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あのSTAP細胞が本当に発見されたとしても、…医療への応用の可能性は全く期待できない〜幻だった/鬼塚英昭
第12章 大河内とヤア師・仁科芳雄の闘い
≪仁科芳雄やヤマ師だったのか≫
私はこの小林稔の文章を読み、仁科芳雄はヤマ師だと思った。彼は無制限に近い研究費を財団法人・理科学研究所から引っ張り出したので研究員は研究に専心できた。それゆえ、彼は後に研究員たちから「日本物理学の父」と讃えられているのだと私は思っている。
第14章 日本製原爆は幻だった
≪ミリグラム単位でさえウラン235を造れなかった仁科研究室≫
オヤカタ(と研究員たちから呼ばれた仁科)は、研究員たちが召集の赤紙(ハガキ)を貰うと、陸軍や海軍に自ら出向き、原爆の重要性やレーダー光線の完成間近なのを説いて、彼らを理研に取り戻したのである。このオヤカタが「日本物理学の父」と尊敬されるのは、このように正当ともいうべき理由があったのである。
第22章 野依良治、理研の支配者となる
≪野依イニシアイブと錦の御旗≫
あのSTAP細胞事件は、こうした地道な研究(ES細胞)が続けられる一方で、突発的に起きた事件である。…小保方晴子がSTAP細胞を発見だか発明したことがたとえ事実であったとしても、それはただ、細胞が分裂したということに過ぎない。
終章 理研の闇が科学を終焉に導く
≪理研の闇に輝いたSTAP細胞≫
私はこの二人の科学者(郷通子、榎木英介)の提言を読んで、小保方晴子による不正事件がなぜ起きたのかの真相を知り得たと思った。…
理研は国家と密着して生き続けてきた。田中角栄の時代から予算をいかに獲得するかで、その研究体制も決定を見たのである。…
この間の事情を須田桃子の『捏造の科学者 STAP細胞事件』から見る。
小保方晴子は、1月の記者発表前に、野依理事長と下村文化相に会っている。
世界的に著名な科学者、笹井芳樹は小保方に魅せられて恋に落ちた。小畑峰太郎の『STAP細胞に群がった悪いヤツら』から引用(略)。
科学論文の生命線だったはずの再現性は度外視され、派手な打ち上げ花火としての機能だけが重要視された。空疎な言葉だけが踊り、マスコミが持て囃して、関連のバイオ・ベンチャーの株価が上がった。
人間の医療には何の貢献もしない研究だが、…平気で嘘をつく。
CDSの笹井芳樹センター長は、ベンチャー企業とも深く結びついていた。たとえ、あのSTAP細胞が本当に発見されたとしても、…医療への応用の可能性は全く期待できないのである。
≪生命そのものを冒涜したSTAP細胞事件≫
(略)
【出展】
「理研の闇、日本の闇〜和製原爆もSTAP も幻だった(下)」鬼塚英昭/成甲書房‘15年
(仁王像)
大急ぎでピックアップしたので、舌足らずの点はご容赦。
故鬼塚は、断片的情報を集積しそこから驚くべき知見を紡ぎ出し、われわれに提示する。動物的嗅覚が鋭いのは生来のものか、生い立ちによるものかは分らない。
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