http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/578.html
Tweet |
(回答先: トラ大の不規則発言は、積分すると今世紀の歴史の要請に応えるものになるのかどうかが問われている 投稿者 仁王像 日時 2018 年 2 月 19 日 21:58:43)
【出典1】米国軍事費 冒頭図の説明
http://www.garbagenews.net/archives/2258869.html
2016年時点の米ドル換算による軍事費上位10か国における、冷戦終結間際以降の軍事費動向を確認したのが次のグラフ。
各国とも少なからぬ通貨価値の変動や国内情勢の変化、経済の伸張が生じているが、特にロシアでは1991年末までソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)として成立しており、以後所属共和国のいくつかが分離独立し、主要通貨ルーブルの大変動や構成地域の変容を経て現在に至る、大きな激変の中にある。グラフでは継続した形でグラフを生成しているが、厳密には半ば断絶した形であり、注意を要する。
【出典2】米国軍事費 図3の説明
(クリックで図3→)http://img.asyura2.com/x0/d7/7407.gif
http://www.jiia.or.jp/column/201108/03-Matsumoto_Asuka.html
2) 第二次世界大戦以降の赤字予算の推移
第二次世界大戦以降の単年度財政赤字・黒字のGDP比率の推移を見てみると、大戦後いったん単年度財政赤字が解消したものの、1960年以降財政赤字がほぼ恒常化している(図2青い折れ線)(21) ことがわかる。さらに、近年の連邦政府総債務のGDP比率は、第二次世界大戦期間並みに突出している(図2赤い面→略)。
このような深刻な赤字財政の中で、軍事費はどのように推移してきており、今後推移していくことがありえるのだろうか。第二次世界大戦以降、GDPの成長とともに上記グラフ(図3)の軍事費(図3赤線)も90年代に足踏みをしつつもほぼ一貫して上がってきていた 。
一方で、全国家予算(図3オレンジ)における軍事費(図3緑)の割合は第二次世界大戦、朝鮮戦争、ヴェトナム戦争を経ながら減少傾向となり、GDPにおける軍事費の割合もしばらく低下してきていた 。
しかし、2001年を境に911後の対テロ戦争の中でGDPにおける軍事費の割合は増加に転じてきている。
(引用終わり)
米国軍事費の年間推移をネットでざっと見たがはっきりしたことは分からない。
冒頭のグラフでは2010年をピークにその後は下がってきているように見えるが、トランプ政権になってまた6000千億ドル(2017年)、73兆円(2018年)という情報もある。
出典2ではGDP比率では第二次大戦後から下がり続けているとしているが、図3の赤線の意味は全く分からない。この辺りのもっと突っ込んだ解明が待たれる。
以下(一)(二)は、拙コメを補強しての再掲。
ロシアゲートで軍産に反撃するトランプ共和党〜【軍産に果し合い】を挑む/田中宇
・http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/166.html
(一)http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/166.html#c8
8.仁王像[2031] kG2JpJGc 2018年2月28日20:30:09:S8tOibSmIM : S@RsCQ76QCs[1]
この田中説は、2017年3月7日から始まった(2)。一年経つ。
論証力が弱いのは筆者も感じている。長々しい本文は、ロシアゲートが軍産によるデッチ上げであるであることを縷々述べている。
だから間接的な論証で説得力に欠く。わずかに、
「ロシアと和解するよりも、米国に敵視され続けるロシアが中国などと組んで多極型世界を積極的に構築し、米覇権体制を崩していく「ネオコン方式」の方が効率的だと考え、方針転換したとも考えられる。
トランプの昨年、方針転換を始めた後、ネオコンを敵視する重要側近のスティーブ・バノンを切っている」
が目新しいが、バノンを切った理由は他にも有りそうだ。もっと直截に斬り込んだ解明が求められる。
トランプ大統領が、差し当たり軍産に下ったとして、その後どんな展開になって行くのか。前世紀の覇権国家に舞い戻っていくには、その体力も気力・知力はもはやないだろう。米高官たちの重みを欠く一連のチンピラ発言にそれが露呈している。
軍事予算が増えたというが、むやみに増やしていくことにも自ずから限界がある(3)、(4)。国民の生活を犠牲にしてまでそれをやれば、思想的内乱から銃火を交えた内戦に発展していく不穏な空気も漂っている。
軍産という利権集合体は軍事費を増やすことに常に腐心するだろう。だが、新世紀の今、世界のどこかで大規模なドンパチをしてまでという展望を持ったものだろうか。筆者はもはやそれは有り得ないと考える。米兵を数百人単位で殺しても米世論は「大義のない戦争から手を引け」の大合唱になるだろう(5)。利権を追究するフェーズの質が前世紀とは大きく違ってきているのではないかと考える。
木村太郎(田中も)が指摘しているように(1)、米国は世界から速やかに兵を引いていかねばならない。田中説は論証不十分だが、「覇権国に幕引き」というトラ大へ課された歴史圧力は時代の流れで、トラ大と謂えども逆らはなければならない必然性はないはずだ。
(補足)
無名氏の”トラ大の公約”を(6)にアップさせて頂いたが、ざっと見る限りこれが国外での戦火拡大を目的としたものとは考えにくい。Eに至っては単に軍産グループを潤すための口実でこれ自体は無害と考える。
(小型核兵器の開発なども軍産のご機嫌取りで、これを実使用しなければならない必然性もない。トラ大は、大望?実現のため軍産とうまく折り合うことを余儀なくされているのかもしれないが、やはり前世紀の軍産とは迫力が格段に違っている気がしてならない)。
(1)なぜ?表に出ない”隠れトランプ”の本音〜木村太郎「パックス・アメリカーナもこれで終わるんじゃないか」/Mr.サンデー
http://www.asyura2.com/16/kokusai16/msg/328.html
投稿者 仁王像 日時 2016 年 11 月 14 日 20:02:24: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
(2)トランプ政権の本質〜米国の「裏の権力」は、まだ軍産に握られたままだ、表と裏の激しい権力闘争が/田中宇
http://www.asyura2.com/17/kokusai18/msg/539.html
投稿者 仁王像 日時 2017 年 3 月 08 日 20:04:22: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
(3)元米陸軍情報将校「米軍が日本から撤退する理由」〜財政は悪化、第三世界のような貧困地帯が広が〜最大の理由、軍事費の節約
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/483.html
投稿者 仁王像 日時 2017 年 6 月 24 日 12:46:11: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
(4)元米陸軍情報将校が緊急警告、中国の脅威で米軍は沖縄から撤退したがっている! 2014年09月04日
http://www.asyura2.com/15/senkyo193/msg/766.html
投稿者 仁王像 日時 2015 年 9 月 27 日 21:24:12: jdZgmZ21Prm8E
(5)Re: 米国はベトナムで5万人の米兵を殺したが、今や「万」を超える兵士を殺すことはできなくなった!
http://www.asyura2.com/13/warb11/msg/655.html
投稿者 仁王像 日時 2013 年 9 月 06 日 20:07:15: jdZgmZ21Prm8E
・http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/166.html#c9
(6)(トラ大の公約/無名氏)
・http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/166.html#c15
15. 2018年3月01日 19:50:59 : htLbYDGmFg : tL9zMgv1r3A[5]
>米軍に関するトランプの公約は以下の通り。
@陸軍を54万人態勢に増強
A海兵隊を36大隊に拡充
B空軍は戦闘機1200機態勢(現有1113機)に増強
B海軍艦艇を現276隻から最大350隻態勢に増強し、中国の海洋進出に対抗
C欧州、アジア、中東の在外米軍や同盟国の安全を守るために最新ミサイル防衛システムを搭載したイージス艦を増強
Eレーガン政権以来の大型軍拡を通じて雇用創出と先端技術開発を進める
この増強はまだまだ完成していないので、トランプが公約を守るなら任期中に軍事費がもっと拡大するのは確実。
(二)http://www.asyura2.com/18/kokusai22/msg/166.html#c9
9. 仁王像[2032] kG2JpJGc 2018年2月28日 21:41:29:S8tOibSmIM : S@RsCQ76QCs[2]
・http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/529.html#c1
1.仁王像[1999] kG2JpJGc 2018年1月24日 20:00:21 : Kfnba6d53E : i4PXeu6PJIA[1]
(1月20日、TBS報道特集から一部)
ペンネーム、ヴィクター(35歳)はヴァンガードという白人至上主義者の団員。
ヴィクター「白人vs非白人の内戦は始まっている。トランプ大統領のお蔭で人種問題はタブーではなくなった」
(仁王像)
やはりそうだったか。「内戦は始まっている」という認識は重大である。「思想的内乱状態」では済まなくなっている。今後大きな意味を持って来ると思う。それこそ他国にかまけていられなくなろう。
米国の黒人奴隷制は1640年代から1865年まで2百数十年とされているが、その大きなツケが回ってきた。400年も前に強制的に連れて来て世代も重ねた黒人を、もう用済みだとアフリカに追い返すわけにも行かない。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。