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円、上げ幅拡大 一時96円台後半  日経新聞
http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/423.html
投稿者 ダイナモ 日時 2013 年 6 月 11 日 21:08:53: mY9T/8MdR98ug
 

 11日夕の外国為替市場で円相場は上げ幅を拡大。一時1ドル=96円71銭近辺と、7日以来の円高・ドル安水準を付けた。欧州市場の取引時間に入り、東京市場に引き続き円買いが優勢になっている。

 日銀が金融政策決定会合で政策の現状維持を決め、市場の一部で観測が出ていた長期金利の上昇抑制策を見送った。夕方に記者会見した日銀の黒田東彦総裁の発言が追加的な政策を打ち出すことに積極的ではないと受け止められ、海外の市場参加者の円買いを誘っている。

 17時時点では98円17〜18銭近辺で推移していた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕


http://www.nikkei.com/markets/kawase/summary.aspx?g=DGXNASFL110SL_11062013000000  

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01. 2013年6月12日 11:30:48 : e9xeV93vFQ
コラム:国内経済は「黒田日銀」の目論み通り、懸念はチャイナリスク
2013年 06月 11日 19:45 JST
田巻一彦

[東京 11日 ロイター] 日銀の黒田東彦総裁は11日の会見で、4月4日に打ち出した「量的・質的金融緩和」の効果が発揮され、日本経済は当初の目論み通りに「オントラック」で推移していると指摘した。

私も日本経済はこれまでのところ順調に回復していると考える。だが、順風のコースに死角はないだろうか。黒田日銀にとって、大きなリスク要因は海外経済であると指摘したい。中でも注視が必要なのは、国内経済に変調の兆しがみえる中国だ。中国経済への依存度が高い日本企業が多い中、「チャイナリスク」がうごめき出せば、日銀による何らかの対応が必要になる事態も出てきそうだ。

<日本経済はオントラック>

黒田総裁は、「量的・質的金融緩和」の3つの波及ルートに関連し、「イールドカーブ全体に働きかける効果やポートフォリオリバランスの効果、期待を通じた効果であるとか、それぞれに影響・効果を持っている」と指摘した。その上で足元の日本経済は、日銀が想定した軌道に対し「オントラック」で推移しているとの見方を示した。

確かに10日に発表された2013年1─3月期の実質国内総生産(GDP)2次速報値は、1次速報値から上方改定され、年率換算で前期比プラス3.5%から同4.1%になった。堅調な個人消費に加え、民間設備投資も上方修正され、日本経済の体温は高まっている。

<米出口の思惑、日本経済の横風に>

ただ、「黒田日銀」にとって、想定外だったのは、株価や為替などが大きく振れたことではなかったか。中でも米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和第3弾(QE3)に対する出口戦略発動の思惑が、世界の主要市場の価格変動を増幅させたことは、日本経済にとって"横風"のような圧力となった。

黒田総裁も、この日の会見で、マーケットのグローバル化によって、株や長期金利の市場が、相互に影響を与え合う関係にあるとの見方を示した。

私は、米欧日の超緩和的な金融政策の結果、グローバルに流動性がうねっている中で、米国の出口戦略発動という思惑が、流動性の圧縮を想起させ、リスクマネーのシフトアウト現象を招いたとみている。その中で、相対的に短期筋のマネー流入が多かった東京株式市場とドル/円大きくなったのではないかと指摘したい。

<株価下落なら、期待にも悪影響>

株価が下落すれば、「黒田緩和」の3つの波及ルートの1つである期待を通じたルートに影響が及び、所定の効果を発揮させる上で障害になることがあるだろう。実際、内閣府が10日に発表した5月景気ウォッチャー調査では、足元と先行きの判断DIがともに低下し、エコノミストからは株価下落の影響が出ているとの指摘が出ていた。

その意味で、QE3の出口戦略に対する思惑に端を発した市場の変動は、「黒田緩和」の効果や日本経済の先行きに影響を与える要素として、今後も注視が必要であると考える。

<不気味な中国経済>

ただ、日本経済に大打撃を与え、「黒田日銀」にとって大きな試練となるケースは、想定外のリスクが顕在化した時だろう。そのリスクは国内ではなく、海外経済の中に潜んでいるのではないだろうか。特にキナ臭いと感じるのが、足元で通常でない経済データが目につく中国だ。

8日に発表された5月中国貿易統計では、輸出が前年比プラス1.0%と前月の同14.7%から伸び率が急減。輸入は前月の同16.8%から前年比マイナス0.3%に急降下した。

輸出に関しては、貿易決済を装った人民元の投機取引に対する当局の取り締まりの結果、実態に近いデータが公表された可能性がある。しかし、輸入に関してはそうした事情がなく、中国経済が生産活動を中心に足元で、急速に勢いを失っている可能性をにじませているように見える。

こうした内需の動きとは、非整合的な価格変動が上海短期金融市場でも起きている。短期金利が急上昇し、上海銀行間取引金利(SHIBOR)翌日物は、前週末に9%台と過去最高水準に上昇した。

経済活動が低調になれば、金利には低下圧力がかかりやすくなるが、逆の現象が出てきていることに対し、中国の一部銀行の資金繰りへの懸念や、海外勢の資金流出の影響を指摘する声が、市場関係者から出ている。

黒田総裁は会見の中で、中国経済のファンダメンタルズは7─8%の経済成長の経路に乗っていると指摘。中国経済が大きなショックに直面するとは見ていないとの見方を強調した。

<ショック発生時、日本版LTROが効果発揮か>

私は、黒田総裁の見通しのように中国経済が何事もなく、足元での調整を乗り切ってほしいと考えている。ただ、テールリスクがいとも簡単に顕在化するのは、欧州債務危機で何回も目にしてきた。「チャイナリスク」が「チャイナショック」に変わる危険性について、予め頭の中で問題点を整理しておくことは、無駄にならないと考える。

もし、不幸にして大きなショックが発生した場合、金融システムの動揺を最小限に抑制する方策として、今回の決定会合で導入が見送られた「日本版LTRO」が、その効果を発揮するのではないかと予想する。

こうした外的ショックが発生しないまま、今年後半へと時が経過していけば、「黒田緩和」は消費者物価指数(CPI)のプラス転化を伴って、その効果を市場にアピールする時が来ると予想する。


 


円が対ドル・ユーロで急伸、日銀の追加策見送りに失望感=NY市場
2013年 06月 12日 07:13 JST
[ニューヨーク 11日 ロイター] - 11日終盤のニューヨーク外為市場では、日銀が長期金利安定化に向けた追加策を打ち出さなかったことへの失望感から、円がドルとユーロに対して急伸した。

日銀が政策の現状維持を決めたことで、日経平均.N225は1.5%下落し、欧米株にも下げが波及。外為市場では、4月の日銀の大規模緩和発表以降に構築されていた円ショートポジションの一部を巻き戻す動きが広がり、円は対ドル、ユーロで約3%も上げた。

ニューヨーク市場の取引時間に入り、米3年国債入札の低調な結果を受けて米国債利回りが跳ね上がったことで円買いが加速し、ドル/円は95.60円まで下げる場面もあった。ユーロ/円も一時127.07円までユーロ安が進んだ。

終盤のドル/円は2.73%安の96.04円。

シティFX(ニューヨーク)の通貨戦略グローバル責任者、スティーブン・イングランダー氏は「米国債の利回り上昇が市場をおびえさせたと思う。投資家は利回りにわずかでも上昇圧力がかかるのを目にすると、すぐに株を売り、為替を含めて幅広くポジションを落とした」と述べた。

日本の金融庁が、破綻金融機関の損失処理で投資家に一定の責任を負わせて納税者の負担を軽くする新しい制度を導入すると伝えられたことも、円買いの一因と指摘されている。

一方でRBS(コネティカット州スタンフォード)の通貨ストラテジスト、ブライアン・デンジャーフィールド氏は「こうしたイベント(米国債入札や金融庁の新制度に関する報道)がドル/円を押し下げるきっかけになったかもしれないが、ニューヨーク市場の午後になぜ全般的に円が強くなったかは、ポジション調整と流動性の低さで説明できる面の方が大きい」と話し、為替市場の現在の流動性は普段の夏場の午後よりも低調だと説明した。

通貨オプション市場では、ドル/円の1カ月物の予想変動率(インプライド・ボラティリティ)が約15%と、1年余りぶりの高水準に達した。

それでも市場関係者の間では、円は下落基調に戻るとの予想が支配的。日銀が大規模緩和を継続するのに対して、米連邦準備理事会(FRB)は年内に資産買い入れ規模の縮小に踏み切るとみられているためだ。

ユーロ/ドルは、一時2月下旬以来の高値となる1.3317ドルまで上昇した後、高値圏で推移。ドイツ憲法裁判所における欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れプログラム(OMT)の合法性審理で、ECBのアスムセン専務理事が、OMTは物価安定確保に向けたECBの真摯(しんし)な姿勢を示すため無制限である必要があるが、事実上制約を受けているとの認識を示したことが、ユーロ/ドルを高値まで押し上げた。

ロイターのデータでは、豪ドル/米ドルは急落して0.9324米ドルと、2010年9月以来の安値になった。


ECBに利下げ余地、マイナス金利は非常に困難=専務理事
2013年 06月 12日 06:21 J

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[フランクフルト 11日 ロイター] - プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事は11日、ECBには利下げ余地があるとの考えを示し、現在は目標を下回る水準で推移しているユーロ圏のインフレ率をECBは「非常に注意深く」見守っていると述べた。

ECBは5月の理事会で主要政策金利であるリファイナンス金利を過去最低水準となる0.5%に引き下げ、経済情勢により刺激策が必要になれば追加措置を実施する用意があるとの姿勢を示した。ECBは今月の理事会では金利据え置きを決定している。

プラート理事は講演での質疑応答で「標準的措置において行動の余地がある」とした上で「標準的措置に関する議論はかなり多岐に及び、非常に興味深い」と語った。

インフレ率については「弱含んでいる」と述べ、ユーロ圏経済は今もなおぜい弱な状態にあり、成長に対する下方リスクが存在するとの見方を示した。

そのうえで、「インフレ見通しは非常に抑制されてはいるものの、明らかに注意深く見守る必要がある」と述べた。

ユーロ圏のインフレ率は現在1.4%と、2%をやや下回る水準とするECBの目標を大幅に下回っている。

ECBが現在0.0%に設定している下限金利の中銀預金金利をマイナス圏に引き下げることについては、「概念上は不可能ではない」としながらも、「通貨の時間的価値がマイナスになることを意味するため、経済的な観点からは非常に大きな困難を伴う」と述べた。

「例外的な状況においては、あらゆる措置の利用が可能になる。マイナス金利は、中銀が利用することのできる措置の1つ」としながらも、意図せぬ結果をもたらす可能性もあるとし、慎重な見方を示した。

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ECB債券買い入れ、事実上制限されている=アスムセン理事
2013年 06月 12日 01:19 JST
[カルルスルーエ(ドイツ) 11日 ロイター] - アスムセン欧州中央銀行(ECB)専務理事は11日、ECBの債券買い入れについて、物価安定確保に向けたECBの真摯な姿勢を示すため無制限である必要があるものの、事実上制約を受けているとの認識を示した。

専務理事は、債券買い入れプログラム(OMT)に関する独憲法裁判所の公聴会で、「ECBはOMTによる介入が事前的に無制限であると発表したが、買い入れがイールドカーブの短めの部分に制約されることや、それに伴い実際に行われる可能性のある債券買い入れの規模も限定されることから、OMTが事実上、制限されていることは誰の目にも明らかだ」と語った。


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