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2013年09月01日 NEVADAブログ
シリアの問題は日本からすれば、遠い国の話ですが、内戦が起こり、一般人が殺戮されているのは事実であり、これを我々外の者がどう関わっていくかという問題になりますが、今や国際戦略(思惑)が絡んできており、犠牲者は我々日本人も含め世界中に広がるかも知れません。
当社が保有しておりますドバイの賃貸マンションにシリア人の若者が住んでおり、両親をシリアから救出したいとして大家である当社に協力要請があり、ビザ発給のために協力し、無事にシリアから両親を脱出させることが出来ましたが、今や脱出することさえも不可能になっており、シリア国内は悲惨な状況になっていると報じられています。
我々が二人でも救えたことは、日本人として誇りに思いますが、昔には杉原千畝という素晴らしい外交官もいたのも事実であり、我々日本人は昔から世界中の困った人を救う民族だったとも言えます。
ところで、アメリカがシリアを攻撃すればまた犠牲者が増えますし、かりに今のアサド政権を倒した場合、シリア政府が保有していると言われますサリン、VXガスが今度はテロリストに渡るリスクも出てきます。
そして北朝鮮から購入したミサイルでイスラエルやクウェート、サウジアラビア、UAE等を攻撃することも考えられ、そうなれば中東は大混乱に陥り、日本にも石油が入らない事態になりかねません。
アメリカは自前で石油、天然ガスがありますから問題はありませんが、日本はほぼ全てを輸入しており、危機を脱出するためとして原発を再稼働させる口実になりかねないのです。
また、中東危機はヨーロッパを崩壊に導くことにもなりかねません。
原発推進派であるフランスも攻撃に賛成しているとすれば、世界中の原発を稼働させるためにシリアを攻撃し、石油危機を作り出すためとも考えられるのです。
原発稼働のためにシリアが利用されることもあり得ますが、その代償は日本にとりとてつもなく大きなものになるかも知れません。
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