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買い叩かれそうなパナソニック工場/(C)日刊ゲンダイ
パナ3工場を買収 イスラエル企業「タワージャズ」の正体
http://gendai.net/articles/view/news/146287
2013年11月28日 日刊ゲンダイ
パナソニックが国内の半導体主力3工場をイスラエルに本社がある「タワージャズ社」に売却することになった。売却されるのは、富山県の魚津工場と砺波工場、新潟県の新井工場。正確には、3工場を操業している100%子会社の「パナソニック・デバイスエンジニアリング」を売却した形だ。約2500人の従業員は、新会社に転籍させて雇用は維持するとしている。
パナソニックの半導体事業は、13年3月期は205億円の赤字。これは年間885億円のテレビ・パネル部門に次ぐ赤字額で、いうなれば会社の厄介者をお払い箱にした格好だ。
それにしても、赤字会社を買ったタワージャズとは、一体どんな会社なのか? 従業員2500人はどうなるのか。
「タワージャズ社は93年に設立された半導体関連のベンチャー企業で、米ナスダック市場などに上場し、防衛部門にも食い込んでいます。03年の売上高は6136万ドルでしたが、世界各地の半導体工場を次々に買収して昨年は10倍の6億4000万ドル(約650億円)に急成長した。社長のイツァーク・エドレイ氏も、イスラエルの大学を出た人物です」(シンクタンク研究員)
赤字会社だけに今回の3工場の価値は100億円前後とみられ、相当安く買い叩かれそうだ。
タワージャズ社は、2年前にも兵庫県西脇市にある半導体工場のマイクロンジャパン(神戸製鋼が出資)を1億4000万ドル(当時約112億円)の格安で買収した実績もある。同規模の工場を一からつくろうとすれば4億ドルはかかるとされるから、かなりのお買い得商品だった。気になるのは従業員のその後だ。約1300人の雇用は継続するとしていたが、買収した途端にあっさりほごにしている。
「現在の従業員は約1000人。3割近くが会社を辞めた。信賞必罰が経営方針で、給与カットや臨時ボーナスの支給も廃止されました。工場内の雰囲気も変わり、今も退職する人は後を絶ちません」(同社の元従業員)
今回の3工場の従業員2500人も、イスラエルから助け舟が来たとは単純に喜べそうにない。
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