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福島県内の子どもの内部被ばく検出人数はゼロ 国内から初、食事による内部被ばく影響論文 (週刊ダイヤモンド) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/272.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 4 月 13 日 13:50:00: igsppGRN/E9PQ
 

http://diamond.jp/articles/-/34646
2013年4月12日  週刊ダイヤモンド編集部


 福島県内在住者の内部被ばくが、チェルノブイリなどの世界的な事例と比べても遙かに低いことを裏付ける論文が発表された。東京大学大学院理学系研究科の早野龍五教授が県内で住民の内部被ばく検査の支援をしている医師らとまとめ、日本学士院の英文論文誌、Proceedings of Japan Academy Series B89でオンライン発表した。福島第一原発事故後に、福島県内で生活している住民が、毎日の食事からどの程度内部被ばくしているかの実情をまとめた英文査読論文としては、世界でも初めてのものとなる。

 明らかになったのは、「福島県内の土壌の汚染から危惧されていた内部被ばくのレベルよりも、住民の実際の内部被ばくの水準はかけ離れて低く、健康に影響がでる値では到底ない」(早野教授)ということだ。

 福島県外ではあまり知られていないが、原発事故後に福島県内ではありとあらゆる団体により放射線影響による県民の健康影響に対して様々な検査が行われてきた。最大のものは福島県が2011年6月から行っているホールボディ・カウンター(WBC:人体の内部被ばく状況を検査する装置)による測定だ。これまでに延べ11万8904人の検査が行われてきたが、受診者の99.9%が国が定めた内部被ばくの抑制基準である1ミリシーベルトを下回るという結果がでている。だが、この検査結果数値では、測定された住人が1日どの程度の放射性セシウムを摂取しているかなどの詳細はわからなかった。

 論文では、希望者に対してWBC検査を提供している福島県平田村のひらた中央病院で2011年10月17日から12年11月30日の間に、福島県全域および茨城県の住民3万2811人を計った結果が示された。うち1万人以上が、土壌1平方メートルに放射性セシウム137が10万ベクレル以上ある地域に居住している。実際の計測でWBCの検出限界値300ベクレル(全身当たり)を超え、セシウム137が検出されたのは全部で4.7%のみ。さらに、その数値もほとんどがキログラム当たり50ベクレル以下に収まっている。12年3月以降の検査ではこれが1%に下がり、特に12年5月以降に計測した子どもで検出限界値を超えてセシウムが検出された例はゼロだった。

 論文では「自主的に検診に来る住民が、特別に内部被ばくについての意識が高い集団であるために値が低いのではないか」という指摘に応えるため、原発から約50キロに位置する三春町の小中学生ほぼ全員を対象にした検査結果も示された。11年冬の検査では、検出限界値を超えたのは1494人中54人だったが、12年秋の検査では検出限界値超えはやはりゼロだった。三春町は住民の2割が農家で、作った野菜を自家消費する家庭も多い地域であるにもかかわらずである。

 これらの結果から何がわかるのか。放射性物質に汚染されている食品を定常的に摂取し続けていないと内部被ばくの数値が上がることはない。原発事故後、土壌の放射性物質汚染の高い地域で流通している食物は、ほとんど汚染が無かったということが、改めて実証されたということだ。さらに「ごくわずかに出た例外的に内部被ばくの値が高い人でも、その後の問診や実際に食べたものの測定などの相談を行うことで、何が原因で高くなったかの特定と改善ができている」(早野教授)。事故後数年経っても住民の内部被ばくの数値が上がり続けたチェルノブイリ事故と異なり、福島では食品の検査や出荷制限などの措置が実際に県内に居住している住民の内部被ばくを食い止めることに効果があったということだ。

 この結果は、国際的にも大きなインパクトを持つ。というのも、チェルノブイリ事故後、放射性物質による土壌汚染と、その地域に居住する住民の内部被ばくには相関関係があると考えられてきたからだ。チェルノブイリ事故後のデータをそのまま福島に当てはめて、土壌汚染の濃度から住民の年間の内部被ばく量を推定すると、郡山市居住者でセシウム134、137計で5ミリシーベルトに達することも事前には予測されていた。だが、実際の測定値はこの仮定値をはるかに下回った。

 実は、原発事故後2年が経過したにもかかわらず、事故の放射性物質拡散の影響が住民の被ばくにどの程度影響を与えているかについて国際的に認められる研究論文は日本からほとんど出ていない。WHO(世界保健機構)がこれまで2回同様の論文を発表しているものの、実測のデータに基づいたものではなく、被害を過剰に仮定した前提のものでしかなかった。この論文はこの夏に取りまとめられるUNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)のレポートで参照されることが決まっており、福島の実態に基づいた新たな常識として国際的に認知されることが期待される。

 牛肉の全頭検査、コメの全袋検査など、福島県内で震災後これまでに検査された食品の検査件数は国の管轄で行われ厚生労働省に報告されているもののみでも40万件以上に上るが、そのうちそもそも装置の検出限界値を超えて放射性物質が検出されるものはおよそ10%。さらに出荷制限のキログラム当たり100ベクレルにひっかかるものは2%しかない。さらに、県やJA、漁協などで自主的に行われている検査を加えると、膨大な数の検査がなされ、そのほとんどが検出限界値以下という結果が出ている。だが、福島県内や関東での内部被ばくについての不安はいまだに根強く残るのが現状である。

今回の論文で示された実際の内部被ばくの状況が非常に低いという事実が国際的に認知されることになれば、福島県産食品に対する風評や福島県内に居住することについての住民の不安をいくばくかでも払拭することにつながるのではないか。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 鈴木洋子)


 

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コメント
 
01. 2013年4月13日 15:30:07 : 70QQlW7Sgo
"今回の論文で示された実際の内部被ばくの状況が非常に低いという事実が国際的に認知されることになれば、福島県産食品に対する風評や福島県内に居住することについての住民の不安をいくばくかでも払拭することにつながるのではないか"←
本末転倒の議論。福島県民を汚染から逃がさぬため、福島汚染産品を押し売りするための情報謀略だ!

02. 2013年4月13日 16:27:41 : RDZFWpITg2
鈴木洋子は誤魔化されているか利権のいずれか。

内部被曝であればホールボディーカウンターをナゼ使用しない?

食品検査も引き上げられた基準値以下であれば大丈夫と言いたいのであろうが

子供に対し50ベクレルの内部被曝で30%が白内障に。

本来コメの安全基準値は0.5ベクレルである。

  BYコレクター


03. 2013年4月13日 16:55:43 : l1K91mdvMs
大本営大勝利!

04. 2013年4月13日 17:43:07 : FfzzRIbxkp
鈴木さん、福島県に直接行って、三春町に直接行って取材したよね。
まさかデーターをかき集めてこんな記事書いてないよね。
線量計スイッチ入れて、三春町に行ってご覧よ。
たどりつくまでに、警告音が鳴るからさ。


福島県の三春町は、フクイチから50キロ圏内で際立って線量が低いところ。
その低いところの数値だけを出して、国民を騙すんじゃないよ。
100キロ圏内の伊達、川俣、二本松、郡山、白河、そっちのデーター出しなよ。
三春町よりも線量が高い場所。被ばくリスクも高い。


福島県三春町は、4月中旬から桜祭り。天然記念物の三春滝桜はライトアップ。
見ごろは4月下旬。
花見の客寄せに子供の被ばく線量データーを使うほど、卑しい人間がいるのか。

三春町のデーターから国民の被ばく防護の視点に立つのなら、

年間被ばく線量が、なぜ20ミリシーベルトのままなのか。
食品のベクレル基準をなぜ311前と同じに戻さないのか。

この点をマスコミが政府に質問して、記事にしなさいよ。
どこまで手抜きの仕事を続けているのさ。マスコミの給料泥棒のスカポンタン!!

全く役に立たない。


05. 2013年4月13日 17:51:37 : RtHpc6Pa3U
こと原子力事故後の放射線人体影響に関する限り
報道はつねに「安全確認された」「値は低い」を喧伝するほかないのが
金を生むしくみ、国家の屋台骨である原子力推進政策のもとでのマスコミ。
しかし、体内被曝については値は問題ではなく、
問題は、実際の個々の人体とその様態、症状である。
そしてそのことは臨床医、保険医、看護師、幼稚園保育園先生が
知っているが、かれらはなかなか個々の症状について
それが放射線体内被曝の影響だとはいいにくい立場にしばしばあるので
表沙汰になりにくい。結局、患者さん個人が孤立していくし、
原発事故影響をうるさくいえばいうほど誰からも相手にされなくなり、
社会問題に心ある理解ある臨床医が援助の言葉、理解の言葉をつげていくのだ。
しかし、マスコミはそういう細かい社会的現実は伝えない。

06. 2013年4月13日 17:56:27 : RtHpc6Pa3U
実際、風邪のような症状とか消化器官炎症など
放射能の影響は数知れない、このことはすでにチェルノブイリ事故後の
影響を記した書物にあるわけで、体内被曝とその厳しい現実など明白である。
ただきりもなく細かい症状が無数に、無数の患者さんを襲うので
それこそだるいとかねむいとか無気力とかもあればがんもある白血病もある
というわけで散漫な記事にしかなりようがない。統計上の各種発症者の推移、
死亡率の推移こそが重要で、WBCの結果なんかはむしろ原子力推進に
貢献する。見た目の値の低さが便利だから。

07. 2013年4月13日 18:39:12 : o0B8V5G7sU
01さんから06>さんまでは 週刊ダイヤモンド編集部の板
より専門的でしかも事実をコメントしています。



08. 2013年4月13日 19:23:41 : tZCqxAs6n2
週刊ダイアモンドの記事などまともに取り上げるほうがおかしい。

09. 2013年4月13日 21:40:07 : 6eJYETO2fI
WBCの高い検出限界値でND「内部被曝隠し」科学的粉飾 矢ケ崎教授 2012-11-03 23:13:03  テーマ:低線量放射線・内部被曝
http://ameblo.jp/datsugenpatsu1208/entry-11395900918.html

>【毎日新聞(朝刊)】2012/8/4の25面に表記見出しの記事が掲載されました。

> <原発事故>福島の子供 セシウム検出0.1%に 【毎日新聞 】 8月3日(金) 2時31分配信
 
>福島県内の幼児や児童約60,000人を対象に今年4〜6月に実施した内部被ばく検査の結果を解析したところ、放射性セシウムが検出されたのは約0.1%だったことが、東京大医科学研究の調査で分かった。幼児や児童では、取り込んだセシウムが代謝などで体外に出て30〜60日程度で半減する。東京電力福島第1原発事故から1年以上が経過し、現在は事故直後に取り込んだセシウムの影響がほとんど残っていない。? 担当の坪倉正治医師は「今回の結果は、事故後もセシウムによる内部被ばくが続いていたチェルノブイリ原発事故の被災地と違い、事故後の日常生活ではセシウムの取り込みがほとんどなく、大半の子どもで慢性的な内部被ばくが非常に低いレベルにあることを示している」と説明する。? 南相馬市立総合病院やひらた中央病院など福島県内の4病院で実施しているホールボディーカウンターによる内部被ばく検査を、今年4〜6月に受けた4〜12歳の幼児と児童計5,931人分の結果を坪倉医師が解析。放射性セシウムの検出限界(1人当たり250〜300 Bq)を超えたのは6人(約0.1%)だけだった。このうち3人は同じ家族で、最高で615 Bq。野生のキノコを食べたのが原因とみられる。? 坪倉医師は「露地栽培の野菜などを控えたことや、国の厳しい食品規制に加え、自給率が低く食品を輸入に頼っていることが影響した」と推測する。


>尿中のセシウム
>尿中のセシウムは0.1 Bq/l(リットル) まで測定可能ですが、この値から全身被曝量を計算すると、子どもの場合、全身について約6 Bqに相当します。ところが報告されているホールボディーカウンターの検出限界は250〜300 Bqとされています。しかしこれでは、尿測定の検出限界の50〜60倍に相当し、「測定」という名で実質的に「内部被曝隠し」を行っていることになります。このような「内部被曝隠し」に通じるホールボディーカウンターのずさんな測定は、検出限界が尿検査の検出限界と同程度にならない限り(実際はほとんど不可能)中止しなければなりません。
この測定限界の高い雑なホールボディーカウンター測定が「内部被曝は無かった」という被曝隠しに利用されてきました。ホールボディーカウンターの測定を、内部被曝があったかなかったかの判断に使用し、統計的データには決して使用しないようにすること、これが市民の被爆調査としては誠実な対応です。

>ホールボディーカウンターの測定結果
>ホールボディーカウンターの全ての被検査者は、検査結果の測定限界がどのようなものであるか、確認をすることです。既に述べた被曝を反映できない測定限界がある場合には、ホールボディーカウンターの測定結果の「非検出」という結果を信用しないことです。「将来、証拠確認」が必要となる市民の皆さんは、より信頼できる医療機関あるいは測定所で、より精度のよい測定を行うことが必要です。


福島県 子どもの放射能 尿検査せず 秘密裏に「困難」結論?東京新聞 こちら特報部 2012年10月25日
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2477.html

健康調査検討委、内部被ばく議論を当初削除 矢ケ崎琉球大名誉教授(毎日新聞)尿検査除外が本音か
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/750.html


10. 2013年4月13日 22:05:13 : 0NVoEL5OjY
阿修羅の原発板に巣食う煽り屋どもは、これまでの公的なあらゆる測定結果が、福島原発事故での放射能による被害が出ていないとことを示している事実が無念でならない

こいつらの望むことは、2011/4/11のM7地震でも影響がなかった4号機が倒壊することであり、子供らがありもしない甲状腺汚染で癌まみれになることであり、妊婦が全員奇形児を産むことであり、そこらの地面がチェルノブイリ以上にウランだのプルトニウムだのに汚染されて、関東がもう住めない状態になることだ

それを煽り屋どもは夢見、熱望し、乞い願い、渇望して悶え苦しむほどなのだ

だが、現実はおまえらの希求する様とは正反対だ
それはちょうどおまえらの欲望する小沢政治への支持率が0%であることとそっくり同じ真実の構造になっている


11. taked4700 2013年4月13日 22:34:46 : 9XFNe/BiX575U : wzR93AwKBc
>>10

>公的なあらゆる測定結果が、福島原発事故での放射能による被害が出ていないとことを示している事実が無念でならない

そうです。なぜなら、本当はかなりの被害が出ているからです。4万人程度を対象にした甲状腺検査でさえ10名程度の甲状腺がんが見つかっているのです。それを公的には事故前からの発がんだと言ってしまっている。それなら小児甲状腺がんが100万人に1人ぐらいであるはずだという事故前の日本の状況との違いはなぜなのかを説明しなければいけないがその説明はしていない。

>こいつらの望むことは、2011/4/11のM7地震でも影響がなかった4号機が倒壊することであり、子供らがありもしない甲状腺汚染で癌まみれになることであり、妊婦が全員奇形児を産むことであり、そこらの地面がチェルノブイリ以上にウランだのプルトニウムだのに汚染されて、関東がもう住めない状態になることだ

そんなことはありません。それよりも公的な発表を信じる方がどうかしています。原子炉にかなりの数付けられていた監視カメラの映像も確認できないような現状で被害があまりなかったとか、原子炉が壊れたのは津波のせいだとか、あまりにも現実を見ていないと思います。つまり、0NVoEL5OjY さんのようなかたこそ、事態を甘く見て、次の原発事故を招き入れてしまうと思います。

実際、除染の危険手当が日額3000円から1万円付いているのに、ほとんど未だに作業員の方へは払われていず、その刑事告発もされていません。

原発現場で作業をされている作業員の方へ電力会社がいくら日当として元受に払っているのかもまったく公開されていません。電気料金値上げの際の審査でも全くチェックされていません。そういう状態で下請け構造が5次とか8次とかのように多重になっている。本当に多重化されているのか、単に途中で手数料名目で金をかすめ取るのが目的ではないのか、疑問です。

どちらにしても全国規模で年額数千億円の金がかすめ取られているのが今現在の日本の姿なのです。それらの金は反原発の動きを止めるために使われていて、能天気に反原発を非難すればいいと思っている方たちが多く居るはずです。

結果的に、日本はこのまま次の原発事故へまっしぐら。世界の核廃棄物の処分場になると思っています。

よって、0NVoEL5OjY さんのような方こそ

日本が世界の核廃棄物処分場になることを「欲望」されているのだと思います。

反論をどうぞしてください。

お答えしますから。


12. 日本はひとつのチームなんです 2013年4月13日 23:57:43 : SOiJ6RcUWMrH. : qY7CVKkq3I
三春町は、事故直後、国と福島県の反対・妨害を押し切り安定ヨウ素剤を配布した唯一の地方自治体だ。
その当時、おそらくここに書き込んでいる反原発の大半がその重大な意味を理解できなかっただろう。(もしかして今も?)
三春町に幸あれ。

13. 怪傑 2013年4月14日 00:57:55 : QV2XFHL13RGcs : l3ZKslKFLU
早野龍五は東電あたりから、学術研究費などと称して研究資金を得た結果がこういう
あり得ない報告書になったんじゃないのか。とても信じられない報告書だ。
現に福島や郡山などでの民間人の調査や情報では相当汚染されている。

福島で凄まじい事態が発生!「福島では妊婦の15人の内12人が奇形児を出産しています!」(原発問題) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/158.html
福島原発事故後の葬式急増、火葬場混雑状態に関するツイートまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2133439387261475101
(県内の新聞)社には恐ろしい情報が山ほど入ってくるのです/浪江町の避難民、過半数は急性症状で死亡
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/441.html
福島県警警察官、急性白血病で 3人 死亡  三上英次 (JANJAN Blog) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/683.html
どんな被ばくと健康被害の中で生きているのか(郡山市からの報告) (とある原発の溶融貫通(メルトスルー)) 
http://www.asyura2.com/13/genpatu31/msg/222.html
南相馬市で「108万ベクレル」 市民団体、土壌を測定
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012022001001450.html
郡山の玄米からセシウム…もみすり機が原因か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121005-OYT1T01318.htm?from=ylist
郡山市『大根を軒下に干したら3421ベクレル/kgになりました』それだけ空気が汚染されてるってことです。 (日々雑感) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu28/msg/418.html
郡山市などのコメで基準値超え=福島県の全袋検査
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2012110200956
甲状腺被ばく4.6ミリシーベルト…浪江町民、弘前大が調査
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1357917155/-100
セシウム105万ベクレル検出 大熊の農業用ため池土壌 環境省調査 (福島民報) 
http://www.asyura2.com/12/genpatu29/msg/679.html


14. 2013年4月14日 10:19:08 : BmVQZQ1yvc
ウソがあるとすれば、検出限界値だろう。たぶん300ベクレルで切ると都合がいい
のだろう。いくつか尿検査の数字が報じられているが、それとも整合しない。

検出人数が下がった原因として、日本の土の特殊事情があるという。またでた、日本
特殊論。科学的にありえないことを説明するのによく顔をだすのが、「日本の○○
は特殊です」という話だ。


15. 2013年4月14日 17:07:48 : bFMGem8U3w
あまりウソを言わないこと。

中国のPM2.5どころではない。その何万倍もの悪影響がすでに出ている。

今も続く放射脳放出。週刊ダイヤモンドは黒墨。


16. 2013年4月14日 21:21:07 : DPm6VZLzN6
事故後、福島県在住のかたがたの食材はどうだったんですか。

17. 2013年4月15日 11:42:05 : xJHdiDE4wQ
>>5

あんまり煽りを言わないこと。

放射能の最大の影響は、この様な変質した 放射脳 を造り出して
しまった事です。

極微量の 0.0001μSv/h でも、放射能という言葉を耳にしたとたん、
脳が 放射脳 へ変質してしまうんです。

まぁ、そのうちフクイチがゆだとか金正日の陰謀と言いだしそうですが。


18. 子ワオ 2013年4月15日 21:03:03 : eZ8LL6ksKwCAQ : Q4ugh8WjtW
いや、論文には健康被害について何一つ書いてないぞ。
7か月たってからの検査で、急激に減ったのは着衣変えたからだし、逆にチェルノは着衣そのままだしな。
被害についての結論はなんも出てない。ダイヤモンドはミスリード。

19. 2013年4月16日 02:22:58 : xEBOc6ttRg
>日本学士院の英文論文誌、Proceedings of Japan Academy Series B89でオンライン発表

これか

サンプルの偏りが小さく、初期のヨウ素被曝の評価に問題がなければ、今後の晩発性障害は、ほぼ無視しうるレベルになるということになるが

今後の実証が待たれる

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/pjab/89/4/_contents
Internal radiocesium contamination of adults and children in Fukushima
7 to 20 months after the Fukushima NPP accident as measured by
extensive whole-body-counter surveys
By Ryugo S. HAYANO,*1,† Masaharu TSUBOKURA,*2 Makoto MIYAZAKI,*3
Hideo SATOU,*4 Katsumi SATO,*4 Shin MASAKI*4 and Yu SAKUMA*4
(Communicated by Toshimitsu YAMAZAKI, M.J.A.)
Abstract: The Fukushima Dai-ichi NPP accident contaminated the soil of denselypopulated
regions in Fukushima Prefecture with radioactive cesium, which poses significant risks
of internal and external exposure to the residents. If we apply the knowledge of post-Chernobyl
accident studies, internal exposures in excess of a few mSv/y would be expected to be frequent in
Fukushima.
Extensive whole-body-counter surveys (n F 32,811) carried out at the Hirata Central Hospital
between October, 2011 and November, 2012, however show that the internal exposure levels of
residents are much lower than estimated. In particular, the first sampling-bias-free assessment of the
internal exposure of children in the town of Miharu, Fukushima, shows that the 137Cs body burdens
of all children (n F 1,383, ages 6–15, covering 95% of children enrolled in town-operated schools)
were below the detection limit of 300 Bq/body in the fall of 2012. These results are not conclusive for
the prefecture as a whole, but are consistent with results obtained from other municipalities in the
prefecture, and with prefectural data.

 

 


https://docs.google.com/file/d/0Byf-QYeE0N7pTWFyRnVhMnhZNmM/view?sle=true
日本学士院紀要 Proceedings of the Japan Academy Series B 89 (2013) 157–163 の抄訳
  

福島県内における大規模な内部被ばく調査の結果

― 福島第一原発事故 7–20 ヶ月後の成人および子供の放射性セシウムの体内量 ―

早野龍五:東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻

坪倉正治:東京大学大学院医学系研究科 生殖 · 発達 · 加齢医学専攻

宮崎 真:福島県立医科大学 放射線健康管理学講座


佐藤英夫、佐藤勝美、正木 真、佐久間裕:ひらた中央病院(福島県石川郡平田村)

2013 年 4 月 11 日 オンライン掲載†

概要

福島第一原発事故は、福島県内の土壌を放射性セシウムで汚染した。チェルノブイリ事故で

得られた知見をそのままあてはめると、福島県県内の人口密集地で、年に数 mSv を超える内

部被ばくが頻出することが懸念された。

しかし、ひらた中央病院で 2011 年 10 月から 2012 年 11 月に行った 32,811 人のホールボ

ディーカウンター検査結果は、住民の内部被ばくが、この予想よりも遙かに低いことを明らか

にした。特に、2012 年秋に、三春町の小中学校の児童生徒(1383 人:在校生の 95 %)を測定

したところ、全員が検出限界未満( 3 mSv

合計

全期間(人数)

106,070
14
10
2
106,096

2012 年 2 月 1 日以降

15,383
13
10
2
15,408

90,687
1
0
0
90,688

が、その一つが、福島県が 2011 年 6 月から始めた WBC 測定である。表 1 のように、100,000 人

以上の住民を WBC で計測し*2 、受診者の 99.9% がセシウム 134、137 両方の預託実効線量を足し

ても 1 mSv に届かない。

ただし、福島県の WBC 結果公表には、Bq/kg もしくは Bq/全身 での細かな分布が含まれてお

らず、測定された住民が、一日平均何 Bq の放射性セシウムを摂取しているのか、そしてそれが地

表に降下した放射性物質の濃度と関連するのかを知ることが出来ない。

以下では、福島県内の住民の放射性セシウムの摂取量が、実際にどれだけ低いのかを呈示する。

2 方法

〇 ひらた中央病院における WBC 検査

〇 FASTSCAN による 2 分間測定

〇 検出限界 300 Bq/全身(セシウム 134、137 ともに)

〇 身長 110 cm 以下:20 cm 踏み台を使用

身長 125 cm 以下:12 cm 踏み台を使用

〇 検査前にサーベイメーターによる評価あり

〇 2012 年 3 月 1 日より全更衣あり

〇 2011 年 10 月 17 日 ∼2012 年 11 月 30 日の期間に総数 32,811 人を検査(図 2)

(ちなみに、このデータは、福島県が HP で公表している統計には含まれない)

〇 総数中、福島県民が 73 %、茨城県民が 23 %

〇 図 3 に福島県民居住地と土壌へのセシウム地表沈着量の関係を示す

論文投稿時に福島県 HP に掲載されていた資料より。現在は更に人数が増えている。

*2

3

Age distribution

2500

2000

Number of Subjects

1500

1000

500

0
0

20

40

60

Age

80

100

図 2 WBC 受診者の年齢分布 (4 歳–93 歳、中央値 12 歳、平均 19 歳)。横軸は年齢、縦軸は人数。

Number of Fukushima subjects Hn=24004L vs Deposition density

8000

Number of Subjects

6000

4000

2000

0
0

50

100

Cs Deposition Density HkBqêm 2 L

137

150

200

669

250

300

350

図 3 WBC 受診者のうち、福島県内在住者がどの程度の土壌セシウム 137 沈着量のところに

居住しておられたかを示す分布。横軸はセシウム 137 の沈着量 kBq/m2 、縦軸は人数。

3 結果

3.1 全体像

有意検出者のセシウム 134・137 比は放出初期におよそ 1:1 であったが、時間経過に伴いセシウ

ム 134 が減衰する様子が WBC で捉えられている(図 4)
。以下、本論文では、セシウム 137 の計

測結果のみを示す。

ひらた中央病院のデータでは、2012 年 3 月を境に急激な陽性率低下があるが、3 月 1 日から全

員にガウン更衣をした効果と類推される(表 2、図 5、および図 6 を参照)
。つまり、2011 年 10 月

から 2012 年 2 月までの 5 ヶ月間に検出された 15 % の陽性者の中には、着衣の表面汚染がある割

合で含まれていた可能性が高い。しかし、その定量的評価はできない。そのため、2012 年 3 月以

4

Csê137 Cs concetration ratio

134

1.4

1.2

1.0

0.8

0.6

0.4

0.2

0.0
0

Ê

Ê

Ê

Ê

Ê

Ê

Ê

200
300
400
500
Days after the accident

100

600

図4

比率の経時変化。横軸は事故後の日数。実線は事故直後の比率を 1:1 と仮定し、物理学的半減期

で計算した結果。

ひらた中央病院のホールボディーカウンターで測定されたセシウム 134:セシウム 137 の

20

Cs Detection Percentage

137

Ê

15

Ê

Ê

10

Ê

5

Ê

Ê

Ê

Ê

Ê

Ê

Ê

Ê

Janê12

Marê12

All

Children

0

Novê11

セシウム 137 の検出率の経時変化。黒は受診者全員、赤は子供。

Ê

Ê

Ê
Ê

Ê

Ê

Mayê12

MonthêYear

Ê
Ê

Ê
Ê

Ê

Julê12

Sepê12

Ê
Ê

Ê

Novê12

図5

降のデータの解析を主に行うこととした。

表 2 、図 5、および図 6 から言えることは

1. 福島県の内部被ばくレベルは土壌汚染のレベルに比して非常に低い。

2. ことに小児においては、2012 年 5 月以降に受診された 10,237 人で、検出限界(300 Bq/全

*
身)を超えた方がいない。3

3. ごくわずかに、100Bq/kg(数千 Bq/全身)を超える放射性セシウムを保有する方がおられ

なお、検出限界における推定実効線量の最大値は、
    ∼ 10 才:21 µSv/年( 5.8 Bq/日 )
    ∼ 15 才:13 µSv/年( 2.7 Bq/日 )
   ※()内は一日平均摂取量
である。

*3

5

表 2 ひらた中央病院での WBC 検査結果。n は受診者数、ndet はセシウム 137 検出者数、
ndet /n はセシウム 137 検出割合。左側に全受診者の結果を、右側に 15 歳以下の子供の結果を

示す。また、表の上半分は、全員更衣前、下半分は全員更衣後の結果である。

全員更衣前の小計

全員更衣後の小計

年月

2011 年 10 月
11 月
12 月
2012 年 1 月
2月

2012 年 3 月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月

合計

n

638
2,258
2,338
2,843
2,949
11,026
3,572
3,043
1,056
1,776
2,325
1,979
2,416
3,237
2,381
21,785

32,811

全受診者

ndet
137
( Cs)

ndet /n
(%)

76
327
352
341
244
1,340
113
44
13
13
6
10
1
1
11
212

1,552

n

12.0
15.0
15.0
12.0
8.3
12.1
3.2
1.4
1.2
0.7
0.3
0.5
0.0
0.0
0.5
1.0

312
970
1,456
1,665
1,907
6,310
1,821
1,162
321
1,079
1,236
1,223
1,804
2,736
1,838
13,220

4.7

19,530

子供 (年齢 ≤ 15)

ndet
137

(

Cs)

33
85
133
123
113
487
9
3
0
0
0
0
0
0
0
12

499

ndet /n
(%)

10.6
8.8
9.1
7.4
5.9
7.7
0.5
0.3
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.0
0.09

2.6

表3

ひらた中央病院でセシウム 137 の体内量が最も多かった 4 名の方々のデータ。最初の検

査結果(左)と、二回目の検査結果(右)の比較。

年齢

性別

74
70
74
66

居住地

二本松

川俣

二本松

川俣

137

一回目

Cs
(Bq/全身)
12,270
7,032
4,830
4,300

測定月

2012.8
2012.7
2012.8
2012.7

137

Cs
(Bq/kg)
183.7
111.6
69.4
69.6

二回目

測定月

2012.11
2012.11
2012.11
2012.11

137

Cs
(Bq/全身)
6,177
2,547
2,139
1,485

137

Cs
(Bq/kg)
91.9
40.6
30.3
23.9

*
たが(表 3)4 、天然のキノコやイノシシ、川魚などの食材を日常的に、未検査で摂取してい

たことがわかっている。これらの方々は、汚染食材の摂取を控えることで、生物学的半減期

に沿った体内放射性セシウム量の減少が確認されている。

最も高い方であっても、その実効線量は、約 1mSv/年程度であり、前述のチェルノブイリ事故後の係数を用いた予
測値よりも低い。

*4

6

All subjects: Oct 2011 Feb 2012

n 11026, nnd 9686 88.0

150

Frequency

100

50

0
0

100

150

40

30

Frequency

20

10

0
0

200

All subjects: Mar 2012 Nov 2012

n 21785, nnd 21573 99.0

50

137

Cs concentration Bq kg

Children age 15 : Oct 2011 Feb 2012

n 7045, nnd 6558 93.0

50

137

Cs concentration Bq kg

Children age 15 : Mar 2012 Nov 2012

n 15108, nnd 15096 100.0

100

150

200

60

50

40

Frequency

30

20

10

0
0

10

8

Frequency

6

4

2

0
0

200

50

137

Cs concentration Bq kg

100

150

50

137

Cs concentration Bq kg

100

150

200

図 6 セシウム 137 が検出された方の、体内セシウム 137 濃度 (Bq/kg) の分布。上の二つが全

受診者、下の二つが子供。左の二つは全員更衣前の 2012 年 2 月までの結果、右の二つは全員更

衣後の 2012 年 3 月以降の結果。セシウム 137 が検出されなかった方は、このグラフに表示し

てないことに注意。

これらの結果は、実効線量が極めて低いことを示唆しているが、これが「十分に食材に注意を

払った住民の、自主的な要望による WBC 検査」という、強いサンプリングバイアスによって得ら

れている可能性は否定できない。

そこで、次のセクションで、サンプリングバイアスのないデータではどうか、ということを示す。

3.2 三春町における WBC 検査 –サンプリングバイアスのない検査による結果–

ひらた中央病院では、三春町の小中学生ほぼ全員を対象に、これまで 2 回の WBC 検査を行っ

ている。これは、検査対象に行動や食習慣の偏りのほとんどない、サンプリングバイアスフリーな

データセットといえる。

三春町(人口約 18,000 人)は福島第一原発から約 50km 西方に位置し、農家数が全世帯の約

20 % を占める。セシウム 137 の土壌沈着量は 9∼160 kBq/m2 (平均 80 kBq/m2 )であった。三

春町民の多くが、高い内部被ばくのリスクに直面した、といえる。

第 1 回目の検査は 2011 年 11 月 24 日 ∼ 2012 年 2 月 29 日に 1494 人(全体数の 94.3 %)
、第 2

回目の検査は 2012 年 9 月 3 日 ∼ 11 月 8 日に 1383 人(同 95.0 %)に対し行われた(表 4)

結果として、第 2 回では検査を受けた全員が検出限界を下回り、検査を受けるべき対象全体の

95 % をカバーするという、サンプリングバイアスがない状況で、内部被ばくが非常に低く抑えら

7

三春町の小中学生のホールボディーカウンター検査結果。左が一回目の検査、右が二回目の検査。

表4

2011 年 8 月 25 日

時点での在校生数

2011 年冬の

測定者数

1,585

測定率

1,494

94.3%

137 Cs

検出者数

54

2012 年 4 月 1 日

時点での在校生数

2012 年秋の

測定者数

1,456

測定率

1,383

95.0%

137 Cs

検出者数

0

Cs Bqêbody

137

1400

1200

1000

Ê
Ê

800

Ê
Ê
Ê Ê
Ê
Ê
ÊÊ
Ê Ê
Ê Ê
ÊÊ ÊÊ
Ê Ê

600

400

200

0

2012ê01

Ê

Ê

Ê
Ê
ÊÊ
Ê
ÊÊ

Ê
Ê
ÊÊ
ÊÊ

2012ê04

YearêMonth

2012ê07

Detection Limit

ÊÊÊ
ÊÊÊ
Ê

2012ê10

三春町の小中学生の WBC 検査で、2011 年冬にセシウム 137 が検出された方のうち、
2012 年秋の検査も受診した 40 人の体内セシウム量の推移のグラフ。2 回目の検査では全員

図7

が検出限界未満となった。直線は、一回目測定結果と二回目測定結果(不検出の場合は一律に

150Bq/全身として表示)を結んだもので、理論的な意味は持たない。

れていることが示された。

一方、第 1 回では、1,494 人中 54 人に有意な放射性セシウムの検出がみられた。うち、卒業し

てしまった 14 人を除く 40 人は、2 回目の検査で検出限界を下回った(図 7)
。これは、第 1 回の

検査後、放射性セシウムをほぼ摂取せず、体外に排泄された結果とも考えられるが、検出の一部は

表面汚染を見ていた可能性もある。この要因についてこれ以上深く分析はしない。

4 まとめ

福島第一原発事故に伴う、多くの人口が住む土地への放射性セシウムによる土壌汚染は、住民に

重大な内部・外部被ばくのリスクをもたらす。もしチェルノブイリ事故後と同等の土壌汚染→内部

被ばく移行があるとすれば、住民の多くが、数 mSv/年 の内部被ばくを受けることが予想される。

にも関わらず、ひらた中央病院にて施行された WBC 検査では、住民の内部被ばくレベルが極め

て低いことが示された。事故後 12∼20 ヶ月にかけて施行された検査では、放射性セシウムが検出

されるのは受検者の 1.0 % のみ(小児では 0.09 %)であった。

三春町では、全児童生徒のうち 95 % の WBC 計測を町が主導して行い、2012 年秋の検査では、

その全員が検出限界以下であることを示した。これは福島県において、初めて対象のほぼ全数を計

測した、サンプリングバイアスのない内部被ばく評価である。

8

これらのデータは、福島県全体の状況を網羅するものではないが、県内の他の自治体や県のデー

タともおおむね一致する。しかしながら、この結果がすべての福島県民を内部被ばくのリスクから

解放したわけではない。計測の行き届いていない年齢の高い住民の中には、ごくわずかではある

が、100 Bq/kg を超える体内セシウムを持つ方が事実おられるのである。

土壌汚染と内部被ばくのレベルに大きな違いが見られる理由を解明することは、本論文の範疇外

であるが、今回の結果は、日常食からの放射性セシウム摂取が低い、とする、いくつかの陰膳検査

等の結果とも一致する。

いずれにせよ、内部被ばくレベルを低く保つ為に、食品の検査・スクリーニングおよび WBC 検

査は、福島県において継続的に施行されていく必要がある。

参考文献

抄訳では、参考文献は省略させていただきます。


20. 2013年4月16日 02:24:34 : xEBOc6ttRg


「空間線量計を見ると針が大きく触れていた」 関係者が語るチェルノブイリ原発事故直後
2013年4月16日(火)  鵜飼 秀徳


事故直後の4号炉
(写真:R.I.A.NOVOSTI/Gamma/AFLO)
 チェルノブイリ原子力発電所4号炉。1986年4月26日、当時最新鋭と言われた旧ソ連型原子炉は運転を始めてわずか3年しか経っていなかった。外部電源の喪失を想定した実験を行っている最中、原子炉が暴走。制御不能となって臨界を起こし、大爆発を起こした。
 原子炉は粉砕され、核燃料が四方に飛び散り、10日間、燃え続けた。原因は原子炉の構造的な問題、運用の問題など様々に指摘されている。



決死隊を称える像。チェルノブイリ村にて

昨年4月に行われた追悼集会(写真:ロイター/アフロ)
 IAEA(国際原子力機関)などで組織されたチェルノブイリ・フォーラムの報告書によると、これまでに事故処理にあたった約20万人の軍人や消防隊員のうち2200人が死亡したほか、被爆した住民ら合計4000人が死亡したと伝えられている。
 しかし、チェルノブイリ事故の被害データに関しては諸説飛び交っている。死者数十万人にも上るという報告もある。
 事故による放射性物質は地球の北半球全域に及び、日本にも降り注いだ。
 事故直後、旧ソ連政府が数日間に渡って爆発の事実を隠し続け、そのことが住民の健康被害を拡大させたと言われる。当時、ソ連は米国と冷戦状態にあり、核兵器製造とも密接に結びついている原発に関する情報は厳しく管理されていた。

 例えば、プリピャチ市は事故現場から3kmしか離れていない原発職員の街。すぐにでも逃げなければ生命の危険にさらされるこの地でさえ、避難が開始されたのは事故翌日の午後だった。そのほかの30km圏内の約12万人の避難については1週間以上後になったところもある。1990年代になって初めて詳細な汚染マップができ、ようやく避難を開始した人々もいた。
 ロシアの軍関係者から1986年の事故直後の様子を聞くことができた。
 原発から175km離れたノボズィプコフ市(現ロシア・ブリャンスク州)に住むセルゲイ・シゾフ氏(63)は事故当時、旧ソ連軍の空挺部隊に所属し、学校で放射能防護実地訓練をしていたという。その一問一答を紹介しよう。

ノボズィプコフ市に入った
軍人がいち早く事故を知った理由
1986年4月26日の事故をどうして知った?
セルゲイ:事故から2日後の4月28日朝、何気なく空間線量計を見てみたら針が大きく触れていた。最初は故障かと思った。アスファルトの上で最高70マイクロシーベルト/時、草地で最高100マイクロシーベルト/時を超え、屋根の下などはさらに高い値だった。原発からこれだけ離れていても大量に放射線が飛んできていることを知った。
空間線量計を持っていた?
セルゲイ:当時は米ソ冷戦状態で、いつ何時、核戦争が起るか分からない状態だった。私は軍隊に所属していたから、空間線量計を所有していた。私はこの街で最初にチェルノブイリ事故の放射能の影響を知った人間だ。

事故当時の様子を語ってくれたセルゲイ・シゾフ氏
「事故後、キノコや果実は一切、口にしていない」
それでどういう対応を取った?
セルゲイ:当局に知らせ、住民に通知するとともに、(甲状腺障害の予防に)学生にはヨードが配られた。当局はよくシャワーを浴びて、服をこまめに洗濯するよう命じた。現地で取れた食材を食べないようにとも告げられた。
現地で収束作業をした?
セルゲイ:私は予備隊員だったので行かなかったが、仲間は何人も現場に連れて行かれた。知り合いの司令官は病気になり、何人かは亡くなった。
今でも放射能の影響はある?
セルゲイ:この地は原発から相当離れているがまだまだ危ない。これまでに猟師らが何人もガンになり死んだ。私は事故後、この地でとれたキノコや果実は一切、口にしていない。
(第3回に続く)

鵜飼 秀徳(うかい・ひでのり)
日経ビジネス記者



腐海に生きる「風の谷」を往く
2013年4月26日で事故後27年目を迎える旧ソ連のチェルノブイリ原発に今年2月、記者が入った。崩壊寸前とも言われる「石棺」の様子や、現在検討中の新シェルターの最新情報を入手した。日本本土の約40%に相当する面積が「核」で汚染され、犠牲者4000人とも数十万人とも言われる史上最悪の核の惨禍。その後始末はどのように行われているのか。ロシア・ウクライナの2国にまたがる汚染地帯にも入り、「27年目の真実」を見た。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130411/246527/?ST=print


21. 2013年4月18日 00:15:53 : 0uakbCRtKo
>「福島県内の土壌の汚染から危惧されていた内部被ばくのレベルよりも、
>住民の実際の内部被ばくの水準はかけ離れて低く、健康に影響がでる値
>では到底ない」(早野教授)ということだ。

>だが、この検査結果数値では、測定された住人が1日どの程度の放射性
>セシウムを摂取しているかなどの詳細はわからなかった

住人が1日どの程度の放射性セシウムを摂取しているかなどの詳細が分りもしないのに何で「住民の実際の内部被ばくの水準はかけ離れて低く、健康に影響がでる値では到底ない」(早野教授)なんて結論を出せるのよ?

住民が何も食べていない、何も飲んでいないと仮定して言っているのか?


22. 2013年4月30日 22:44:14 : STsIJdZ8oM
東大の連中は、まず論文を発表してしまい世間を牽制しているね。実に面白い。被曝検査・調査は継続性が必要であり
安易に結論を出すべきものではない。セシウム137の性質上、時間をかけて安全性を確認して欲しい。仮にヘキサシアノ鉄(II)酸鉄(III)による治療にしても
セシウム137摂取量が30mSv以下だと効果は期待できない。



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