http://www.asyura2.com/13/hasan80/msg/296.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8977.html
2013/6/5 日刊ゲンダイ :日々担々」資料ブログ
1万6000円をうかがう展開だった平均株価は、ジェットコースターのように乱高下を繰り返しながら、2000円以上も値を下げた。その奇妙な動きは、市場の6割を牛耳る外資が仕掛けたともっぱらだ。では、外資の動き方には、どんな法則があるのか?
◆彼らの手の内が分かれば半分怖くない
1段仕込み 先物で仕掛ける
「外資は金融工学を駆使して、上げ下げどちらの流れでも、利益を出せる仕組みを作っています。どちらの流れを作っているかは、現物株に先行して動く先物の数字をチェックすると、見て取れる。たとえば、〈日経225先物〉を売り、先物価格を下げたときは、〈日経225〉も下がります」(東海東京証券チーフエコノミスト・斎藤満氏)
相場の流れを読むのが難しいから、シロウト投資家は売りも買いも悩む。しかし、225先物を見ていれば、彼らの動きが分かり、これほど楽なことはない。
2段仕込み 寄与度の高い銘柄で流れ作る
1717ある東証1部の銘柄のうち、平均株価に組み込まれるのは約8分の1の225銘柄。先物で流れを作ったハゲタカ外資は、ここで2段仕込みをする。
「225銘柄ごとに、平均株価への寄与度が微妙に違うのがミソ。つまり、寄与度が大きい銘柄を売り買いすれば、無駄な力を使わずに平均株価を上げ下げできますからね」(米系ファンド関係者)
寄与度が最も大きいのがユニクロで、株価が1000円上がると、平均株価を40円ほど上げる。世界的な知名度はトヨタが上だろうが、こと株価を動かすためなら、トヨタよりユニクロを選ぶのがハゲタカ外資の考え方なのだ。ちなみに、ファナックやKDDI、ソフトバンク、京セラなども寄与度が高い。
3段仕込み ネタ銘柄で稼ぐ
ハゲタカ外資の中でも悪名高いのが、ヘッジファンド。だが、目を皿のようにして虎視眈々(たんたん)と相場をうかがっているのかと思いきや、そうでもなかった。
「日本市場の担当者は大体2、3人、せいぜい5人。この人数で市場の隅々をチェックするのは無理だから、ちょっとした材料をネタして、最終的な利益を確保しています。相場の流れができているところに、ちょっとしたネタが重なった企業の株価は、“瞬間風速”が速くなる。“風向き”はどちらでも稼げる。値動きが激しい方が利益を出しやすい。彼らはそこに目をつける。そのために1000分の1秒の音速で決済するシステムがありますからね」(前出の関係者)
周りに転がっている話がネタになる。為替が円高に振れたら、商社や自動車などの輸出産業を売り浴びせ、金利が上昇して住宅ローン金利が上がりそうなら、不動産株を売るというマニュアルだ。単純なことだが、2段仕込みがテコになっているから、ちょっとの動きで十分な稼ぎになるという。
個人投資家も、ハゲタカ外資の手の内を見習い、ホップ・ステップ・ジャンプで稼ぐことだ。それができないズボラ人間は、早く撤収した方がいい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。