http://www.asyura2.com/13/hihyo14/msg/881.html
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テレビ番組の録画が禁止される日
http://blog.goo.ne.jp/krmmk3/e/745b8c31e5be11931a33535e61c2981f
2016-01-10 00:34:44 | 次世代ビデオへの懸念 録画人間の末路
ちょっと見逃していたのですが、コメントをいただきましたので書かせていただきます。
コピー禁止が認められる可能性
4K/8K無料放送は「録画禁止」に? NexTV-F発表の規定が大きな波紋
http://www.phileweb.com/review/column/201601/09/461.html
正直この展開を予想はしていました。もちろん最悪のケースとして、ですが、こうして実現が目の前にせまっていることを見せられると、もはやテレビ業界は先のことなど何も考えていないのではないか、とさえ思われます。
定義されても使われなければ問題ない、なんて甘い話はこの業界に存在しません。存在中でもっとも利用者にとって不便でもっともやってほしくない規制だけが使われるのがこの録画業界です。かつてデジタル放送のおり、録画に規制を入れることを可能にすることを業界が勝手に決め、「こぴぃわんす」などと発音される造語と移動が一回しかできないというデジタルの利便をすべて否定する方式の採用を総務省に求めた時、認可した役人は「ごく一部の番組がこの規制対象になるだけだろう」と判断したので許可したと言われています。が、実際には一部の番組どころかCM、テストパターンに至るまでまんべんなく規制対象という信じがたい状態となりました。そのあと、全く役に立たない名目上だけの緩和であるダビ10になりましたが、規制のためにボロボロになったレコーダー市場は取り返しのつかないところまで落ち込み、最近は売れないことがニュースにならないくらいです。もっとも、レコーダーメーカーはみなテレビメーカーであり、デジタル放送移行の際に海外メーカーをほぼ追い出して入れ替え市場を独占できるという美味しいB-CASの餌にまんまとのり、少なくともその時は美味しい汁を吸ったのですから同罪であり、決して被害者ではありません。
それでも全く反省しないどころか全て対岸の火事、録画規制はすでに定着していると判断するのがあの業界の恐ろしいところであります。しばらく前に何度か総務省サイトにUHDTV、つまり4K8K放送に関する会議の資料が乗ったとき、録画に関しての記載が全くなかったことに違和感を覚えたと同時に「最悪一時保存すら不可能にしてくるだろうな」とも考えていました。どうやら最悪の想定は事実となりそうです。一度認可されれば当然すべての番組が録画不可になるでしょう。そういえば私的録画補償金管理協会、略称SARVHがほとんど誰にも知られず解散していたことは昨年記事にしましたが、今思えばあれはこの伏線だったんですね、保証金が得られないのなら録画そのものを次世代放送からは禁止にしてしまえ、と。儲からない分野になるのなら何もさせない、これがSARVH構成員たちの脅しであり、とった手段だったのです。
テレビ局が反対しないのは、やはり前世紀の遺物的価値感である「視聴率」に結びつくから。録画視聴率が言われて久しいですが、少なくともこれが視聴率に代わる存在になった、とは聞きません。たぶんいまだに視聴率でしか現場は語られないのでしょう。第二に、録画させなければ有料配信サービスが普及し、簡単に二次使用利益が得られるという考えも当然あると思います。「テレビ=地上波」の概念を守るため、手段を択ばずに実行してきたテレビ業界ですが、同時に地上波の常識である無料という概念も人々は当然と思ってしまい、数々のテレビ局主導の有料放送がつぶれているのはご存知の通り。録画させなければこれが普及するチャンスと考えているかも知れません。
今年から4K8Kテレビ普及のため、手段を問わない政治的配慮がなされるだろうというのがわたしの予想ですが、そうでもしないと4K8K放送は普及しそうにありません。少なくともマニアからはそっぽを向かれますからね。しょせん4K8K放送は国内普及はあくまで前段階、本来の目的は世界に売り込むことです。世界的には放送を録画することはあまり重視されておらず、CATVや配信と言った二次使用で利益を出すのが主流と聞いたことがあります。海外で重視されていないのなら、日本人のことなど考えなくてもいいのでしょうね。
おそらくこのままか、せいぜいHDDへの一時保存のみで、視聴回数や期間の制限あり、と言った扱いになる可能性が高いと見ています。もちろん海外に売るときは回数期間の制限なしになるでしょうが。テレビ放送の録画を、業界の大好きな著作権法によって禁止させられる日は近いと言っても言い過ぎではなくなってきました。ちょっと前までは正直「またなんとかなるだろう」と甘く見ており、4KHDR対応のディスプレイを買うチャンスをうかがっていたわたしですが、むしろそうした者に手を出さないのが精いっぱいの抵抗になるような気がしてなりません。
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