http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/274.html
Tweet |
(回答先: 福島県内の子どもの内部被ばく検出人数はゼロ 国内から初、食事による内部被ばく影響論文 (週刊ダイヤモンド) 投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 13 日 13:50:00)
実際の論文を読んでいないので、本当は二つどころかもっと多数あると思うのですが、今気が付いた点を二つ挙げます。
1.ホールボディカウンタ(WBC)ではガンマ線しか測れない。つまり、アルファ線核種やベータ線核種による内部被ばくは測れていない。そして、このことに関連し、食品の検査そのものがガンマ線についてしかされていない。つまり、セシウムに関連してしか調査がされていないのだ。しかし、例えばストロンチウム90などがかなり放出されたのではないかと言う。そして、ストロンチウム90は基本的にベータ線しか出さない。だから、ストロンチウムのような食品中のベータ線核種については食品検査自体が行われていず、WBCでの検査もできない。WBCではガンマ線しか計測できないのでアルファ線もベータ線もどのぐらいの線量があるのか分からない。
2.原発事故当初の例えばヨウ素やキセノンなど半減期の短いものによる被曝、当然ガンマ線もベータ線もアルファ線による被曝もあったはずだが、ともかく半減期が1週間とか10日程度のものに付いての影響が一切考慮されていない。つまり、半減期が10日であれば10日で半分、20日で4分の1、30日で8分の1、40日で16分の1、50日で32分の1となって減少していく。早野論文で使っているデータは「2011年10月17日から12年11月30日の間」ということなので、7か月後、つまり、最低限210日程度は経過したものであり、60日で64分の1、70日で128分の1、80日で256分の1、90日で512分の1、100日で1024分の1、110日で2048分の1、120日で4096分の1、130日で8192分の1、140日で1万6千、、分の1ということで、210日以上経過しているので半減期の短い核種の影響は無視されている。しかるに、福島原発は4基分の原子炉及び使用済み核燃料がおかしくなり、そこから放射性物質が漏れ出している。つまり、チェルノブイリ事故の大まかに見ても8倍以上の半減期の短い核種が出ているわけで、これらの影響はかなりあるはず。
以上、2点あげましたが、早野教授はこういった点については故意に無視をしているはずです。まあ、食品からのガンマ線被ばくは食品検査をした結果、かなり抑えらえれているということでしょうね。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素31掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。