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原発事故の事情聴取を拒否する菅元総理への検察対応はどうなるのかというあまりに絶望的な踏絵。
2013-08-14 23:18:16 | 福島第一原発
昔、河上元特捜部長の『好き嫌いで決めろ』という書籍を作ったこともありますし、元特捜部の有名弁護士との付き合いもさんざんあったので、断言しますが、本来、検察が捜査ターゲットにしている人間を、逮捕起訴しないつもりだったのに、その人間が事情聴取に応じないので、逮捕起訴したケースは一例や二例にとどまりません。通例ならば、事情聴取拒否すれば、逮捕の流れだなあと、僕は普通に思います。
しかし、今回、菅元総理が、この原発事故の事情聴取に応じない意向を示しています。新聞各社の記事を読んでいると、意見書を提出して、対応に問題はなかったと伝えてはいるようですが。
そして、津波の予見は難しいということを理由に、検察はそもそも立件は不可能と判断をしていることも従来からずっと言われています。
この話を総合すると、そもそも検察は立件するつもりはそんなにないが、形だけは事情聴取しようとしたのだが、それさえ、菅元総理に断られているという構図です。
こんな立場になっても、検察が強制捜査に何も踏み切らないなら、腑抜けでしかありませんし、というか猿芝居を演じているに他なりません。
今まで、政治家や政府がおかしいことを行った場合、検察が強制捜査をおこなうことで、国と国民とのバランスを維持してきた経緯があります。しかし、そうした流れが、今回は極めて可能性は低いです。
国家の総体として大きな責任を問われる可能性がある場合、そうした一見、第三者的に機能するようにみせかけている検察組織が、本質的には何の役にも立たないことが露呈したのだとはっきりと言えると僕は思います。
本来、その国民の被曝を考えて、どこまで警告し、どこまで逃がすべきだったのか、最善を本当に尽くしたのか、疑問はつきません。SPEEDIが伝えられていないリアル。逃がすべきエリアのあまりの狭さ。そのことへの説明の不在。こうしたことの最高責任者は菅直人元総理にありますし、実務的には当時の政府、官僚、東京電力に責任があります。
しかし、その責任を刑事的に誰も問わないことを率先して、国家権力が決めるということは、その国家権力が根幹的に真の国家権力といえるのかどうかを、疑うべき事態だということです。
国民の命を護らせる選択をしない権力機関など、必要なものなのかと。
こうした不確かな立ち位置で、検察が見せかけの捜査をしようとする感覚に対して、菅元総理の弁護士グループは、その状況を踏まえて、事情聴取さえ拒否する戦法に出てきたのです。
昔なら、メンツをつぶされる検察は、何としてでも相手を逮捕しますが、決められたストーリーの中で、「意見書も出ましたので」とお茶を濁しそうな展開が最も予想されます。
いずれにしても、検察がどう最終判断するのかは、きちんと確認いたしましょう。
でも、菅直人という男は、自分は何の刑事責任はないと言い張る男だということです。多くの人が、病に倒れていく事態となっても、この男は責任はないそうです。最善を尽くしたそうです。
SPEEDIも出さなくて、関東東北に十分な警告もさせなくて、その後の防御策の大半が後手に回っていても、彼には法的な責任はないそうです。
では、だれに責任があるのか。責任をどう考えるのか。「反原発や市民派」というキャッチフレーズと人間の内実は何の関係もないことは、僕にははっきりとわかります。これは、この男だけの問題ではありませんから。日本中、有力者という中では、こういう輩が蠢いているだけです。
何の希望もありません。皆さん、本当に甘すぎます。
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※1申込につき1席の予約になります。
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8月31日(土曜日)
13:30開場 14:00開演 16:30ごろ終了 定員280名
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子供連れの方は膝上の場合無料、お席の必要な方は別途お申し込みください。
9月01日(日) 13:30開場 14:00開演
東別院会館 ホール (愛知県名古屋市中区橘2-8-45)
★当日、終了後に、まだ確定ではありませんが、放射能を懸念している、いろんな人たちが、交流できる飲食会を開催する計画があります。完全なオフ的なイベントです。これも併せてお伝えします。
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