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〔米朝をウラでつなぐ”謎の男”〕1月6日、TBS報道特集
北朝鮮から米政府へ向けたメッセージを託されたというこの男性は何物なのか?
去年10月11日、北朝鮮外交官が民間人を訪問、米政府にメッセージを託したことが取材で明らかになった。
”我々はニューヨークでの対話チャンネルの再開を歓迎する”
このメッセージを北朝鮮側から託されたという人物を取材することが出来た。
ニュージャージー州の小さなベーベキュー・レストラン、店の厨房にその人物はいた。ロバート・イーガン氏(レストラン経営)である。金庫の中から取り出したのは、米大統領からのバッジと北朝鮮・金日成主席のバッジだ。
イーガン「こちら(日成)のバッジは金正日(総書記)からもらったんだ」
イーガン氏は北朝鮮政府高官と最も親しい米国人とされる人物だ。ある写真を見せると、
イーガン氏「これは俺のパートナーのハン・ソンニョル、兄弟みたいなものだ。15年もいっしょに仕事したんだ」
イーガン氏が兄弟と呼ぶのは、北朝鮮外務省の韓成烈(ハン・ソンニョル)外務次官、国連代表部の次席大使としてニューヨークに滞在していた対米外交の総責任者だ。つきあいは25年にもなるという。
イーガン氏は、ベトナム戦争の米軍捕虜の帰国運動を続け、米政府に人脈があった。そのイーガン氏に突然、北朝鮮国連代表部から面会要請があったのは始まりだった。
それは1993年、北朝鮮が核開発疑惑が強まった際、NPT核拡散防止条約を脱退宣言をした直後のことだった。クリントン政権は北朝鮮空爆を検討、今と似た状況だった。第一次危機だ。この時、緊張緩和のために裏で動いたのが、イーガン氏だった。
イーガン「当時、北朝鮮は西側との何らかの対話を模索いたんだ。俺とハン・ソンニョルは北朝鮮の洪水被災地への人道支援について話し合った。北朝鮮国連代表部は、どうやって支援を引き出すかが任務だった。北朝鮮は米国を敵視していたけど、俺たちの対話チャンネルが設置されていることで敵対心が緩和されたんだ」
その後、イーガン氏は上院議員らと共に北朝鮮を5回訪問、人道支援の他、朝鮮戦争の米人捕虜の安否調査を公表するなど、緊張対話に向けた民間対話を水面下で進めた。(イーガン氏が示した写真には、レジャーを楽しむ北朝鮮交換の姿が。ある写真には、ハン・ソンニョル氏らが銃を持っているものがあった)。
イーガン「北朝鮮人に銃を持たせたアメリカ人なんて俺だけだよ。ハン・ソンニョルたちが、ショットガンを持っているだろう? 野鳥狩りに行った時の写真だ」
当時のリグン(李根)北米局長ら 当時の北朝鮮外交団と海釣りに行った時の写真。
イーガン「リグンは一番大きな魚を釣らないと気が済まない男なんだ。やはり共産主義者だよ。俺が海をコントロール出来ると思っているんだから。彼は俺の肩をたたいて小さい魚しか釣れないじゃないか、皆んな大きな魚を釣っているから何とかしろと言うんだ。
この女性に見覚えがあるだろう? 彼女は今、北朝鮮で偉くなっている」
イーガン氏の店の前で撮った写真には、リグン氏らと並ぶこの女性はチェソンヒ(○善姫)北米局長として対米外交を取り仕切る実力者だ。さらに金桂冠(キム・ゲグァン)第一外務次官の姿も。
1996年のアトランタ五輪では、イーガン氏は北朝鮮選手団の世話役となり、朝鮮戦争の捕虜の家族との交流会を開いた。
こうした親密さの一方で、イーガン氏はCIやAFBIに協力を依頼され、北朝鮮外交官たちに関する情報を提供していた。イーガン氏はハン・ソンニョル氏らと毎週のように店の名物バーベキュー・リブを食べながら語りあった。その時、北朝鮮側のこんな考え方を聞いたという。
イーガン「金正日は金銭と引き換えに全ての核兵器を手放す考えがあった。全部だよ」
話しは核兵器開発プログラムの売却案にまで及んだ。さまざまな話の中で、ハン・ソンニョル氏が称賛するアメリカ人がいたという。
イーガン「当時、韓(外務次官)は”ドナルド・トランプを尊敬してる”と公然と語っていたよ。俺たちは民間の著名人を米朝を繋ぐ代表者にするために探していて、その時に候補としてトランプの名前が出てきたんだ。尊敬してら理由は、トランプ氏が成功者だったからだ。韓もニューヨークに住んでいて、トランプの成功ぶりを見ていたから、それを気に入っていたんだ。これは冗談ではないよ、北朝鮮の高官ってのは、お金が好きだ」
その韓氏だが今は、
韓「今のトランプ政権の対朝鮮政策はアメリカの歴代政権と比べて、より悪辣で好戦的なものと考える」と。
北朝鮮側から対話再開のメッセージを預かったイーガン氏だが、米国務省からは「これ以上、外交に関わるな」と忠告され続けているという。武力攻撃をちらつかせるトランプ政権をイーガン氏はこう見ている。
イーガン「聞いて驚くかもしれないけど、米政府は本気で北朝鮮に核を放棄きさせる気がないように思える。北朝鮮側が対話再開を望んでいることを俺はホワイトハウスや国務省にも伝えた。なのに何の返事も寄越さない。何故対話を再開しないか分からないよ。トランプ大統領には金正恩と話し合う能力がある。両国とも戦争は望んでいないのだから最終的に考えを変えなければならない。戦争は選択肢ではないんだ」
(以下、略)
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