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(回答先: 株の値上がりは続くか 投稿者 taked4700 日時 2013 年 2 月 01 日 12:17:47)
インフレが必要だと、政府マスコミ,エコノミストは妄想を隠さない。そして金融恐慌バブルは、姿を変えて復活する。そして世界経済は関税と通貨切下げ競争で、軽く10年以上は悪夢にうなされる。
今の浮ついた楽天主義は、間もなく絶望の苦しみに変わるだろう。それは果てしなく続くように思われるが、たとえ悪夢でも永遠に続くものは何もないことを忘れてはいけない。偉大な社会は、人間の精神が絶望の奈落に落ちたとき、初めて誕生するのだ。
信頼感などが永遠につづいたためしはない。イソップ物語の寓話とそっくり
消費者の購買力を縮小させたまま、人為的にインフレ発生させ、国家と企業の悩みを解消したいというインフレ待望論者の妄想は、雄鶏の首を締め殺せば、早起きから開放されると考えたイソップ物語の寓話とそっくりではないか!あらゆる経済指数(生産・販売・雇用・投資・貿易)が三分の一以下に激減する世界的金融大恐慌の影響から逃れることはできない。
現在進行中の第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因。そもそも紙幣そのものが信用膨張の根源であった。今日では、紙幣を印刷すれば、百倍の赤字を埋めることができる。当たり前に紙幣と国債を増発して穴埋めするとハイパーインフレとなる。そしてインフレ待望論者は、インフレを起こせば、国家や企業の赤字は、手品のように消えてなくなる。と同時に、利益のない低価格に悩む企業を助けられるという妄想を抑えることができない。
円安(通貨の切り下げ)で消費者の所得は増やさないまま、金融商品と原材料及び物価の値上がり生産工場を海外に移転すれば、どうなるか? その答えは、国内市場が縮小するため、消費者物価のインフレは発生することができない。そして、輸出の好調のセイで、3年半ごとの景気循環さえ見えなくなる。また包括関税引下げ交渉は行き詰まり、二国間の交渉に中心が移ると,次に世界経済は関税と通貨切下げ競争で、10年以上は古今未曽有の悪夢にうなされることになる。
いずれ実際の需要の3倍以上が生産され、大供給過剰となるとバブルが弾け、激烈な価格切下げ競争に突入する。かくして、ドルと株の暴落で、第二次世界金融大恐慌の妖怪の姿は、誰の目にも見えてくる。政府マスコミは人民に我慢を強制するだけで、金持ちのかまどの煙しか気にする様子がなくなる。そして、150兆円の国民資産は、投信に傾斜すると、投信の解約は、早い者勝ちとなるため、取り付け騒ぎの発生は不可避となる。すべての人間が、死を連想して思考を停止し、死から逃れるために、逃走パニックを発生させる。
株式バブルの膨張係数は、一時的に足踏みしても「上昇するから買う」の繰り返しさえ妨害されなければ、宇宙よりも大きく膨らませることができる。株券を持たなくても、カラ売りカラ買いができる。上場株価の平均指数にすぎないダウやニッケイとよぶ平均株価指数でさえ売買可能である。信頼感などが永遠につづいたためしはない。バブルは、信頼感を崩壊させる事件を連続させる。そのため、世界で膨張する巨大なドルのマグマは、地震や火山の爆発のように、出口を求めて徘徊する。我々は経済指数三分の一以下という長期不況に突入しなければならない。
そして世界で唯一、民間銀行が紙幣を発行している香港が、ドルと固くリンクしているため、ドルが暴落すると、一気にバブルが弾けることは避けられない。そして各国の通貨発行の限度として、保有しているキンの価値を使用することになる。世界各地でキン争奪競争が勃発する。日本はキン争奪競争に遅れをとり、円が世界通貨の三極の一つにならない可能性もあるかもしれない。だが、日本はキンを原価百分の一の自国の紙切れで買いまくると、インフレが起きデフレを解消できることになる。そのことで円は基軸通貨の一極になろう。
こうして、ニクソンのキン離れによる為替フロート制は終わる。そして、世界の為替システムは、まず、ドルとユーロ通貨に各国がリンクする固定レート時代へ移行する。次に、国家がキン買いの主役となるキン獲得戦争の勝者が三極目&四極目の世界通貨となる。そして金融恐慌バブルは、姿を変えて復活する。
「個人的な結論」
2013年は、素材・形(デザイン・ディテール)・技術の要素が、一斉に反転する珍しい年になる。一時的に素材消費ブームとなり「景気は回復した」とマスコミは騒ぐ。しかし物価や株価が上昇し景気が下降するスタグフレーションを経験する。そして経済指数三分の一以下という古今未曽有の長期不況に突入しなければならない。
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