http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/450.html
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〔見えない”貧困”〜未来を奪われる子どもたち〕2月12日、Nスペ
千葉県のある高校で調査したところ、アルバイトしている人のおよそ半数が(51%)、生活費のためと答えた。
高校2年生のこの女子は、平日は4時間、休日は8時間はたらいている。今、日本では6人に1人が相対的貧困に置かれている。しかし、子どもたちがどんな困難に直面しているのか、ほとんど分かっていなかった。
今、各自治体では貧困状態にある家庭の中の細かい状況まで聞き取り、これまでにない調査を始めている。
小学5年生のこの女子は、小学生になってからおさがりばかりで新しい服を買ってもらったことがない。働く母親に代わって毎日家事をしている。
中学3年生のこの男子は、塾や習い事に通えず高校進学後に部活動を続けることも諦めた。
調査からは、子どもが当たり前に持っているはずの物、人との繋がり、教育の機会が奪われていることが分かった。
私たちは、子どもたちの未来のために何をしなければならないのか考えた。
相対的貧困とは、平均レベルよりも下のレベルにある意味である。年収で言えば、1人世帯では122万円、4人世帯では244万円(20万/月)未満を指す。こんな中、貧困状態を可視化するため、大規模な調査が行われている。
なかでも最も規模の大きな調査を行っているのが大阪府である。解答したのは5万世帯。困窮度(世帯の手取り収入)の中央値の半分(50%)の世帯を、困窮度1とすると、12.3%が該当することが分かった。
この調査では、「剥奪指標」という新たな指標が使われた。剥奪指標とは、経済状況が標準的な家庭と比べ、子どもたちが何を奪われているのか、を示すもの。およそ200の質問項目から剥奪状況を調査、見えない貧困の状態が初めて浮かび上がってきた。
病院に行かせられない:0.6%/標準世帯
7.7%/困窮度1
新しい服や靴が買えない:2.3%/標準世帯
27.6%/困窮度1
その一方で、
スマートフォン・タブレット機器がある:56.5%/標準世帯
61.5%/困窮度1
と標準家庭を上回っているのは、親がほとんど家にいないので子どもの安全を確認するライフラインになっているという実態。
調査からは、ある傾向が浮かび上がった。ゲーム機、自転車、テレビがない等、子ども同士の付き合いやコミュニケーションに欠かせないものについては、ほとんど違いはなかった(僅かな差)。その一方で、
本がない:16.8%/標準世帯
29%/困窮度1
運動用具が無い:19.1%/標準世帯
28.3%/困窮度1
(つづく)
(50分の動画もぜひ見られたし)
・http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/143.html#c3
- 見えない”貧困”〜子どもたちのつながりの剥奪〜43兆円の社会的損失にも/Nスペ 仁王像 2017/2/14 20:40:18
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