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埼玉県のある高校において、複数の高校生が、校内の車を無断で勝手に乗り回して事故を起こした事件についてのべる。この車は、学校のグラウンド整備のために普段は使用されており、日常的に校内に置かれていた。車の鍵はすぐに見つかる場所に放置されており、車内にあった。問題は、事故により、死傷者がでたことである。運転していたのはやはり同じ学校の生徒であり、犠牲となったのも同じ学校の生徒である。このとき、どういう運転をしていたのかというと、静かにゆっくりとしたスピードでグラウンド内を走行していたのではなく、危険な運転をしている。しかも、同乗者は、座席に乗ってシートベルトをしていたのではなく、箱乗りをしていた。これは、車の窓から身を乗り出すというよりも、車の窓の部分に座って走行するというもので、よく暴走族がやるやつだ。だから、事故というよりも、故意にやっている危険運転であり、許されない行為だ。高校は義務教育ではないので、当然ながら退学処分となるが、死傷者が出ているのでそれだけではすまない。また学校側の管理責任問題もあるし、学校の管理能力がない。それに、今回だけではなく、以前にも、何度も同じ事を繰り返しているから、問題は大きい。非常に疑問に思うのは、誰も目撃したり、注意する人はいなかったのかということだ。そういう事を繰り返していたのは、昼間ではなく、周囲が暗くなってからということなので、目撃者はいなかったのかもしれない。あるいは、周辺住民や学校関係者は目撃したものの、関わり合いになるのを避けて、無視していたのかもしれない。この年齢だと、バイクや車に興味をもち、自由に乗り回したいという年頃で、仕方がないのかもしれないが、注意はするべきだった。三重県名張市のある小学校において、生徒児童が、催涙スプレーを校内のあちこちに散布し、被害が出るという事件が起きた。これは、たまたま家族が護身用としてバッグに入れていたものを勝手に持ち出し、学校で噴射させたというものである。学生児童は、直接的に、他の生徒に向けて、催涙スプレーを噴射させたのではないが、校内にある遊戯設備やいろんな場所で噴射し、それにより他の生徒が影響したというものである。特に目やのどに刺激を与え、目や喉が痛くなる。しかし、催涙スプレーは、人体に深刻なダメージを与えないようにされているので、しばらくすれば回復する。それでも護身用なので、痴漢や暴漢を撃退する効果がなければならない。もちろんいたずら目的で使用してはいけない。今は、闇バイトによる強盗事件が多発しており、いろんな防犯グッズを購入し、携帯する人が増えている。この催涙スプレーの事故もよく発生しており、ぶつかったり、何かの衝撃で噴射したり、あるいはついうっかりボタンを押してしまい、カバンの中で噴射したりする。すると周囲の人間に影響が出る。今後は、こういう事も頻繁に発生するだろう。しかし、今回の場合には、故意に散布しており、問題となる。ただし小学生ということで、責任は問えない。あくまで口頭注意ぐらいだろう。実は、防犯グッズは、逆に悪用され、事件に使われることもある。こういうものを携帯することは、よく考えなければならない。しかし、今のように治安が悪い状況では、どうすればいいのだろうか？仏教においては、他人を裁くことは未熟であるとされている。キリスト教においても、他者を裁くなといわれている。裁くことは簡単だが、それだけでは進歩がない。怒りだけでは、何もうまくいかない。物事が解決し、良い方向に進むのは、常に穏やかな心の状態のときである。仕事も心が乱れているとミスがおきやすい。失敗だけでなく、事故も起きやすい。北海道で起きた集団リンチ殺人事件もかなり衝撃的なものだ。別れ話をきっかけに若い男を全裸にし、集団で暴行をくわえ、殺害した。殺害する前にカード類を奪い、暗証番号を聞き出していた。それで奪ったカードで金を引き出し、すぐにその金でいろんなものを購入していた。集団リンチに参加していたのは、主犯格の友人関係者であり、これは現在多発している闇バイトではない。だが、似たような強盗殺人事件だ。最近はこういう事件が増えてきている。
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