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(回答先: 金本位制の自動調整作用〜金の現送点とは?/牧野純夫 投稿者 仁王像 日時 2019 年 8 月 16 日 08:02:55)
金は世界通貨である〜七世紀にわたる金価格の上昇/牧野純夫
] 金
≪金は世界通貨である≫
金は人間労働の生産物の一つである。その意味で、他のもろもろの商品と同じく価値物である。だが、それが貨幣おされるのは、金が流通の手段、支払いの手段、価値蓄積の手段、あるいは価値の尺度として役割を果たすのにふさわしい性質を持つからに過ぎない。大昔から(さまざまな物質が貨幣に使われたが)、金はその希少性からわずかな分量で大きな価値を表す、貨幣となるにふさわしい自然的素材を持つからである。…1870年代を境に金本位制が世界の支配的貨幣制度となった。…金はそのようなものとして、またその自然的素材のゆえに、人類一般に受け入れられる世界性を持つ。金こそ世界通貨なのである。
≪七世紀にわたる金価格≫
13図(略)のロンドン市場にみる金の価格は、この七世紀のの間に、このように上昇の線を描いたのである。次に1700−1900年の二世紀にわたり安定している。
≪両体制の通貨の比較≫
金は貨幣として金に代り得るものが現れない限り依然として世界貨幣であるが、金は常に各国の通貨の価値をその価格や金量の上に移してきた。そして各国の通貨は、その生産力の発展の度合いに応じて金によって評価された。
≪金価格の新しい方向≫
これは戦後の新しい現象である。価格の一途な上昇という金の短かからぬ半生が、こkで社会主義体制のもとに新しい方向を取り始めた。そして、強化されたルーブルはどういう役割を果たしてきたのか。
ルーブルが社会主義諸国の社会主義建設に力を発揮したことはいうまでもないが、圏外の後進国に対するいわゆるルーブル攻勢は、それがいまd発展の過程にあうにせよ、借款の諸条件のうち利率ひとつとってみても、ドル、ポンドの借款はあるにせよ、戦後のソ連の生産発展率は米、英のそれを引き離し、その優勢は西側にもこれを認めざるを得ないこととなった。
…
円がいかに力を持とうとも、マルクがいかに国家権力を逞しくしようとも、第二次大戦は「貨幣は金でなければならぬ」という貨幣史の示すところを現実に証明した。そして、敗戦とともに「地下の金庫の封印」をみた円は、今度はドルを通して金に結びついている。
【出展】同前
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