08 日 20:21:55)
中学の理科で「島宇宙」という概念を習った。これは銀河系ひとつ一つを宇宙に浮かんだ島のような宇宙という意味だった。われわれの太陽系のある天の川として観察される銀河も島宇宙のひとつだ。この島宇宙同士はもちをん因果関係があるので、原理的に島宇宙から島宇宙へ行き交うこともできる。またアンドロメダ星雲のような島宇宙で起こった出来事の情報も伝わってくる。これらの島宇宙は衝突することもあり得る。(「島宇宙」はいまや死語?)
最新の複数宇宙論は、大きく様変わりした。相互に因果関係がないので、他の宇宙の情報は一切もたらせられない。もし宇宙が風船のように隣り合っていて、隣の宇宙の状態を知ることができたとしたら、光や宇宙線による情報が伝わってくるのだから、原理的に行き交うこともできることになる。これは隣の宇宙とは言えず一つの宇宙と見るべきだろう。
何をもって別の宇宙とするのか、境界線を境に物理定数の組み合わせが、全く違ってくることなのか。ならばこの境界線を通過した宇宙飛行士はたちどことに分解して気化してしまうことが考えられる。あるいは境界には目に見えないバリアがあって、宇宙飛行士はガラスに当たってブンブンするハエのようにもがくだけなのか。
もし隣が5次元時空の宇宙だったらどうだろうか。5次元宇宙から発した光や宇宙線(もしそれがあれば)は、われわれの4次元宇宙にやってこれるのだろうか。
5次元時空では万有引力が距離の3乗に反比例するので、非常に不安定な宇宙になると大栗博司が書いている。不安定というのはたとえば惑星の軌道が不安定で定まらないということだろう。われわれの宇宙がもし5次元であれば、地球はとうに太陽から離脱、月も地球から離脱して宇宙をはてもなくさまよっているかもしれない。
このように考えると、因果関係のある別の宇宙というのはあり得ないということは直観的に感得せざるを得ない。
銀河系とアンドロメダ銀河の衝突合体wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3%E7%B3%BB%E3%81%A8%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%A1%E3%83%80%E9%8A%80%E6%B2%B3%E3%81%AE%E8%A1%9D%E7%AA%81%E5%90%88%E4%BD%93
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