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2013/6/5 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆不具合で訴えられそうなネット証券
6 3本の矢による“富国強兵策”で、日清戦争でも起こしそうな勢いの安倍首相の思惑が、少しずつズレてきている。
4日の日経平均は前日比271円高の1万3533円と反発したが、それでも先月23日の大暴落前に比べたら、2000円以上も値を下げた格好だ。
この間、証券業界でもドタバタ劇が頻発。まず、最初の被害者になったのはネット証券だ。
先月24日、SBI証券のWEBサイトがつながりにくい状態に。「売買できなくて大損した」と顧客のクレームが殺到している。
経済ジャーナリストの有森隆氏がこう言う。
「SBI証券は、5月10日にも外部からの不正アクセスでサイトがつながりづらくなりましたが、今回は多額の損失が絡んでいるため、最悪の場合、賠償に発展する可能性もあります。機械相手とはいえ、頭の痛いところでしょう」
これについて同社広報は、「パソコンは確かにアクセスしづらかったが、スマホは大丈夫だった」と火消しに躍起。HP上では「急激な株価の下落に伴う24日のアクセス数の急増が原因」と恨み節を炸裂させている。
◆証拠金不足の客が続出
急激な株価下落は、ライバルの楽天証券も迷走させた。先物やオプション取引をしていた個人投資家が大損したため、証拠金が不足するケースが続発。そこで楽天証券は何をしたかというと、一部報道によれば、「投資家の支払い能力を確かめるため、自宅をグーグルマップで検索した」という。衛星写真に大邸宅が写っていれば、ホッというわけだ。普通なら直接本人に連絡するものだが、ネットの証券マンだけに対人交渉までバーチャルらしい。
霞が関には、アベノミクスの評判の悪さが、株価低迷の一因だという声も広まっている。甘利明経済財政・再生相は会見で「航行上、当機の安全には問題ありません。落ち着いて席にお着きください」と、なぜかパイロット気取り。この大臣の趣味はSF映画らしいが、頭の中が宇宙をさまよっていた。
また、長期金利の上昇で調達コストがかさむため、豊田自動織機やJFEホールディングスは社債発行を延期している。「異次元の金融緩和」と「機動的な財政政策」が招いた大暴落後も、マーケットはパニック状態なのだ。
それだけに、きょう(5日)発表予定の第3の矢(成長戦略)の中身が大事。これが閣議決定されるのは今月14日で、同日は6月先物の特別清算指数(SQ)の決済日。ダラダラやっていれば、米ヘッジファンドが、安倍・黒田の“アホノミクス”と本当にサヨナラしてしまう。
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