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iPhone5(アップル提供)
http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20130907/ecn1309070932000-n1.htm
2013.09.07
ドコモにとって「アイフォーン」の発売はもろ刃の剣だ。ソフトバンクやKDDIに顧客が流出する最大の原因を消すことで、シェア挽回への環境をつくることができる。
しかし、米アップルがスマホ向けのアプリ(実行ソフト)やコンテンツ(情報の内容)サービスの収益を握るアイフォーンの販売増は、ドコモが携帯向けに開発してきた独自サービスを使わない顧客を増殖させることを意味する。
ドコモは「このままでは通信事業者は土管化する」(山田隆持前社長)という危機感で幅広い分野のコンテンツを集め、新規事業を開拓してきた。だが、これらの資産を生かせない市場づくりに自ら手を貸すことになる。
今回のドコモの決断について「アイフォーンはドコモにとって、毒にも薬にもなる」(市場調査会社)との見方があるのはこのためだ。
もちろんドコモは、アイフォーンが“毒リンゴ”にならないための布石を打ってきた。独自サービスを使える主力機種をアイフォーンと双璧に育成するための「ツートップ」戦略。一方で、他社の顧客向けにも独自サービスを開放し、収益基盤を拡大する取り組みだ。ただ、これらの準備はまだ緒に就いたばかりだ。
調査会社などの推計によるとアイフォーンの平成24年度の国内販売台数は1060万台。ソフトバンクが50%強、KDDIが50%弱でほぼ拮抗(きっこう)する。ドコモはそこに参入して500万台前後の販売を目指す方針だ。
夏商戦の「ツートップ」で最も売れたソニーの「エクスペリアA(エース)」は約3カ月で130万台。単純計算すればアイフォーンの販売目標とほぼ同じだ。
ただ、足元では販売の勢いが落ちている。目標通りにアイフォーンの販売を伸ばせば、独自サービスを担うスマホの存在感は薄れてしまう。
ドコモのアイフォーン販売戦略は今月中旬にも発表される。ドコモと蜜月関係にあった韓国サムスン電子はアイフォーン発売の情報に憤慨したと伝えられており、10月中旬にも発表されるドコモの冬商戦の新型スマホの品ぞろえに影響が出る可能性もある。
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