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(回答先: 記録的猛暑は景気に冷や水 (日刊ゲンダイ) 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 7 月 09 日 15:09:00)
節電消費、猛暑で勢い 電気値上げを意識 エアコン販売5割増、涼感グッズ・氷菓伸びる
猛暑で消費が活気づいている。6日の関東甲信に続き、8日には東海から九州まで梅雨明けしたもよう。早速、最高気温が35度以上の「猛暑日」となる地域が増える中、エアコンや涼感寝具などの好調さが目立つ。今夏は原発停止を受けた家庭用電気料金引き上げ後、初めての夏。消費者は節電につながる商品への志向を一段と強めている。
家電量販店最大手、ヤマダ電機の7日のエアコン販売台数は前年の7月第1日曜日の1.7倍。ビックカメラと西日本地盤のエディオンは6、7日で販売金額がともに5割増となった。
好調なのは省エネ性能に優れた製品で6畳タイプで10万円強、14畳タイプで20万円台の中高級機だ。「今年は年間の電気代がいくら安くなるかを直接尋ねる客が多い」(ビックカメラ)。低価格機より数万〜10万円程度高くても、年間電気代が数千〜1万円ほど安い点に支持が集まるという。
様々な涼感グッズも人気だ。家具最大手のニトリホールディングスは帝人と開発した冷感寝具「Nクール」の販売が前年の3倍。イオンではプライベートブランド(PB=自主企画)の同様の敷きパッドが前年同期比1割以上伸びた。ホームセンターのコメリはいぐさの敷物が7日までで18%増、すだれが11%増だ。
震災後、消費者に省エネ意識は根付いたが、今夏は電気代引き上げが加わる。東京電力管内の場合、標準家庭の電気料金は今年7月が7920円で、昨年7月の7063円から1割強高くなる。
調査会社GfKジャパン(東京・中野)によると、節電への寄与が大きいエアコンの全国有力家電量販店の販売台数は、6月も前年同期比4割増だった。電気代節約を意識した消費者の増加に、例年より一足早い猛暑が拍車をかけている。
暑さが消費に直結する食品、サービスの需要はもちろん旺盛だ。ローソンは先週末のアイスクリームや冷凍スイーツの売り上げが前年比7割増えた。セブン―イレブン・ジャパンの冷やし中華など調理麺も5割の伸びとなった。
外食でもロイヤルホールディングスのビアガーデン「森のビアガーデン」(東京・新宿)の先週末は前年を2割上回った。としまえん(東京・練馬)のプールの両日の累計入場者は1万2680人と例年の約2倍だ。
ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査室長は「消費が堅調に回復しつつあるところに暑さが加わり、衣類やエアコン、ビールなどの需要がさらに後押しされる」と予測する。気象庁の7〜9月の3カ月予報では、全国的に太平洋高気圧に覆われて晴れの日が多い暑い夏になりそう。猛暑が消費を後押しする構図が当面は続きそうだ。
[日経新聞7月9日朝刊P.2]
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