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Yuki von Murata氏からの
「キプロス金融危機 」 GMT 2013年3月25日
＜＜◆キプロス・ラルナカ国際空港のスパルタ人
キプロス共和国・ラルナカ国際空港でギリシャ系出国審査官は
スパルタの戦士（映画300:300名のスパルタ軍が100万のペルシャ軍を
迎え撃つ）のように顔を真っ赤にして、
私のパスポートに押された北キプロス・トルコ共和国の出入国スタンプ
（ニコシアでの出入り）を敵とし捕え、VOID（無効）のスタンプを
剣のようにして敵を刺して戦い続けるかのように何度も押した。
やがて、北キプロス・トルコ共和国の出入国スタンプはキプロスの土に
埋もれた古代の遺跡のようにスタンプの中に埋もれ肉眼では判読
できなくなった。
審査官は「こんな国はこの世に存在しない！」と征服に勝ち誇った
兵士のように言った。
凱歌を謳う兵士のように「（今回は）出国していいよ。
（次回北キプロス・トルコ共和国のスタンプがあったら出国させないよ）」
と言った。
私は英国人がよくする意味ありげな微笑みを浮かべて、
わざと慇懃な英語とアクセントで礼を述べ、パスポートを受け取った。
そして中東・ヨルダン王国・首都アンマンへ旅立った。
補足：キプロスはキプロス紛争が1964年から北のトルコ系
（北キプロス・トルコ共和国：トルコ共和国のみ承認）と南部の
ギリシャ系（キプロス共和国：ＥＵ加盟）と紛争が継続している。
＊：2011年8月7日の寄稿プーチン大統領
「アメリカは世界経済のドル支配に依存した寄生虫」を参照
本稿の理解の参照にもなる。
◆１冷戦時代から東西両陣営及び中東の情報機関及び情報部員の交差点
としてのキプロス
欧米の主要情報機関、
ドイツ連邦情報局（BND）、女王陛下の秘密情報部（SIS/MI6
）、情報保安部（SS/MI5）、軍事情報部(DIS)、政府通信本部(GCHQ)、
アメリカ合衆国・中央情報部(CIA)、国家安全保障局(NSA)、
イスラエル諜報特務庁(MOSSAD)、ロシア連保安庁(FSB旧KGB))、
ロシア対外情報庁(SVR（旧KGB・第一総局））などはキプロスにも
拠点を置いている。
キプロスは、欧州、米国、ロシアと中東の中継点に位置する重要な
役割を果たす拠点（連絡拠点、セーフハウスなど含む）でもある。
同時にこの国はタックスヘブンでもありマネーロンダリングの
拠点でもある。
各国情報機関のキプロスでの活動の実例（ほんの一分）を挙げる。
1-1イスラエル情報機関・モサド
1973年１月24日モサドはミュンヘンオリンピック・イスラエル選手団
を襲撃虐殺実行したテロリスト“黒い九月”に対して報復として暗殺を
実行していた。
黒い九月のメンバーをキプロス・ニコシアのホテルのベッドに
爆弾を仕掛け暗殺報復
1991年キプロスのニコシアで4名のモサドの情報部員を逮捕
1998年11月キプロスにてトルコで活動していた２名のモサドの
情報部員逮捕
1-2アメリカ合衆国・中央情報局CIA
1974年7月ギリシャの軍事政権がキプロスでクーデタ─を起こした。
CIAがキプロスに支援介入した。 CIA機密文書
現在もキプロスはCIA支援国の一つ（CIAの情報活動を協力）
1-3ロシア連邦
ロシアのスパイ団摘発、キプロスで逮捕の容疑者が逃亡
20０9年6月30日ロイター
1-4ドイツ連邦情報局(BND)
ドイツ連邦情報局(BND)がシリア沖の船舶からシリア内の
海岸線から約600Km余りをカバーし、同国の監視を続けている。
1-5女王陛下の英国・政府通信本部(GCHQ)
キプロスにはエシュロン（電子通信傍受施設）が存在する。
女王陛下の政府通信本部(GCHQ)が同じくシリアの動向を監視している。
シリアだけでなく、中東、ロシアなどのシジント（通信傍受情報）を
行っている。
現在、ドイツ連邦共和国及び女王陛下の英国の各情報機関は
シリアの反政府勢力を支援している。 他方、ロシアはこれに対抗して
シリア・アサド政権に対して支援している。
これらの実例(ほんの一部)が示すように、ここは今も
情報機関の交差点である。
◆1-6日本国への提案
従って、日本国政府は将来さらに詳細な中東情報の軍事及び外交情報
を収集する際は、この国への欧州、中東、ロシアの３地域に精通した武官、
外交官の派遣の他に将来対外情報機関を設立した際には、
同様に情報将校または情報連絡将校を派遣することが重要であることが
理解できるはず。
補足：例えば、日本国・外務省及び防衛省（財務省も国際金融情報収集
すべき場所だが）が中東に国の中での大使館を通した情報活動と違った
欧米露の対中東活動（政策、軍事作戦、動向など）の情報収集或いは
情報交換としての価値がキプロスにはあるということ。
異なった視点から事象を観察し情報を再検討できるという意味で
重要な場所である。
例えば東欧諸国の情報は東欧諸国内部での情報活動による情報収集の
価値とは別にオーストリア共和国・ウィーンでの対東欧諸国
（広い意味ではロシア、ウクライナ、コーカサス諸国などの情報も含む）
情報紙収集の価値は異なった価値を見いだせる機会が多々あると
いうことだ。日本の企業（総合商社など）が東欧各国で事務所を開設
して得る情報とウィーンで得る相手国の情報及び相手国への情報
（西欧州の東欧諸国への政治・経済活動、政治・経済戦略など）は
異なった価値あるものだと説明すれば理解できかと思う。
それと同じである。
◆2. 欧州連合(EU) ユーロ圏財務相会合がキプロスへの財政支援と
引き換えに全ての銀行預金への課税を決めたことを受け、
キプロス政府は2013年３月16日、全銀行鋼材からの引き出し制限する
預金封鎖を開始しだした。ロイター/産経
◆3プーチン・ロシア大統領の声明・・・およそロシア！
プーチン・ロシア大統領は3月18日「そのような決定が採用されれば、
それは不公平かつプロとして失格であり、危険だ」
プーチン大統領とロシアの本音：
「欧州とキプロスの諸君！諸君のキプロス政府への声明は、偉大なる
我々ロシア（この場合のロシアはプーチン大統領と
FSB及びSVR(旧KGB)の仲間たち）の資産に手を出すことだ。
承知の上でのことかね？その代償を払っていただく覚悟はあるのかね？
われわれ、ロシアは借りを返す主義だ！ロシアの見えざる長い手によって
二度と戻れない世界へ旅立ちしたいのかね？私の部下達、同志達の資産に手を
出すとは！ロシアへの侮辱は許さん！同志諸君！隊戦闘態勢！
お前たちが例えトイレに隠れようが、必ず探し出す！」
と言うことを即座に理解できないといけません。
一言で言えば、プーチン大統領は仲間を守ります。
が、仲間を裏切った者/仲間にとって危険な者には死をもって報復します。
少し脱線します。
この世界でも実力がある指導者は大抵慇懃、慇懃無礼か場合によっては
声のトーンを上げて強く主張する時があります。ですが、このような人物の
真の怖さを知らない、オツムの弱い者（DNQ）、ヤクザ者、朝鮮人に
プーチンの言っている意味を関西弁（著者は関西弁は話すことが
できない）でわかるように言うと「なんやわれ！耳から手（トカレフ＝ロシア拳銃）
を突っ込んで奥歯ガチガチ言わしたろか！
脳みそかき回すぞ！道頓堀（モスクワ川）に投げて沈めたろか！」
と言うことです。このレベルの者はこのような下品な言葉で言わないと
自分がどのような相手と対峙しているのかわからないから困る。
それでもおわかりにならない連中はアニメのブラックラグーンの
ホテルモスクワ・コードネーム“バラライカ”に殺害された日本の
ヤクザと同じ結果になります。 実際、ある人物に「年を重ねただけの坊や、
この世にはヤクザより恐ろしい者/組織が存在するのだよ。」この
言葉を誰かから聞いたことがあるヤクザ者（逃げた）もいるだろう。・・・
実力が違う。脱線終わり
プーチン・ロシア大統領としては極めて深刻な利害関係が生じる
事案であるということだ。
3-1問題点の指摘
ロシアはプーチン大統領とFSB及びSVR(旧KGB)の仲間たちの資産
に手を出すことを欧州連合財務相は承知の上で行ったのか？
知らないで決定したならばそれは大問題だ。と、金融アナリストの間
での指摘がある。もし、知らないで決定が行なわれたとすれば、
欧州金融業界ではそれはプロではない。欧州の銀行の窓口レベルの
従業員なら別だが、財務相レベルには（元民主党・田中防衛大臣のように
防衛に疎いように）疎い方もいるのかもしれないが、
その指摘は疑問がある。少なくても、欧州の財務相の一部とサポートする
閣僚次官と欧州国際金融の元締め（下記6）は承知しているはず。
むしろ、確信犯的に決定されたと判断する。
3-2キプロス共和国におけるロシアの資産
格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスによれば、
ロシア企業と個人資産はキプロスに310億ドル（約2兆9400億円）
相当の資産を持つ。キプロス籍企業向け融資を含めると。
ロシアのエクスポージャーは約600億ドルと見積もっている。
単純に310億ドルに約10％課税される2千億円あまり！
これらの預金、資産に税が課されると以下の点でロシア連邦に
とって支障が生じる。
3-3キプロス共和国におけるロシアの投資
キプロス沖にある油田の利権。海底油田から採れる海底天然ガス利権
がある。埋蔵量は800億ドルと推定される。
3-4キプロスにおけるロシアの軍事・情報活動
現在、ロシアはシリア。アサド政権を軍事。情報活動を通して
支援している。勿論、キプロスサイドからもロシアの支援は
シリアへ直接、間接的に行われている。
また、黒海から地中海に抜ける道の確保。沿岸にはトルコ、シリア、
イスラエル 地中海中継地にキプロスが地政学的に位置する。
軍事的な要でもある。
問題はロシア機動艦隊の地中海での寄港先はシリア・タクトス港である。
が、アサド政権崩壊となれば失う可能性が高い。そこで、3月11日、
ロシア海軍・ヴィークトール・チルコフ提督は「ロシア海軍は地中海
におけるロシアの利権を守るために機動艦隊を編成展開させることを
決定した。」「国防省は我々に地中海に常設する機動艦隊を編成するように
指令を出した」「この件で我々は既に行動を開始している」と
ヴィークトール・チルコフは語った。
キプロスでの課税が課されることになれば、ロシアとしても
この地域での活動に支障が生じる。プーチンがあえて声明を出すのは
このような背景もある。それだけ、課税されるとすればロシアとしても
極めて深刻な利害関係が生じる事案であるということだ。
◆4ドイツ連邦共和国・財務相の声明
ベルリン19日ロイター：ドイツ連邦共和国・ショイブレ財務相は
19日、キプロスの政府と議会、同国に預金している人々
（ロシア預金約30%）はキプロス債務問題で責任を負わなければならない
と述べた。「責任はドイツ政府にもその他の欧州メンバー各国にもなく、
「それはキプロスが決定したことだ」と指摘。
ドイツと国際通貨基金(IMF)は長期にわたり、キプロス向け国際支援は
個人の預金者（＊）が参加するものでなければならないと考えてきた。
また、財務相は「キプロス政府と議会はそれ（債務問題の解決策）
を今日決めなければならならない。ロイター転写終わり
4-1ドイツ連邦共和国・財務省の意図
要するに、ドイツ連邦共和は欧州がキプロスを救済するにあたって、
その中に含まれるロシア資本（ＥＵ加盟国でないロシア）
まで我々は救済できない（救済したくない）。また、そのような方針は
ＥＵ加盟国の立場上好ましくない。
そもそも論で言えば、キプロスに投資、預金した者に自己責任がある。
本来はキプロスがＥＵ加盟国でなければ救済する義務は我々にはない。
が、キプロスはＥＵ加盟国であるので今回は救済するが、それには
我々の要望にキプロスが従う必要がある。
ドイツの本音：ドイツはドイツだけで手がいっぱいなんだよ！
4-2ドイツ連邦共和国・連邦情報局(BND)の作戦だとする情報について。
ドイツ連邦情報局(BND)のロシアのマネーロンダリング
（資金洗浄）及び現在進行中のロシアの対シリア工作及び支援を標的
にした妨害工作としては意義がある。
＊このBNDの作戦の真贋についてはノーコメントとする。
但し、このオペレーションを実行する場合は、状況
（読み間違えると：ロシアが課税によって受けるダメージの事案と
キプロスへの援助による見返りとなる事案との比較）によっては
キプロスが逆にロシアが資金援助を決定した場合はより強い影響を
受ける可能性もあるということだ。その上、この作戦を遂行する場合は
キプロスと強い関係がある女王陛下の英国側の了承も必要になる。
例：キプロス沖海底油田の利権譲渡、キプロス側のロシア海軍に基地
（キプロスの英国海軍基地の存在との対立問題が生じる）の提供など。
BNDが作戦を展開する場合はこれらの要因を分析した上で遂行すると
いうことだ。また、通常BNDの作戦はモサド同様に意図しない限り
情報はリークされない。
4-3ドイツ国民の苛立ち、メルケルの葛藤と総選挙への影響
何故我々はナチとなじられながら、我々のお金を溝（キプロスや
ギリシャなどの禄に働かない債務国）に捨てなければならないのか！」
というドイツ国内の世論が高まる。
そのようなドイツ国民の世論でメルケル首相も総選挙を憂慮している。
4-4ドイツ連邦共和国と欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、
欧州中央銀行(ECB)の意向の奥に隠れている欧州国際金融
（ロスチャイルド家）の意向が本当に隠された意向（下記6参照）
ドイツ連邦共和国と欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、
欧州中央銀行(ECB)が描くのはキプロスが（アイスランドのように）
債権を処分する/踏み倒すこと。
キプロス共和国がロシアの資産などを不良債権にして処分する/踏み倒す
ようにさせたい目的がある。
この場合はドイツ連邦共和国及び欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)
、欧州中央銀行(ECB)側には痛みは少ない。恐るべきロスチャイルド家の
手法（褒め言葉です）むしろロシア側の痛みが大きい。
また、ロシアが手を出してキプロスを支援するならば、これまたおいしい
ことはない。
◆5キプロス政府の対応
プーチン大統領の声明後・・・キプロス政府は、勿論国民の財産を
守りたいという意図もある。が、ここは情報機関の交差点であり、
マネーリンダリングを行うキプロス。観光と言う光の部分がある一方で、
闇の部分を持っている国家でもある。その国家の資産の約30％を占める
ロシア（プーチンとその仲間）に逆らえない！（ガクガクブルブル）
ロシアの意向に沿う回答ができなければ・・・議員も銀行経営者も
大事な家族がいる身・・・
海岸か同国北部キプロス・トルコ共和国の国境でロシアの見えざる
長い手で二度と戻れない世界へ送り込まれるのではという恐怖も政府、
議会、銀行家にも支配している。必然的に、ロシアの意向に沿う解決方法
を第一に探ろうという方向になる）
5-１キプロス議会で否決。欧州側とロシア側から譲歩を引き出そうと
時間稼ぎを行っている。
このキプロスの態度にドイツ・メルケル首相は不快感を抱く。
他方、キプロス市民もドイツ・メルケル首相をヒトラーやナチス扱いして
デモを行う。アングロサクソン・メディアがドイツ批判を行っている。
（著者も個人的にキプロスのデモ、メディアに不快感抱く）
5-2キプロス政府は在ロシア大使館でロシア側にキプロス財政支援の
協力を仰ぐ。（脱兎のごとくキプロス側はロシア大使館へ行く）
ロシア大使館側、キプロス側に沈黙。多くを語らず。キプロス側は
ロシアの心理戦で敗北。キプロス側からロシア側が納得する提案を
出そうとする/譲歩を引きと出そうとする。ロシア大使館はキプロス政府に
モスクワへ訪問するように要望/指示する。まだ、調整が必要。
(キプロス政府側、心の中では涙)
5-3ロシアは預金、資本防衛のために移動を試みている。
5-4或いはキプロス政府はアイスランドのように海外債権を
踏み倒せるか？
結論：現状ではロシアに対してその資産全てを踏み倒すようなことは
できない可能性が高い。キプロス側は損失補填を提案するだろう。
5-5キプロス・サリス財務相とロシア財務相は22日、キプロス沖の
海底天然ガス利権の国営会社の設立、会債及び株式をロシア側が購入する
というキプロス案では合意に至らず。
ロシアはさらなるキプロス政府から利権を引き出すために合意せず。
下記7-2参照
6欧州国際金融（ロスチャイルド家）とプーチン・ロシアは
対立するか？交渉するのか？ 欧州国際金融側としてはキプロスに
対する政策でのロシアの動きは織り込み済みである。
注：以下、6-1〜6-5にてプーチン・ロシア大統領と対立する
オルガルヒのグループ・ユダヤ系ロシア人という表記をしている。
これは対立の図を理解するために表記した。
他方、プーチン・ロシアは今回の件では、
ロシアは意図/罠を理解しているため無謀な“表だった”
（ロスチャイルド家への）対立の道は避ける。なぜならば、
欧州国際金融の実体、戦略及び情報を把握している。同時に交渉術を
熟知しているのがプーチンであるからだ。勿論、プーチンが自分の安全は
オリガルヒとの対立から覚悟している。保身のために対立回避ではない。
さて、下記6-6で欧州国際金融の意図を述べる前に、
別の角度から事象を分析する。そのための6-1〜6-5にて理解のための
基本事項を述べる。
◆6-1ベレゾフスキーの死
2013年3月23日プーチン・ロシア大統領が女王陛下の英国政府に対して
何度も身柄引き渡しを要求し、英国がその度に拒否した
ロシアのオルガルヒ（ロシア新興勢力）の一人ボリス・ベレゾフスキー
（ユダヤ系ロシア人）女王陛下のロンドンで死去。顧問弁護士によると
自殺と語った。（自殺？・・・本当に？ どこかで過去の暗殺ファィルで
同じような事件を見た記憶があるのだが・・・）
6-2アレクサンドル・トリビネンコの死（下記：
プーチンとオリガルヒの対峙参照）
このベレゾフスキーに関連することをご参考までに述べる。
1998年ロシア連邦保安庁FSB（旧KGB）の情報部員アレクサンドル・
トリビネンコはベレゾフスキー、ミハエル・トレバシュキンらの
暗殺指令を拒否したと公表。2000年11月英国へ亡命。
2006年11月26日ポロニウム210によって暗殺
（英国SIS/MI6・ロンドン警視庁・スコットランドヤード・対テロ捜査部門側
の見解・ロシア大統領府副大統領副報道官ペシコフは「トリビネンコ
の毒殺未遂事件にロシア政府が関与するなどあり得ない。
全く馬鹿げたこと」だと否定。2006年11月27日スコットランドヤード
はベレゾフスキーの事務所からポロニウム210の痕跡があったと発表。
29日ロシアのイズベスチャはトリビネンコが核物質密輸ビジネスを
行っていた可能性があると報道。（ロシアによる偽情報工作）
6-3ソ連崩壊後のユダヤ新興財閥オリガルヒの台頭
今回のキプロス危機を理解するにあたって、理解しなければならない
基本知識がある。
それは、旧ソビエット連邦が崩壊し、エリツィンロシア大統領時代に、
旧ソ連の国有企業などを私物化し急速に巨額な財をなし大富豪に
なったオリガルヒ（大半がユダヤ系ロシア人）が台頭した。
6-4プーチンとオリガルヒの対峙
プーチン・ロシア政権がその後、ロシアの資産を奪い、
私物化するオリガルヒ（大半はロシア系ユダヤ人・ユダヤ系財閥）
を売国奴、盗人として逮捕、追放を行った。国内にいれば即逮捕収監、
場合によっては射殺（暗殺）。例えば、自動車会社・ロゴバンスを基盤に
台頭したボリス・ベレゾフスキー（ユダヤ系ロシア人）圧力を加え
2000年英国逃亡。2003年石油会社ユコス社・ミハエル・ボドルコフスキー
（ユダヤ系ロシア人）に対して脱税容疑で逮捕。
6-5プーチンとオリガルヒの決着・・・オリガルヒの衰退
このため、オリガルヒ（ロシア系ユダヤ新興財閥＝多国籍企業＝
新興財閥系銀行）の一部はロシアの財産/資産を売却し西欧州（主に英国で）
などの資産を買収した。リーマン・ショックが起こるまで、一時、ロンドン
の高級ホテルでは毎夜ロシアのオリガルヒ主催の派手なバブルによる
パーティーが行われていた。
例えば、ロマン・アブラモヴィッチ（ユダヤ系ロシア人）など挙げると
わかるだろう。そして、これらの背後に欧州国際金融ロスチャイルド家
の存在がある。この経緯を理解しておく必要がある。
ここで4-4取り上げたドイツ連邦共和国と欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、
欧州中央銀行(ECB)の意向の奥に隠れている欧州国際金融（ロスチャイルド家）
に視点を向けると本当に隠された意向が見えてくる。
6-6欧州国際金融：（4-4 再度記述）
6-6-1ドイツ連邦共和国と欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、
欧州中央銀行(ECB)が描くのはキプロスが（アイスランドのように）
債権を処分する/踏み倒すこと。キプロス共和国がロシアの資産などを
不良債権にして処分する/踏み倒すようにさせたい目的がある。
この場合はドイツ連邦共和国及び欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、
欧州中央銀行(ECB)側には痛みは少ない。
恐るべきロスチャイルド家の手法（褒め言葉です）
むしろロシア側の痛みが大きい。
6-6-2ここで欧州国際金融の益について考察すると、
キプロスの債権はもともとギリシャ国債に購入に原因がある。
ギリシャ国債で収益を得た国際金融の益(A)、ロシアの資産を不良債権化
させるによる国際金融の益(B)、ドイツ連邦共和国、欧州連合(EU)、
国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)によるキプロス援助による益(C)、
キプロス国民の預金への課税による益(D)などが挙げられる。
6-6-3また、ロシアが手を出してキプロスを支援する(E)ならば、
ロシアの出血で間接的に欧州国際金融を支えることになる。
これまたおいしい。
欧州国際金融側の金融戦略は見事に多面的（実は、クローズアップ
されているロシアだけを標的にしているのではない。キプロスだけでなく、
ドイツ連邦共和国も残念だが実は駒/標的/尻拭い役だ・・・
ドイツ人はこの点を見抜いているからキプロスなどの援助を反対している。
が、アングロサクソン側がメディアなどでドイツ連邦共和国を欧米内で
批判し、支援するように誘導）に組まれているということだ。
従って、ドイツ連邦共和国VSロシア共和国の図式は表面的な見解/事案であり、
両者が残念ながら実は駒/道具にされている。（欧州国際金融を批判する
意図はない。だれでも彼らの立場なら行う。重要なのはこの程度の
金融戦略を見抜けなければ国家は生きて行けない。見抜けない国家が
キプロスやギリシャ、韓国のような運命を辿る。中国共産党も見抜いていると
勘違いして彼らに弄ばれている。そして、私が防衛省・軍事情報部門に
金融情報課を設立する必要があると説く理由でもある）
グラスにワインを注ぐ。ロスチャイルド家のフランス或いは
イスラエル産のワイン（国によっては大使館御用達）は多くの方が
別格と評価する。改めて飲んでみた。が、・・・やっぱり別格だった。
◆7ロシア
上記6の意図を読み取っているロシアはこの手に乗らず、
距離を置く（間合いをとると同時に相手が刀に手をかけるか、
手をかけないか見ている）ことを選択した。
7-1根拠：1プーチン大統領「アメリカは世界経済のドル支配に依存した
寄生虫」発言は国際金融の本質を理解していないとできない。
国際金融の実体をプーチンとその同志たちは理解している。
2 ３月22日の交渉でキプロス側が提案する海底ガスの利権を渡すという
提案すら、受け入れず回答を保留している（情報が正しいとする仮定で）
。キプロス側に主導権は全くない。ロシア側にある。
7-2動向：1可能な限りキプロス内の預金及び資産が課税対象にならないよう
に資産の移動を速やかに行う。
２もし、ロシアがキプロスから損失の補填或いは撤退でなく援助する
決定を下す場合は、最終的には損失の補填或いは援助の見返りとして
ロシアは海底ガス田の利権について、キプロス政府の提案を超えるさらなる
利権を求めた上で合意に至る可能性がある。（ただし、このガス田の利権を
ロシアが握っても、英仏などと対抗して販売するルートの確保と収益を
得ることの必要性がある）また、ロシアの海軍のシリアの寄港の代わりに
キプロスでロシア海軍施設の利用拡大（キプロスは英国海軍と調性できるかが
問題となる）、ロシア情報機関との協力（既存の欧米情報機関との調整）など
さらに要求をすると分析する。但し、これらは水面下の交渉で行われる。
7-3 上記7-2-2と同時進行で、ロシアはこの問題は、欧州連合(EU)、
国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)の３者からなるトロイカの問題とし、
欧州が問題解決すべきと投げ返した。ロシアのその後の動向からはキプロス側
とある程度の交渉と決定を行ったと推定。ロシアの対キプロス交渉活動が
当初に比べ現時点では表面化していない。
3月25日キプロスは破綻回避、国内2位の銀行整理(上記6-6-1参照)。
キプロス支援条件で合意。ブルームバーグ：ロシア・メドベージェフ首相
「彼らは他人の財産を収奪続けると思う」と述べた。ロシアは同日に
発表された救済合意について査定していると付け加えた。
最後に、欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)は
どのような形でもキプロスを救済することになる/なった
（記述中25日に速報となった）。なぜならば、キプロス救済の支援金額
は欧州連合(EU)、国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)にとって
“不可能な金額ではない”からだ。
この問題は例えると誰がジョーカーを引くかということだ。
ここではジョーカーは一枚とは限らない。ジョーカーは二枚だけとも
限らない。その上引いた各ジョーカーにはそれぞれの破壊力が異なる
役割がある。そして、登場人物の誰がジョーカーを引いても利益を
得る方もいるということだ。
◆教訓：日本人がこのキプロス危機から、“国家が国民の資産を勝手に
収奪する事が起こる” もう一つは“金融機関が国家と国民の資産を
合法的に/勝手に収奪する事が起こる”がという事実を理解して
おくことが必要である。決して対岸の火と考えない方がいい。
今回はここで現在進行中のキプロス金融危機についての報告を終える。
さて、プーチン・ロシア大統領、「一本！」か「引き分け！」か。
最後に久しぶりにロシアのスミノフ・ウォッカーで、
ウォッカ・マティニでプーチン大統領のご健闘を！
Yuki von Murata
◆追加：要拡散：韓国崩壊した場合
朝鮮（韓国）人、韓国政府などは自国がどのように国際金融から
支配しているのか全く理解していない。朝鮮人と比較するのはロシア
に対して失礼だが、流石、プーチン・ロシア大統領！
そこで、韓国経済崩壊の際に、韓国政府は日本やIMF（日本が出費
しています）などに援助を求めてくるはず。その場合は、竹島の返還、
捏造された慰安婦問題の放棄、ソウル日本大使館前の下品な慰安婦像の
撤去（ベトナム・ライダイハン、30万人のベトナム人（子供。赤ん坊含む）
を韓国兵が虐殺、レイプ、南京大量虐殺どころではない。
捏造された慰安婦問題を世界各国で展開する韓国に対して
、日本国に対外情報機関があれば、ベトナムに韓国による
ライダイハン虐殺の批判工作を拡大させ陰で支援する方法もある。
韓国にブーメラン効果を与えればよい。今は遂行する必要はない。
「君はとんだ浪費家」とお叱りを受けたくなければね。
韓国が崩壊すれば海外でのロビー活動もできなくなる。
それから、日本がじっくりと対捏造慰安婦問題を遂行する韓国の
カウンターアタックを浸透させればよい。）盗難された対馬の仏像などの
返還（返還したくないならそれも結構日本人の嫌韓感情が高まるだけ。
システムダウンや経済悪化は祟りかもね）、強制連行でない不法入国した
在日朝鮮人の帰還（在日朝鮮人に韓国政府が徴兵義務を課させ、
拒否する者は犯罪者とし日本政府に引き渡すようにする・・・
韓国崩壊したら北が侵攻するかもしれない）、朝鮮人売春婦の強制送還強化
などを日本は韓国崩壊後に援助の際に条件として交渉のテーブルに出すべき。
韓国が火病になっても、日本はポーカーフェィスかつ沈着冷静に交渉する。
韓国が、日本の提案を拒否し中国の援助を求め、あるいは属国
に戻りたいのならそれもよかろう。
◆ご賛同頂けましたら、韓国が崩壊した際には、是非、拡散を
お願い申し上げます。戦わずに日本が勝つ合法的な方法だからです。＞＞
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