http://www.asyura2.com/13/hasan81/msg/356.html
Tweet |
(回答先: 急落した日経平均と安値引け (NEVADAブログ) 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 7 月 26 日 19:31:00)
「株取引には不思議な空間がある,そのベニスの商人的犯罪は一切追及されない」
金融商品の売買行為は,神様も信じないウソを、ぬけぬけと言い張ることを許す不思議な空間がある。この空間は、プライバシー保護に守られ、そのベニスの商人的犯罪は一切追及されない。この空間の秘密の全幕が公開されれば、内閣の土台は保てない。
アベノミクス株式市場は、世界の投機資金を再び集中させることに成功したとみてよい。しかし80年代の株式バブルの崩壊から、米国市場の株価は四倍、日本を含む外国の株価が倍という値上がり格差は、この信頼性の有無にある。だが市場の信頼感などが永遠につづいたためしはない。アベノミクス株式バブルは、信頼感を崩壊させる事件を連続させる。そのため、世界で膨張する巨大なドルのマグマは、地震や火山の爆発のように、出口を求めて徘徊する。
アベノミクス株価は、バブルの底から、米国は4倍に上昇し、日本は倍となり、四分の一になっていた平均株価は二分の一戻した。そのためにアベノミクス株価が破裂しても、その影響は限定され、景気は軟着陸できるに違いない。そう、政治家やマスコミ,エコノミストたちがそう考えるのも無理はない。そして金利ゼロを我慢してきた日本人を投機に巻き込むのも無理はない。
だが貧乏人には我慢、金持ちには借金棒引きでは、バブルの発生は避けらないし、回復する時間を長期化する。金持ちの借金棒引きとは、破産は再生機構に移し借金を棒引きし、政府保証で担保なし融資、企業と金持ちの減税などである。貧乏人の我慢とは、自己破産のハードルを高くし、生活保護を減額し、増税することである。金持ちのために貧乏人から搾り取ることである。
今巷で盛んに行われている談合か、陰謀か、大口インサイダー取引かは、全く分からないが,見かけだけの因果関係で、証券や銀行は相場を予測しているので、彼らエコノミストが上がると言えば下がるし、下がると言えば上がるのは当然だ。株取引は、基本的には、不思議なポーカーゲームと似ているものだ。また大相場師のように、強気(ブル)の信念を貫き通す人間が、常に3%は存在している。
市場の取引額の25%を占めれば、その相場を左右することができる。相場師はカラ売りカラ買いを繰り返して損失を隠し、一発逆転を狙うものだ,予測はアト解釈では外れるため、巨額の損失を発生させる。だが買手が不在となって売手ばかりになれば、暴落を阻止することができない。
金融システムは、その十分の一以下の信用通貨で運営されているので、一斉に取り付ければ、中央銀行でも払えないのである。だが、銀行や証券会社が倒産すれば、短期間でも、死に金(引き出せない預金)を発生させる。死に金はビジネスを破産させる。そして、投信の解約は、早い者勝ちとなるため、取り付け騒ぎの発生は不可避となる。一斉に取付けるなら、バブルは必ず弾けるということを忘れるものだ。アベノミクス株価は逃走パニックと銀行・証券・為替の一時閉鎖を発生させる。その時期は消費税増税とTPPでその姿が誰にも見えてくる。
バブルから早期脱出する手段は戦争であるという妄想をもつ人はビックリするほど多い。なにしろ日本は、朝鮮戦争特需やベトナム戦争特需を体験しているため、戦争による景気回復を待望する妄想に期待する議員は多数派である。彼ら多数派は戦争が金融大恐慌から脱出る早道だという妄想を捨てられない。平和憲法を変えて核武装し、世界の憲兵の仲間入りをしたいという流れが加速するだろう。
市場の縮小度が軽減され、成長テンポは減速するが市場は拡大するにはどうしたらよいのか,魅力的な商品を開発し自然エネルギーからの産業革命を10年前倒しするだけでよい,技術革新に成功した企業は大不況の中で急成長することができる。もしも慣習期の商品にあぐらをかき、市場拡大のインパクトのある商品を開発できなかった企業は、縮小&倒産は避けられない。終る。
アベノミクス株価はミニバブルとミニパニックを発生させる。それが同期すると、景気後退の谷は深くなる。そして、長期の景気上昇期には、山と谷の期間の比率は3対1となるが、長期の景気下降期には、比率は1対3に逆転する。
アベノミクス株式の小暴落は前兆ではあるが、株価は以後何度も急上昇と暴落を繰り返し、最後の大暴落が発生し、ゆっくりと十分の一の大底に向け、東京市場の株式バブル崩壊はスタートするだろう。ミニバブルとミニパニックの発生は3回なのかも知れない。アベノミクス株価バブルの頂点と崩壊過程を正確に予測するには、2ヶ月半〜3ヶ月ごとに、観測しなければならない。
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。