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(回答先: 「黒田日銀バズーカ砲」による上昇相場は 一時的な調整を経て、あと数年は続く! (イヤモンド・オンライン) 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 20 日 21:56:01)
マネーゲームアベノミクス相場の第2幕始動・アベノミクススーパーバブルの行方
インフレが必要だと、政府,マスコミ,エコノミスは妄想を隠さない。金融商品の売買行為は自分も神様も信じないウソを、ぬけぬけと言い張ることを許す不思議な空間である。今日では、紙幣を印刷すれば、百倍の赤字を埋めることができる。赤字が手品のように消えてなくなる。しかも紙幣と国債を増発して穴埋めするとハイパーインフレとなる。ところが金融商品と原材料の値上がりを放置しながら、消費者の所得は増やさないまま、生産工場を海外に移転すれば、国内市場が縮小するため、消費者物価のインフレは発生することができない。
株式バブルの膨張係数は、一時的に足踏みしても「上昇するから買う」の繰り返しさえ妨害されなければ、宇宙よりも大きく膨らませることができる。アベノミクス株式市場は、世界の投機資金を再び集中させることに成功した。素晴らしい紙幣は,紙幣を土台にした金融商品を放置すれば、自然と新しい信用を創造し膨張する。だが、紙幣は、その発行者の信用がなくなれば、突然紙切れになる。バブルは姿を変えるために、その破裂を予知できない。
金融商品は自然に信用を膨張させる。その膨張係数が、四倍以上になると、バブルは確実に炸裂する。政府マスコミ,エコノミストの目には、バブルの膨張が頂点に近づく足音は、匂いはしても聞こえない。そしてTPPなど「自由な貿易と内外投資が、世界市場を拡大させるので、バブルは絶対発生しない」と確信している。だが、世界経済は関税と通貨切下げ競争で、10年以上は悪夢にうなされることになる。だが政府,マスコミ,エコノミスの目にはインフレが必要だと、妄想を隠さない。
株券を持たなくても、カラ売りカラ買いができる。これらの金融商品の売買行為は変動リスクを軽減するための手段だと、自分も神様も信じないウソを、ぬけぬけと言い張ることを許す不思議な空間である。この空間は、プライバシー保護に守られ、そのベニスの商人的犯罪は一切追及されない。茶番的に少しだけ犯罪が公開されることがある。
エコノミストたちはアベノミクスはバブル的匂いはするが、いずれの国も、前回のバブルの体験から、賢くなっているハズだ。万が一破裂しても、その影響は限定され、景気は軟着陸できるに違いないと考える。そして取引額の75%を占めれば、相場は思いのまま操作できる。だが,買手が不在となって売手ばかりになれば、暴落を阻止することができない。
1929年バブルの匂いに気がついていた人は多い。だが、経済のどの指標も好調であり、あのモルガン商会が株を暴落させるハズが無い、と誰もが信頼し切っていた。だが、10月25日、暗黒の木曜日を迎えた。金融商品株は、相場からは中々脱出できない。売買高の記録は更新される。だが、その重みに耐えきれず、突然暴落すると、逃走パニックが発生し、バブルは噴出する。
日本は過去,取り付け騒ぎの経験から、日本政府は一千万円以下の預金を払い戻すルールを採用すれば、取付け騒ぎは発生しないと錯覚してしまった。だが、銀行や証券会社が倒産すれば、短期間でも、死に金(引き出せない預金)を発生させる。死に金はビジネスを破産させる。そして、150兆円の国民資産は、投信に傾斜すると、投信の解約は、早い者勝ちとなるため、取り付け騒ぎの発生は不可避となる。信用膨張商品は、名目の一割を流通させて運営されているため、一斉に取付けるなら、バブルは必ず弾ける。
フメリカはドルの世界通貨の地位を守るため、TPPでは相手国には関税ゼロを求め輸入品には一律関税引上げを維持して貿易収支を均衡させようと試みる。だが、膨張したドルの暴落は止められない、一気にバブルが弾けることは避けられない。通貨は、世界の信用を膨張させる。その膨張したエネルギーが出口を求め、石油や外債や株式にバブルを発生させる。キンを買って紙幣を国民にばらまけばインフレが起こり、デフレで喘ぐ企業や農業を救えると云う学説がある。キンを原価百分の一の自国の紙切れで買いまくると、インフレが起きデフレを解消できる、というエコノミスト学説は,1934年1オンス35ドル⇒1972年1オンス70ドル⇒1980年1オンス800ドル⇒1984〜2003年平均1オンス350±50ドルのキンが,いずれ1ドル3500ドル(MAX8000ドル)。為替1ドル100円〜150円(MAX200ドル)になる日が近い。
そしてバブル崩壊で外国からの資金が逃出すと、株・土地・債権・通貨が大暴落する。外国からの資金が逃げ出すと、カネの流れが逆流して貸手の円ドルが上昇し、自国通貨は暴落するため、物価高騰・品不足・購買力激減で、経済は大混乱する。外国からの資金を集め、自国のバブルを膨張させ繁栄させた国家は、バブルが崩壊すると、デフォルト(支払い停止)せざるをえなくなる。株と土地のバブルは永遠に継続するものではない,しかし「株と土地のバブルさえ復活すれば、すべてが好転する」という思考から脱出することができない,そのため、次々に発生する目先の処理に追われ、根本的解決が先送りされてしまう。数年後,我々は古今未曽有のパニックを体験することになる。
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