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〔緊迫、北朝鮮 危機の深層〕5月20日、Nスペ
先月15日、キム・イルソン主席生誕105年軍事パレード(に姿を見せた)キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長は盤石の権力基盤を改めて世界に見せつけた。就任後、新たな技術を次々と開発。保有する弾道ミサイルは1000発に達すると見られている。この日、ひときわ巨大なミサイルが登場、世界が息を呑んだ。ICBMである。核弾頭を積んだICBMの開発は、北朝鮮の最終目標だとされる。
今年、キム・ジョンウン氏は新年の演説でICBMの完成が間近だと宣言した。世界の安全保障は新たな局面を迎えることとなった。
かつて北朝鮮のミサイル開発に関わってきた北朝鮮の技術者が会ってくれることになった。指定されたソウル郊外のホテルの一室で身元を一切明らかにしない条件で撮影に同意した(2000年代初頭に脱北、首から下だけの映像)。
北朝鮮のミサイル開発は、他の国から設計図を入手し開発が進められてきた。しかし、最高機密であるICBMの技術だけは全く手に入らなかったという。
元高官「ICBMの開発に着手したのは、金正日総書記の時代だった。ICBMの技術は核心だ。いくら親しい国でも提供してくれるわけがない。ロシアや中国は何十回も実験し血のにじむような努力の末にようやく実現させた。北朝鮮は独自に開発するほかなかった」
北朝鮮がミサイル開発を本格化させたのは1990年代。まず中距離弾道ミサイル、ノドンから始めた。徐々に射程を伸ばし98年には初の長距離弾道ミサイル、テポドン1号を発射、アメリカの基地がある日本やグァムが射程に入ったとされる。2000年代に入ると新たな脅威、核実験を始めた。そして2012年、キム・ジョンウン政権の誕生で、ミサイルの発射と核実験が急増、就任後わずか5年で核実験3度、弾道ミサイル40発を越えた。
ロシア国防総省の技術将校としてICBMの開発に関わってきたウラジミール・エフセーエフ氏は去年1月に行われた北朝鮮の実験に、これまでにないこれまでに見られない兆候が見られたという。潜水艦から発射されたミサイルは30キロ飛んだが、ある変化を見逃さなかった。
エフセーエフ「あの発射実験は非常にインパクトのあるものだった。固体燃料を使ったミサイル開発に北朝鮮は成功した。北朝鮮は長い時間をかけて経験と材料を蓄積し、あるとき急激な前進を遂げたのかもしれない。すぐれた固体燃料の開発に成功した可能性がある」
固体燃料開発の真の狙いは、軽量化で飛距離を確保しICBMに利用することだと指摘する。
エフセーエフ「固体燃料の開発によってミサイルの能力が向上した。これは非常に重要な進歩だ。北朝鮮はICBM開発に向けた動きを加速させ、攻撃能力を高めている」
長年、アメリカの軍需産業でミサイル技術の研究を進めてきたマイケル・エルマン氏の目にとまったのは、去年9月に行われエンジンの燃焼実験は、ロシアで人工衛星の打ち上げにも使われたエンジンをコピーしたものだと突き止めた。改良次第ではICBMへの転用が可能だという。
エルマン「この技術を見逃してはならない。このエンジンは人工衛星のためのものだが、彼らが望めばICBMにも利用できる」
エルマン氏は、飛行距能力は早ければ4〜5年でアメリカ本土に達すると警告する。
エルマン「北朝鮮はICBM獲得につながる道をまい進している。あとは彼らの時間と予算そして粘り強さ次第だ」
しかし、そこには大きな技術的課題があると考えられている。
@核弾頭の小型化(今のミサイル技術では核弾頭を1トン以下にする必要)
A最大の壁、時速2万キロ(音速の200倍)で大気圏に突入する衝撃と熱への対策。大気圏に突入する角度が5.9度でも6.2度でも成功しない。正確に6度でなければならない。(米国でさえ、今なお大気圏突入の実験を継続している)
ロジャース・カバゾフ(在韓米軍元情報将校)「アメリカは正しい角度を見つけ出すまでに実験で多くの弾頭を燃やした。当時のソ連も同じだ。北朝鮮の技術はかなり進んでいるが、まだICBMの実験は一度も行っていない。だが何時、実験するか分からない。目標を達成するまで開発を続ける、それが北朝鮮だ」
北朝鮮の野心にアメリカは危機感を強めている。
(以下、略)
スペースシャトルの大気圏再突入時も、角度が深すぎると機体が燃えてしまい、角度が浅すぎると大気圏に弾き飛ばされスキップしてしまうことが知られている。この角度も同じ6度なのだろうか。WIKIには書いてないようだ。
専門家が再突入は正確に6度でなければならないと証言し、番組でも放送していることは、北はすでにこの角度は把握している筈だ。後は弾頭の耐熱技術と角度の正確なコントロールということになる。番組では、超大国が10年かけて手にした技術を北は数年で獲得したという専門家の証言もあった/仁王像
・スペースシャトルの大気圏再突入 wiki
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B0%97%E5%9C%8F%E5%86%8D%E7%AA%81%E5%85%A5
- 北ミサイル…急激進化の裏に“天才科学者”の金正植(キム・ジョンシク)/報ステ・ニュース 仁王像 2017/5/23 06:26:54
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