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なぜ日本は「デフレを務めて維持し続けてきた」のでしょうか?
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/433.html
投稿者 オリハル 日時 2013 年 6 月 12 日 00:28:38: 3eVpHzO3Pti46
 

(回答先: ジム・ロジャースへの反論・Jim Rogers Thought is not enough . 投稿者 金剛夜叉 日時 2013 年 6 月 11 日 23:11:36)

私にはどうも日本は「デフレを努めて維持し続けてきた」ような気がするのです。

>1.つまり経済力のある国、特に日本の様にデフレの国は、通貨の緩和で、丁度乾燥から水を得た
>   植物の様に、息が吹きかえり、見事に繁茂していくのです。

とか、あるいは、こちら

藤巻健史は半分正解・Coz He loves Hardlanding/ has been the Investor of
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/431.html
HS 431 2013/6/11 23:01:47
投稿者: 金剛夜叉

にもありますが、

>=デフレ政策によって、税収の激減と財政危機が齎されたのであり、単なる紙幣の欠乏であり、
>大東亜戦争直後の状況とは真逆である。

という日本のデフレについて「サラッ」と触れていますが、その「理由=意図」の存在については全く触れていませんよね。色々な記事を読む度に、そこらへんを「サラッと流す」記事ばかりで非常に不満です。かつて、TBSの「ニュース23」の筑紫哲也氏が番組中で口を酸っぱくして述べておられたのは「失われた10年」という言葉でした。その点についてしつこく繰り返し、日本の権力層に何かを注意喚起していました。

やはり、金剛夜叉さんが述べられたように、デフレは比較的簡単に抜け出せる。しかし、政治家達は?官僚たちは?デフレを「維持し続けた」。見て見ぬフリを続けた?無視し続けた?忘れたフリを続けていた?という人間界の状況があったのでは?

なぜ、そんなことを続けたと金剛夜叉さんは思われますか?
また、なぜ安倍総理や黒田・日銀総裁は、急にデフレを「止める気になった」のでしょうか? 圧力が消えたとか何か? 最近は東電の本性がバレて弱体化していると考えると繋がるような気もしますが、しかし、関連させ過ぎて考えても真実から遠ざかるし。
 

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コメント
 
01. 賢者の石 2013年6月12日 01:22:58 : Qf5ShLuWtoZHs : DICmDnrvEk
test

02. 2013年6月12日 05:58:12 : JfFbs5hoTk
・冷戦崩壊後、日本経済の縮小を望んだ国がある。
・日本がデフレに陥ることにより、大発展をした国がある。

チャイメリカという国である。

日本の支配層にチャイメリカにつながる者らがいるってことだな。
とくに財務省あたりだ。財政危機を20年も叫び続けてきた連中だ。


03. 2013年6月12日 08:00:21 : eDSpB4Kx1M
チャイメリカのおこぼれで、「宇宙一の先進国」になった国もあったな(笑)

04. 2013年6月12日 10:17:23 : nJF6kGWndY

>なぜ日本は「デフレを務めて維持し続けてきた」のでしょうか?

国民(特に高齢既得権層)はインフレを嫌うからだよ



05. 2013年6月12日 11:41:52 : 230YPJqEHU
デフレを克服するには、給与減じゃなくて製品やサービス価格に
反映させる方向で規制すればいいだけ。今日製造予定のものが
明日には1割値下がりしてるなんておかしい。

製品やサービス価格があがっていくのなら、対外的には円安になる。
製品やサービに上乗せするにはどうしたらいいのか?
労働組合や雇用格差をなくせばいいだけ。

デフレ的政策というのは、本物の売国で利権者が喜ぶだけである。


06. オリハル 2013年6月12日 11:52:04 : 3eVpHzO3Pti46 : AmwoG4U4n2
御意見ありがとうございました。

安倍総理は企業に支配されたアメリカによって色々と悪く書かれているので、
「(従来の総理よりも)国民の側に立っている」のだろうと思えます。

その安倍総理になってやっと「するべきこと(デフレ脱却)」に着手したと思う。
太陽黒点からすると、まだ活況は維持される様子です。


07. oolon1980 2013年6月12日 13:06:02 : HbVS9FKKJ9I1Y : Gh1XqXOuRG
デフレは巨額政府債務を崩壊させないために必要な安全弁です。
なぜならインフレにするとどうしても長期金利が上昇してしまい、国債価格の下落が始まるからです。
そうなると、国債を大量に保有させられている金融機関の経営危機が全国一斉に起こり、金融パニックで経済がシステムとして崩壊してしまいます。

だからこそ、日本経済はデフレでなければいけないのです。
つまり、デフレを作り出す張本人は日本政府そのものです。(日銀ではありません、消極的な意味で共犯ですが。)
ですから、デフレ脱却などと威勢のいい台詞は吐きますが、絶対にデフレ脱却などできませんし、むしろ成功してはならないのです。
そういう無意味な政策を繰り返している間に、政治家・官僚や大企業などの既得権益者が自分たちの懐だけにお金を入れまくるという構図になります。

俯瞰するに、国民が主権の行使をせず、正しい政治を避け、悪い政治を繰り返していると、必然的に、このようなデフレ不況を甘受しつづけなければならない状況に追い込まれます。
その意味で、全ては国民のレベルが低いからという結論に至ります。

この話は、「デフレ脱却は危ない!アベノミクスに突きつけられるジレンマ」(高橋淳二/技術評論社)を読めば簡潔に理解することができます。
ぜひ一読してみてください。


08. オリハル 2013年6月12日 16:18:54 : 3eVpHzO3Pti46 : AmwoG4U4n2
ありがとうございます。どうも概念がよく分からず、次の二文が対立しているように見えてしまいます。

『デフレは巨額政府債務を崩壊させないために必要な安全弁です。』
              対
『国民が主権の行使をせず、正しい政治を避け、悪い政治を繰り返していると、必然的に、このようなデフレ不況を甘受しつづけなければならない状況に追い込まれます。』



09. oolon1980 2013年6月12日 17:53:00 : HbVS9FKKJ9I1Y : Gh1XqXOuRG
>次の二文が対立しているように見えてしまいます

対立して見えますか?
それは「安全弁」という用語ですかね。
実は、安全弁というのは、多くの国民のとってはその自覚のない話です。
正確には「見えないところで安全弁として機能している」という意味です。

資本主義経済にとってデフレは確かに大問題です。
しかし、デフレを止めてインフレにしたら全てが崩壊します。
「デフレ甘受」と「経済リセット」どちらをとるかといえば、当然前者な訳です。

このような構造が分からないからこそ、みなインフレ待望論に毒されてしまうことになります。
日本経済はインフレ(=金利上昇)禁忌なのです。

現代の日本経済は、財政的困難を政府の借金で避け続け、なぜか全てことなきを得ているような錯覚に陥っていますが、それは違うのです。
実態はこういった「どうしようもない2択」を迫られ、結果的にデフレがのさばるのです。

この構造が分からない人間が単細胞にリフレ政策を叫ぶのは滑稽でしかないのです。
「デフレ脱却は危ない!アベノミクスに突きつけられるジレンマ」(高橋淳二/技術評論社)を読めば理解できます。


10. 2013年6月12日 19:59:40 : w2Ct6CbVa2
私は、金融奴隷を、なるべく生み出さないアイルランドのようなリセット(デフォルト)なら望みます。

11. 2013年6月12日 21:06:43 : nJF6kGWndY

>07 金融パニックで経済がシステムとして崩壊してしまいます。

いや
QEが続き、過大なリスクプレミアムを要求されなければ崩壊はしない

つまりインフレになって金利が上昇しても、それだけではデフォルトせず
逆に財政再建になってしまうのと同じ
 

>資本主義経済にとってデフレは確かに大問題です。

そういうこと


>デフレを止めてインフレにしたら全てが崩壊します。

それに、いつまでもデフレを続けることは無理

なぜなら国内生産力が破壊され続けるからだ

黒田緩和がなくても、数年以内にリミットが来るのは確実だった


12. オリハル 2013年6月12日 21:48:29 : 3eVpHzO3Pti46 : AmwoG4U4n2
「デフレ脱却は危ない!アベノミクスに突きつけられるジレンマ」(高橋淳二/技術評論社)をありがとうございます。リストに追加しておきました。金融とか財政とか、全体像っていうか、そーゆーのがよく分かりませんナ。

13. 2013年6月12日 21:55:42 : e9xeV93vFQ

2013-06-09 「デフレ脱却は危ない」はここがオカシイ
最近、「デフレ脱却は危ない−アベノミクスのジレンマ」(高橋淳二著)という本を図書館で借りて読んでいます。
高橋淳二氏は公認会計士が本職だそうですが、この本は反アベノミクス、当然反リフレ、という本です。

ただ、一部御用学者の方たちの手になるような、最初から財務省御用達の結論ありき、というわけではなく、多岐にわたる方面から検討した上で出した結論が反アベノミクス・反リフレ、というスタンスのようですので、意外に人気が高く、「目からウロコが落ちた」といった書評まで散見されます。


「デフレ脱却」は危ない ~アベノミクスに突きつけられるジレンマ
作者: 高橋淳二
出版社/メーカー: 技術評論社
発売日: 2013/04/11
メディア: 単行本(ソフトカバー)
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今回はその本の主張(括弧内はページ数)を書きますので、よろしかったらどこがおかしいのか、あるいはそれが正しいのかをご一緒に考えて見ませんか?


❏(5)アベノミクスで金利上昇のないデフレ脱却は不可能ではないのか。金利上昇による危機に至らしめないデフレ脱却ルートを示せ。

❏(32)不必要な量の日銀券を発行しても、デフレでは日銀当座預金に積み上がるだけ。

❏(34)ETF・REITなどのリスク資産購入は通貨価値安定の中央銀行の責務に反し大々的には実施できない。

❏(43)金融政策は車のブレーキのようなもの。どれだけ緩めても加速は無理。財政政策は加速可能だが、財源に問題あり。

❏(46)増税を先送りし財政政策を実施ても賢明な国民は消費・投資を抑え、貯蓄するので効果は減退する(リカードの等価命題)。

❏(51)乱暴だが確実にインフレを起こすには工場店舗などの操業を強制停止させれば良いが、それでは景気は回復しない。すなわちインフレ・デフレは経済活動の結果であって原因ではない。

❏(53)マネタリーベース量で、マネーストックはコントロールできない。マネタリーベースの量を減らした2006年頃にもマネーストックは漸増し、M2+CDで言えば1988年の400兆円が現在は800兆円と倍増している。つまり、日本では通貨量と物価の関係が崩壊していて、いくら金融緩和してもデフレからは脱却できない。

❏(59)インフレターゲット政策をインフレ率引き上げに使った例はなく、実際にはインフレ抑制策だ。

❏(60)しかし、その一方で通貨量を増やし続ければ、どこかでは悪性インフレとなってしまう。

❏(67)債務削減の第一歩はプライマリーバランス黒字化だが、国債費除く歳出70兆円に対し、バブル期での歳入でさえ60兆円だから達成不可能。 PB黒字化には40%成長が必要。

❏(68)国の債務をへらすには、<1>過酷な税制にする、<2>社会保障費など国債費以外を大幅減額する、<3>GDP成長率を高度成長期以上のとんでもない勢いに伸ばす、のいずれかしかない。

❏(74)国の粗債務が1000兆円だが、資産だって多い、という主張があるが、非金融資産の多くは二束三文でせいぜい100兆円程度で、意味が無い。金融資産では例えば米国債およそ100兆円を売却すれば世界経済が崩壊する。

❏(80)日本の政府債務は内債であるため、債務者・債権者ともに国民という、いわばエセ債務である。エセ債務の場合、徴税権があるため、政府は自分で返す気がなく、国民も他人ごととして返す気がなく外債より危険。

❏(86)財政破綻には<1>政府の債務不履行(狭義財政破綻)、<2>ハイパーインフレ(広義財政破綻)、<3>過度なインフレ税(広義財政破綻)、<4>極度円安・外貨準備枯渇(広義財政破綻)、<5>金利上昇、政府歳出激増による財政破綻(狭義財政破綻)、<6>金利上昇、国債暴落、国債保有者が大損害(広義財政破綻)といったシナリオがありえ、日本では<6>がメインシナリオ。

❏(113)1%の金利上昇で金融機関は6・4兆円もの損失が出る。

❏(117)銀行は国債運用損失を貸出業務利益とその他業務利益ではカバーできない。

❏(149)日銀レポートによると、1%金利上昇によるTEAR1比率押し下げは0・3-0・4%で済む、となっているが前提が甘く結論は疑問。 (173)自国債は無リスクとされているがリスクがあるため。

❏(183)巨悪から目をそらすために日銀は利用されていて、「本当の悪人」がのさばっている。金利上昇の弊害に言及しない経済学者は信用してはいけない。

❏(193)日銀券は80兆円しかないのに、銀行預金は770兆円あり、日本には銀行預金を半分一斉に引き上げようとしても、実はおカネがない。金融資産は実物資産と異なり、「仮想資産」に過ぎずババ抜きである。

❏(198)しかし、通貨の信認さえ保たれれば危機は生じない。この意味でデフレでは日銀券に疑問を生じさせない。金利のコントロールが重要。

❏(201)不換紙幣の現代では、通貨・内債乱発で為政者が財産を巻き上げても、逆に国民資産が増えている錯覚に陥る。

❏(207)日本では高い貯蓄性向があるので国債発行システムが維持されて際限なく国債が発行できる。

❏(228)磯野家での喩え話。結論は「日本円の価値の源泉は海外資産があること」

❏(238)日本円には米ドルのような「国力」が伴っていないため、「本当の力」はない。

❏(240)際限なく借金できるなら、国民に100万円ずつ配ればどうか。将来破綻を恐れる国民はそれらを全て貯蓄するであろう。ではひとり1億円配ればどうか。超インフレになるであろうからどちらもダメ。

❏(249)消費税増税は財政再建のためにやるのではなく、巨額の政府債務を崩壊させないためにやるもの。(252)財政再建にとっては焼け石に水である。

❏(251)これを法人税増税、所得税増税でやれば、カネのある法人・個人は海外に逃げる。逆進性がある消費税なら、徴税される庶民は海外に逃げられないからしっかり徴税できる。

❏(256)デフレなのに名目GDPが維持されているのは名目GDPが水増しされているから。

❏(291)ほどよいインフレの実現は難しい。なぜならば、物価上昇の予想が生じた途端国債が暴落するから。

❏(300)日本円は政府信用(エセ借金)に裏打ちされている比率が高まっていて、エセ濃度が高い。コアCPIをプラスにするには、エセ濃度を50%以下に下げる必要がある。

❏(307)日本が財政破綻をせずに済んでいるのは、「低金利・不景気・デフレ」のおかげ。増税して公共投資をせよ。

(引用終)

さていかがだったでしょうか。
幾つかは「なるほどそうだ」と思える項目がありましたか?

結論から言えば、私シェイブテイルにはごく一部を除き、正しいと思える項目は見当たりませんでした。

とはいえ、Amazon書評では最高の5点をつける方たちが少なからず居る、という状況でもあります。
皆様からも、項目ごとに(ページ数で)、賛否両論をコメント・ブコメとしていただければ幸いです。
http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20130609


14. オリハル 2013年6月12日 22:49:04 : 3eVpHzO3Pti46 : AmwoG4U4n2
この本は内容がありそうですね。色々と長文をありがとうございます。結局、インフレよりはデフレのほうが国としての危険が少ないという訳ですね。

❏(307)日本が財政破綻をせずに済んでいるのは、「低金利・不景気・デフレ」のおかげ。

なんとなく分かって来ました。

>❏(68)国の債務をへらすには、<1>過酷な税制にする、<2>社会保障費など国債費以外を大幅減額する、<3>GDP成長率を高度成長期以上のとんでもない勢いに伸ばす、のいずれかしかない。

もし国民が金融資産をうまく運用して「金の成る木」を持っており、そこからお金がこんこんと湧いて来るようなものを持ったとしたら、これは、真の民主主義になるのでは? 今は輸出企業が外貨を稼いでから国内で大盤を振る舞ってお金が流通し始めるそうですが、その流れの方向が末端の国民一人一人から始まるとしたらどうでしょうか? そうすれば、最早<1>「過酷ではない税制」にはなりませんでしょうか?<2>社会保障費減額なんのその、になりはしないでしょうか?<3>GDP成長率は名目だけだけど、とんでもない勢いになりはしないでしょうか?

という発想を持ちました。


15. SZRZ 2013年6月13日 00:00:29 : KQEM/8.1V6u3M : iW4Pll0pcs
>もし国民が金融資産をうまく運用して「金の成る木」を持っており、そこからお金がこんこんと湧いて来るようなものを持ったとしたら

どんなに素晴らしい金融商品でも数%の利回りしかでません。
ましてや世界中が低金利になっている現代で
打ち出の小槌のような金融資産があるはずがないのです。

結局、政府の借金が無限にできるようにみえ、打ち出の小槌のような錯覚に陥っているだけです。

なので、増税なんかせず、国家はシニョリッジを享受して、お金バンバン刷れと主張する人に聞いてみたらいいのです。

「ならさ、税金は全て廃止でいいよね」と
つまり無税国家を肯定するかどうかで、そいつが本当のリフレ派か偽者のリフレ派かがわかります。
もちろん、肯定できない奴は偽者です。

そして、本物のリフレ派の人に対しては、最大限の賞賛の言葉を並べて褒めまくりましょう(そして背中に「真正の馬鹿」という紙を貼ってあげればいいのです)。


16. 2013年6月13日 01:59:44 : nu33vtlOz6
>>10

アイルランドではなく、アイスランドです。


17. 健奘 2013年6月13日 11:25:47 : xbDm84QDmOFmc : 23OT6R6dvI
日本には、「道」がある。

もし、道が、普遍的なら、道を普遍的にできるなら、「債権・債務」をチャラにすることが可能だ。

日銀が、国債を買い取ってしまい、「国債はなかったことにしよう」と。

日本人は、心臓外科や脳外科の鬼になり、宅配便の配達時間の正確さに挑み、ガソリンエンジンの効率を極め、制振技術の開発に心血を注ぎ、無農薬りんごを実現し、10年使うと極上の味わいがでる漆器を作り、・・・・。

「国債ってないことにしたそうだ」
「・・・、おいらは、電車が止まる位置を2センチ以内におさめるのに集中してんだ・・・」


18. oolon1980 2013年6月13日 12:51:21 : HbVS9FKKJ9I1Y : Gh1XqXOuRG
>17
国債はなかったことにはできません。
なぜならば、債務は通貨と表裏一体だからです。

国債を消すということは、通貨が消えるということです。
政府部門が過大債務をこしらえていて、その片割れとして民間部門が過大債権(通貨)を保有しています。

だから、この問題は極めてやっかいなのです。

日銀と政府の会計を連結したり吸収合併しても一緒です。
債務は消えません。
日銀が民間金融機関から国債を買い入れたときに、日銀は民間金融機関に対して預り当座預金の増加という形で負債を増やしています。
なので、日銀が購入した国債を、政府との間で相殺しても、世間の総債務量は変わらないのです。
だからこそ、我々民間の通貨の量が勝手に奪われることにもならないわけです。

自国民が間接的に引き受けさせられている日本国債を減らすには、原理的に我々民間の通貨も減らなければなりません。
身内同士でやっている限り、民間部門と政府部門は純粋な「対」の関係にあるのです。

この話は、国家会計を複式簿記的視点で分析した
「デフレ脱却は危ない!アベノミクスに突きつけられるジレンマ」(高橋淳二/技術評論社)のみに書いている話です。

並の経済学者や評論家では到底できない説明です。
(日本の知識人は会計学に全く疎いからです)
ぜひ一読してみてください。


19. 健奘 2013年6月13日 14:16:33 : xbDm84QDmOFmc : 23OT6R6dvI
大枠の議論では、日銀の負債の根拠は、国民の生産可能性。通貨発行の根拠は、国民の生産可能性。

そして、国民の生産可能性があることを根拠に、国債発行量を増やし、通貨発行量を増やしてきた。

国債の発行を、これだけできるのは、生産可能性があるからだと。発行残高が500兆円のときも、700兆円のときも、そして、900兆円のときも、同じ議論をしてきた。

この間、実際の生産可能性は大きく変化していない。一体、生産可能性は、どれほどなのか。今ですら、国債の発行残高とは関係ないと見なせる、大きな許容範囲があるということ。

その範囲内でチャラにしても、「あ、そう」。問題は起こらない。

人々の動機は、そんなところでなく、つまり、名目でいくらには、あまり関心がなく、道を極めることにあるのだから。道が普遍的ならば、会計は、「道」の世界を測れない。特に、衣食住、おおよそ足りる時代になると、動機は、ますます、極めることに求められるようになるのではないか。


20. オリハル 2013年6月13日 16:29:23 : 3eVpHzO3Pti46 : AmwoG4U4n2
グッキーさんのいつも述べていることも大事な事を述べているようです。

http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/814.html
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/135.html

意味が直ちによく分からない事が多いのですが、じっくり考えればなんとか分かって来ました。通貨発行は資産と負債を両建てで創ったことに他ならない、と。


21. オリハル 2013年6月13日 17:01:24 : 3eVpHzO3Pti46 : AmwoG4U4n2
でも、道を究めたくても、生活費の為に「無駄な時間と労力」を提供しないと資金が得られない。国民がこのような状況から解放されれば、もっと文化的な活動が活発になると思いますよ。

人はそれぞれ夢がある・あったと思いますが、それらは社会状況によって制限・妨害・破壊されてきたと思います。現在の職業の道そのものがその人の本当にやりたいことと合致している人はむしろ幸せでしょうね。そういう合致している人なんかはTBSで毎週日曜日の18:30の「夢の扉」に出て来る人達ではないかと。

人の本心として隠れている「夢の実現」はかなりの程度、金銭がないことで実現が阻まれているのではないかと思います。

それに、報道・言論に関わる人々が金銭的自由を得たら、言論の内容が歪められるような事もなくなるのではないかと予想します。これは、他の職業でも何でもそうなると思います。個人が金銭的自由を得れば、仕事をしながら「いつでも止められる」という自由を同時に獲得した状態になります。そうすると、今まで金銭で「支配的立場」だった人々の「命令・強制みたいなこと」が通用しなくなります。なぜなら、直ぐに辞めてしまうから。


22. 2013年6月13日 17:55:14 : Jf216WZ6K6
>>18

http://blog.goo.ne.jp/narudekon/e/6fa0fc682734232d9be55bde5ab42216
上を見る限り、あなたの意見とは違う事例もあるようです。


23. oolon1980 2013年6月13日 20:24:54 : HbVS9FKKJ9I1Y : Gh1XqXOuRG
>>22
アイスランドの例ですか?
日本と全然状況が違います。
アイスランドは国債の大半を自国民が引き受けていたわけではありません。
当然に外国が大半を購入していたわけです。
だからデフォルトすれば「外国の保有者」に損失を押し付けることができるのです。

現地通貨は為替で暴落しても、過剰債務による地獄は避けることができたのです。
そして、ついでに個人の住宅ローンもチャラにしてあげた。

簡単にいうと、金融リセットしただけです。

それは『アイスランド国民はもともと金融資産を全然もっていなかった』とういことが大きいのです。
リセットで失う金融資産が小さかったのです。

でも日本は全く違います。

日本の民間が巨額の金融資産を既に保有しているのです。
この大半が消失することについて、喜ぶ人が多いはずありません。
民間の住宅ローンなど逸れに比べれば微々たるものです。
民間の特に家計は圧倒的に金融資産超過なのです。

日本もアイスランドのように無血革命しようなんて正気の沙汰ではありません。
多くの個人が多額の財産を失う悲劇を味わい、政府官僚が喜ぶだけです。

これを「革命」というのなら、日本人は本当に頭がおかしいと未来永劫笑われるでしょう。


24. 2013年6月13日 21:41:10 : nu33vtlOz6
>>23

http://www.youtube.com/watch?v=ABkW3SRtEz0
が参考になりませんか?


25. SZRZ 2013年6月13日 23:34:20 : KQEM/8.1V6u3M : iW4Pll0pcs
>>24
そのカナダの少女のいう話はもっともです。
しかし、それは「中央銀行制度からの離脱」を意味します。
それができたらそれは素晴らしいことです。
人類あ目指すべき1つの方向ではあるでしょう。

しかし、アイルランドの革命とはぜんぜん違うでしょう。
そして、日本も日銀をぶっ壊せば、景気がよくなるなんていう状況にもありません。
そして、まやかしの金融資産にすがって生きている日本人が多いというのも事実で、理想に実現より目の前の1万円を選択する人間ばかりです。
そんな浅はかな庶民を操って巨万の富を得ているのが金融鬼畜どもです。

そう・・・。
理想と現実には極端なギャップが横たわっているのです。


26. 2013年6月13日 23:54:23 : nu33vtlOz6
>>25

我々99パーセントは、未来永劫金融鬼畜の奴隷に甘んじるしか無いとゆうことですか?


27. SZRZ 2013年6月14日 00:33:22 : KQEM/8.1V6u3M : iW4Pll0pcs
>>26
結果論としてそうなる可能性が高いと思います。

金融鬼畜どものほぼ勝ちです。

それは金融鬼畜が確かに諸悪の根源ですが、金融マジックに嵌って抜け出そうとしない「99%のうちの大半の人間」が馬鹿だから仕方がないのです。
このどうしようもない愚民を啓蒙して矯正するのは事実上不可能です。

もし技術的に可能でも、金融鬼畜が妨害してくることを忘れてはいけません。

だって、金に目がくらんで金融鬼畜の片棒を担ぐ人間の方が圧倒的に多いでしょう。

その意味で、奇跡が起きる可能性に賭けるぐらいしか選択肢はありません。

貴方自身が人類の救世主として立ち上がって金融鬼畜どもと戦うというなら、私にそれを止める権利はありません。
陰ながら応援するでしょう。

・・・

などという感じで、私はほぼ諦めかけています。
金融鬼畜どもとどう付き合うか考えた方が自己の利益に直結するのです。
お恥ずかしい限りですが、私には自己犠牲の精神はぜんぜん足りません。

なお、奴らの思うように全て事が運ぶとも限りません。
突発的に事件はおきます。
そのときに立ち上がれるようにしておくぐらいの淡い希望しか持てません。


28. オリハル 2013年6月14日 00:45:24 : 3eVpHzO3Pti46 : IdtwI4hLv2
何十年か前はカシオの電卓で会社の経理は計算していた。それがパソコンが出て、Lotus1-2-3〜EXCELだの表計算ソフトというのが現代。これだけでも、相当数の人間の仕事があぶれた。

工場のオートメーション化が進み、ほとんどロボットが製造している工場が沢山ある。工員は仕事にあぶれた。
http://www.asyura2.com/12/hasan77/msg/628.html

税理士も仕事にあぶれる予定です。
http://www.asyura2.com/13/hasan79/msg/665.html

大勢の人間が仕事にあぶれていることを「人間がスポイルされている」と捉えるよりも「そんなに働かなくてもいいんだよ(一次産業に皆で感謝・援助・バックアップしましょう)」というメッセージだと捉えるといいと思う。働かなくても食べて行けるのは、第一次産業及び運輸業・等が頑張ってくれているからなのは明らかです。一方、あぶれている人類は「お金さえあれば生活できる」という環境下にあります。それで私は発言(提案)したのです。
http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/213.html


29. 2013年6月14日 01:29:56 : 8l24zoExlw
>>27

日本人の大多数は、貴方がおっしゃる通り矯正不可能だと思います。あとは、他力本願ですが日本人以外の奇跡を待つしかないと思います。


30. オリハル 2013年6月14日 01:48:30 : 3eVpHzO3Pti46 : AmwoG4U4n2
>29矯正する必要もないと思いますよ。

>もし技術的に可能でも、金融鬼畜が妨害してくることを忘れてはいけません。

ということで、情報自体を扱う事が難しい。


31. 2013年6月14日 12:53:40 : 6uRlCeQos2
>>30
元々私は悲観論者では無いと思うのですが、ほとんどの日本人(自分を含む)は、ゆでガエルの如き、あるいは真綿で首を絞められるような状態で、最後を迎えるではと危惧しています。

32. 漆原淳 2013年8月05日 06:16:39 : yb/wS//KVoym6 : aaHaTaDNDU
兎に角、地球人類全体でみれば労働者過剰状態はドンドン深刻になっていくでしょうね。
何しろロボット化は進んでるし、それに付属して合理化もどんどん進んで仕事に人がいらなくなっている。もう世界的にみればフルタイム求人倍率1を超えることはないのでは。
働かざる者食うべからず社会のままでは将来大量の餓死者が出ることになるんじゃないかな。
日本は少子化が進んでると言いますが、そうなるのももはや当然というべきであり、むしろそうして人口が減っていかなければ大量の餓死者が出るような世の中になって行く。
そんな気がするのです。

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