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(回答先: 『Asylum』 Watchtower 投稿者 チベットよわー 日時 2013 年 2 月 01 日 17:32:40)
ボンジョビのNew Jerseyだったと思うが、日本版のライナーノーツに
誰が書いたのかは覚えていないがこんなのがあった。
エルヴィス→ビートルズ→レッド・ゼッペリン→X
この次にあたるのがボンジョビなのだ!という大胆な説だった。つまり時代をかえたロックの天下ビトは
アメリカにはじまりイギリスを経てまたアメリカに奉還されたということである。
ま、作詞家湯川れい子が流行グループNew Kids On The Blockを紹介する際に
「ビートルズの再来」といったボケにくらべれば随分マシかもしれない。
実際にはビートルズの延長がゼッペリンであったという事実もないし、あの自覚的なリバイバリストの
ELOでさえやはりビートルズとは全く別個性なプロジェクトであった。
それはわかってはいるのだが、私は常々、ゼッペリンの活動の続きをどこかで夢想してしまうのだ。
あの時代、ヘビメタやネオクラへの回答を軸にさらなる可能性を追求できたのではないか、などと。
ビートルズのようにメンバーが15年以上ユニットを組んでモーイーヨ期にはいっていたわけでなし、
ピンクフロイドのように現役ロッカーの迫力を失った文化財フィギィアに突入していたわけでもない。
ペイジの構想にあった80年代の出だしをきるハードロックとはどんなものだったのか?
そんな想像力を満たしてくれるのは、イギリスのバンドでなく、このテキサスのド田舎アメ公のグループだった。
Watch Towerの快作メルトダウンはどうだ。
ペイジ主義の追求がここに極まっている。私はペイジや他のゼッペリンのメンバーがWatch Towerを
どう評価していたかは知らない。しかし、ゼッペリンの音楽の原点ともいえる主旋律とギターリフの掛け合いが
見事にゼップのテクを超えたところで完成されているのはちょっとした事件である。
はいて捨てるほどあった、売れ線のヘビメタバンドや紋切り型のシュレッドギターを披露するだけの品格のない
ネオクラ・ユーロメタルなんかが吹っ飛んでしまうほどのホンモノのロックだと思うのは私だけだろうか。
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