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フクシマの影響 米国にまで
タグ: 北米・中南米, 米国, 社会・歴史, 福島, 解説, アジア・オセアニア, 国際, 日本関連
ボリス パヴリシェフ
25.12.2013, 13:13
Photo: EPA
福島第一原子力発電所は事故から3年近く経った今でも社会を騒がせ続けている。最近、強い雨の影響により再び汚染水が漏れ出す事件が発生した。専門家らは海にはもれていないとしているが、それを信じる人はますます少なくなっている。米紙「The Cape Cod Times」は、福島原発から放出された有害物質が米国西海岸に近づいていると報じている。また事故後の救助作業に参加した米海軍空母「ドナルド・レーガン」の乗組員70名は、東京電力が十分なリスク説明を行っていなかったとして訴訟を起こしている。
原子炉から放出された物質の主要部分はチェルノブイリのように大気中に放出されたのではなく、海に放出されたと見られている。それは海流にのってとてつもない距離を移動し、地球の反対側であっても、海産物が汚染される恐れもある。ロシア議会下院(国家会議)天然資源委員会のマクシム・シンガルキン委員長は次のように指摘している。
−世界の海流を考えれば、米国北西海岸における放射線量は、日本に近いオホーツク海よりも高くなる可能性もあるのです。人類にとって最大の危険となるのは、それらの海域で採られた海産物が大量に食卓に給されることなのです。
すべての漁獲を検査することは不可能だ。それは漁獲を一切禁止することができないのと同じだ。日本政府はそれでも、一部の最も危険な海域における漁獲を制限している。大気中における汚染に関してみれば、事故から8日後にはすでにカリフォルニアおよびメキシコに達している一方で、ロシアには届かなかった。シンガルキン委員長は次のように指摘している。
−大気中における汚染については、オホーツク海やサハリン、極東、クリル諸島には届きませんでした。ですから、大気経由による危険はいまのところありません。「今のところ」というのは、原子炉からまだすべての燃料が取り出されたわけではないからです。つまり、また大気中に有害物質が出てくる恐れがあるのです。
チェルノブイリ事故の後、すべての有害物質についての規模をまとめるためには長い年月がかかった。国際環境保護団体「エコザシータ」のウラジーミル・スリヴャクさんは、福島についても同様に時間がかかるだろうと指摘し、次のように話している。
−10年から15年経てば、この事故の詳細が分かるでしょう。魚や海草など、海洋にあるすべてのものが汚染されていることは確かです。またそれが全地球に広がっていることも確かです。日本国内において広範な土地が汚染されていることも確かです。つまり、そのような点についてははっきりと分かるのですが、そこからより詳細な情報となると、長い時間をかけて調査を行わないといけません。
いまでもカリフォルニア沿岸で獲れるマグロはすべて放射線が含まれている、という結果がglobalresearchreport.com で示されている。褐藻類に含まれる放射性ヨードが200倍以上に増えているため、おそらく汚染水が達したものと見られている。米国西海岸でのイチゴおよびキノコにおけるセシウム137も上昇している。すでに鳥が死亡しているとの報告も地元住民から上がっている。ただ、このような資料はいまだに事故による影響の全貌ではない。
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