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偽ニュース特集〜トランプ時代 真実はどこへ〜単純な記事が歪曲、ショーアップされ世界に広がる例も/Nクロ現
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/448.html
投稿者 仁王像 日時 2017 年 2 月 13 日 20:24:48: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

偽ニュース特集〜トランプ時代 真実はどこへ〜単純な記事が歪曲・ショーアップされ世界に広がる例も/Nクロ現
〔フェイクニュース特集〜トランプ時代 真実はどこへ/2月6日、Nクロ現〕

 (一連のトランプ発言など)何がウソで何が真実なのか、混迷するアメリカ。昨年の大統領選挙でフェイクニュースがインターネット上に現れ人々を惑わせた。

 フェイクニュース1:ローマ法王もトランプ氏を支持。
 フェイクニュース2:FBI捜査官がクリントン氏のメール問題で無理心中。
 フェイクニュース3:クリントン氏が児童売春組織に関与(これを信じた男が拠点とされるレストランを襲撃)。

 フェイクニュースは何故、どのようにして生まれるのか。社会はどこへ向かうのか。
 今回、米大統領選の最中、フェイクニュースを発信し続けたサイトの製作者が取材に応じた。そのサイト名は「Real True News」である。
 マルコ・チャコンさん(48歳)は普段は金融機関の重役を務めている。仕事の合間を縫って運営。友だちにジョークを楽しんでもらう目的で3年前に開設。これまでの数百本の記事がすべてフェイクニュースだ。今では一本の記事に2万回以上のアクセスがあるという。

 チャコン「ニュースの見出しだけ見て読みもしないで拡散する人が結構いるんだ。こうしてフェイクニュースが広がっていくんだ」
 たとえば、秘密の世論調査でトランプ氏がリードという去年8月の記事。メディアは隠しているがトランプ氏が圧倒的に有利だと(トランプ:72%、ヒラリー:28%)、明らかなウソを伝えた。ところがこの記事は数万のアクセスを記録した。
 チャコン「明らかにバカみたいなトランプ氏有利の記事を乗せたら保守層は半信半疑で揺れ動くだろ、それを狙ったんだよ」
 チャコンさんのフェイクニュースは手の込んだものになって行く。若者からの支持が伸び悩みの課題となっていたヒラリー。そこでチャコンはヒラリーが非公開の講演で「若者は負け犬だ」と発言したというウソのニュースを流した。
すると大手メディアがニュース番組で引用した。その後、ウソが明らかになり謝罪する事態にまでなった。
 今もフェイクニュースを発信し続けるチャコン、ウソを真に受ける社会に問題があると語る。

 チャコン「何が正しいかなんて彼らは気にしないんだ。この流れを止める方法はない。そういう時代なんだ」
 フェイクニュースが広がる背景には、SNSを通して自分に興味のある情報だけを受け取ろうとする人たちの増加がある。
 非正規の仕事をしているジンジャー・ベルさん(38歳女性)は、普段、テレビや新聞は全く見ず、持ち歩くスマートフォンだけが情報源だ。元々はフェイスブックを通してさまざまな人々と情報のやりとりをしていたが、自分と異なる意見や見たくないニュースに煩わしさを感じるようになり、設定を変えて情報が入らないようにした。今は、自分が好む情報だけを受け取るようにしている。
 SNSに詳しい専門家は同じ考えの人から流れてくる情報ばかりに触れているとフェイクニュースが紛れ込んでも疑いを持たなくなるという。

 薮内潤也(アメリカ総局)「一言で言うと、フェイクニュースによって社会の分断がより深まっていると感じる。
 フェイクニュースは今も日々作られていて、最近も、オバマ大統領が『退任した後にホワイトハウスから離れるのを拒否した』」と述べたというウソ情報が広がった。取材してみると、フェイクニュースは軽い気持ちで作られている実態が分かった。
 米国では今、何が真実かではなく自分が信じたいものを信じるようになっている。それぞれが自分のカラに閉じ籠り、多様な意見が耳に入らなくなる。そんな状況に危うさを感じる」

 軽い気持ちで作られたフェイクニュースもあるが、政治的意図を持ったもの(プロパガンダ・差別・排斥)や愉快犯のものもある。
 調査ではフェイクニュースを拡散してしまった人が23%にも上っている。
 もう一つ情報の受け手の状態を表す言葉「フィルターバブル」というのがある。利用者はインターネットでさまざまな情報に繋がっているようだが、見えない泡に覆われ、偏った情報で真実が見えなくなってしまうことだという。

〔衝撃 ウソが事実を捻じ曲げる〕
 ペーター・バンダーマン(ルールニュース記者/ドイツ、ドルトムント)は、ある広場で深夜1000人ぐらいが集まって爆竹を鳴らし年越し祝っていた。そこには移民もいた。その時、別の場所では教会でボヤ騒ぎがあった。花火の火がついたというものだった。バカ騒ぎは毎年のことで、火は10分ほどで消え、教会に影響はなかった。バンダーマンはそのことを記事にしてネットで伝えた。
 だが想像もしていないことが数時間後に起こった。この記事がオーストリアで引用され、シリア人が「アッラーは偉大なり」と叫び教会に火をつけたかのように書かれていた。その時は、よくある移民排斥のプロパガンダで大したことはないと思った。ところがさらに二日後、移民やイスラム教徒に排他的とされるフライトバード(ロンドン支局)の記事に引用記事を掲載。タイトルは「1000人の暴徒が警察を襲撃、ドイツ最古の教会に放火」と、移民たちがISと関係しているかのような描写があった。

 事実と異なるこの記事はヨーロッパを中心にSNSを中心に2万5千件ほどのシェアがあった。フライトバードでも2万件以上の反応があり世界28カ国に広がっていた。
 バンダーマンさんのもとへは記事を信じた人たちから非難のメッセージが寄せられた。「何故移民の放火事件を隠していたのか」や絞首台の画像まで送りつけられてきた。
 バンダーマンさんは、当日の詳細な反論記事を書いたが、それは思うように広がってゆかなかった。広まったのは国内を中心にわずか500件余りだった。世界に広まった誤った情報を打ち消すことはできなかった。
 事実を捻じ曲げた記事は、今もさまざまな形で引用され続けている。

 米国でこの記事を拡散させたのは、スティーブ・バノン氏(トランプ政権の上級顧問)であった。
 

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コメント
 
1. 仁王像[1304] kG2JpJGc 2017年2月13日 22:12:59 : ycsmS1ShX2 : lhf1WTwOy2g[2]
 フェイクニュースに需要がある倒錯した世界(社会)。

 陰謀論に需要がある阿修羅。

 何か通底しているところがある。

 その正体は何だろう?


2. 2017年2月14日 18:46:13 : q931E3NW4E : Xao0gDyXwoc[694]
戦争や国家存続の大義の前に真実は二の次だ。その大儀でさえもフェイクであるだろう。
この情報戦争の情報攻撃のかく乱の為に、いまそこに免疫の無い多くの国民が巻き込まれている。このままいけば、ただあらゆる不信(非調和)による狂気を招き、人々を分断に陥らせるだけだろう。
どの時代も混乱の末期には分断工作が敷かれ、支配統治の舵を戻すための戦争が控えている。
だがそうはならない。もはやそんな意識は捨て去るべきだ。そこから離れて自由になる時がいまだ。

あらゆる組織に建前というものがある。メディア報道も実質、報道の義務という建前がある。本来、建前とはそれぞれにある多様な意見を全体性に寄与する望ましい形として叶える目的の為にある。その多様性を建国づくりに活かす必要を持つのが本来の建前の意味である。よって本音とするものをそこで捨てなきゃならないと云うことではまったくない。それが変わったのは、支配者側に都合の良いものへとシフト→フェイク化したのである。戦争の大義、国家存続の大義、これらはフェイク化したものである。どのような言葉も、それに本来の語義と別の目論みという二面性を与えるのは、人間の内面あってのものである。そこでは本音とは利権に群がる人間の思惑のことをさす。
大昔から建前といってはその表と裏とを使い分けていただろうが、それたって全てであるとは言えない。本気で良い国づくりをしようとしている国もあるだろう。然し乍らそれも又別の角度から見れば不備なものに思える。だとすれば、そこにまた多様な意見を加えて全体性にとって良いものへと変えていくべきなのである。
そしていまは、そうして差別化をもって隠してきた裏の顔が前面に表だってでてきているのだろう。隠し通せるものはいま隠し切ることができなくなっている。よって混乱の為の散弾しか撃てないというわけだ。
ともかくそれらを望ましく無いものだと認識するのであれば、どうすればより良い方法を提示できるか。そこにきちんと変えていく意思を示さなければならない。ただ批判や反発、そして抵抗すれば良いと云うことではない。本来そうしてあるべき人の姿とは、それぞれの多様な本音の集積がそれぞれを活かす国づくりに役立てられるものとして、それを理解し、人をもう一度当たり前の視点から見直すことであり、多様な価値観をすべて受け入れるところから始めねばならない。よってそこに物事の本質を紐解く鍵が生まれる。建前と本音は別だと履き違えれば元の木阿弥となる。

海外のメディアも国内世論もそれぞれの政権に対する思惑が反映されている。現アメリカメディアはトランプ打倒の一本柱。国内は日本政府に世論を一致させようとしている動きが露だ。そこに既存の世界構造の全てが繋がりを見るのだから当然ではあるまいか。

どうした考えの元にそれぞれは支持するのか、その指針の作成がメディア側にある。よってフェイクといえども無目的に存在するのではなく、大義という支持目的によって意識的に形づくられている。
それは良いように捉えれば、特定の認識によるそれぞれの正当性を掲げた方便となる。当人からすれば、それは嘘ではないのである。だがそこにあるそれぞれの持論は、「国民世論とはあくまでも、統率すべき」とした支配的、謂わば人間不信による考えのもとに存在しているはずだ。そこに対してきちんとノーとわれわれは言える立場にならなくてはなら無いのである。
それが出来ないうちは、支配を必要とするはずだ。そうした位置にわれわれは常に自身を置いている。ヨラバ大樹の、長いものには・・と。
そこで言えるのは、催眠や洗脳というものが悪いというわけではないということであり、そこに意味を与えて、それを利用するのがわれわれなのである。催眠や洗脳は実は実質的にそれぞれの自己暗示によるものである。それぞれの自覚認識と目的意識に沿うから「かかる」のであり、そうであるならばそこには同意がある。我々の殆どは支配と同意し、よって洗脳にも同意しているのである。と云うより殆どすべて、人間は独自に観念的な価値観の中で存在するために、そこに意識的に集中している。そこに気付かない限り、他者に対する本当の思いやりもまた芽生えないだろう。

いくつもの視点のレベルを交えてひとつの話をしようと試みている。
しかし、いまやこうして様々な観点を鑑み、われわれの一部はそうした目線に拠る縛りから離れ、自立したがっている。国家と云うもののこれまでの在り方が大衆側にそうした意識を芽生えさせ、そして根付かせた。結果的に、国民らは、これに拮抗する政治を希望し、その意に沿った自分達の在り方を模索するものが増えていくだろう。

アフィリ目的による集客獲得だけを模索していけば、情報はすべて懐疑的に見る他ない。であるならは、そこで重要なのは、見る側の意識ということとなるだろう。

よって自分の感性と感覚を信じられない人間、つまり自分の価値、認識に自信を持てない、そのことにより社会に依存的になる人間は、そこで混乱をきたし、あらゆる不信に陥るだろう。つまりそこでもっとも大事なことは、他に影響されない自分の柱をしっかり持つと云うことだけだ。それには自分の感情の支配から離れ、俯瞰して自身の意識の変化の過程に気付くということである。感情が非調和な状態にあるままではその先にに進まない方がいい。そこに自分だと言える望むあなた自身など存在していないからである。


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