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記録的猛暑は景気に冷や水
http://gendai.net/articles/view/syakai/143332
2013年7月9日 日刊ゲンダイ
関連株には熱視線も…
<観測史に残る3年前は軒並み売り上げ減>
列島は本日も灼熱の日差しが照りつけている。
今年の夏は「観測史上最も暑い夏」だった3年前に匹敵する暑さが予想されている。東京・練馬で37日間、大阪市で31日間、名古屋市で30日間の猛暑日(気温35度以上)を記録したあの酷夏だ。
もっとも、暑さは個人消費を押し上げ、景気回復の追い風になるとの声がある。第一生命経済研究所の試算でも、7〜9月の気温が1度上昇すると、実質GDPを5456億円(プラス0.3%)押し上げる効果があるという。
すでに株式市場は猛暑関連株として、「エアコン」のダイキン工業や富士通ゼネラル、「アイス」の明治乳業、セイヒョー、「冷却シート」の花王、小林製薬、「屋上緑化&ヒートアイランド対策」の三晃金属工業、きんでんなどに熱い視線が注がれている。
「この猛暑で消臭剤のマンダム、高齢者の死亡が増えるとしてドライアイスの昭和電工ガスプロダクツ(昭和電工子会社)まで注目されています」(株式評論家・倉多慎之助氏)
だが、暑さで売り上げが伸びるのは、それが「並の猛暑」だった場合のみ。100年に1度の暑い夏ともなると、この定義が完全には当てはまらなくなる。3年前も百貨店の8月の売り上げは、前年比で3.2%も減少。日中の暑い時間帯に客が来なかったためだ。同じくマンションも売れなかった。
夏の定番アイスクリームも、気温27度で最も売れるが、30度を超えると徐々にかき氷に取って代わられる。ベタつく甘さが敬遠されるのだ。
2年ぶりにかき氷を復活させた「ミニストップ」の担当者がこう言う。
「わずか1度、2度の差とはいえ、気温で商品ラインアップを変えるのは企業側として当然の戦略です。暑すぎれば、炭酸系とスポーツ飲料が多く出ますが、コーヒー系飲料は伸び悩みます」
缶コーヒーが主力の清涼飲料メーカーにとっては、ほろ苦い夏だろう。
「ビール業界も戦々恐々です。3年前の夏は、ビール、発泡酒ともに出荷数量が前年度割れを起こした。昼の猛暑で体力を奪われ、家飲みの人まで減ってしまったからだと分析されています」(シンクタンク研究員)
おいしいビールをたくさん飲むため、猛暑もほどほどにして欲しい。
- 節電消費、猛暑で勢い 電気値上げを意識 エアコン販売5割増、涼感グッズ・氷菓伸びる あっしら 2013/7/09 18:03:54
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