http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/388.html
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※「国際板」にコメント投稿したものを、ここに独立させて投稿する。
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ユダヤ人を襲撃するテロ犯には、黒人が多い、というのが私が以前より抱いている印象なのだが、単なる偶然なのだろうか。私の「思い過ごし」なのだろうか。
2015年1月にシャルリエブド事件とほぼ同時に起きた「ユダヤ食品店イペール・カシェール」での人質立てこもり事件(死者5名、負傷者9名) の犯人も黒人だった。
その翌月にニースで起きたユダヤ人センター襲撃の犯人も、黒人だった。(このときは死者は出ず、軍人3人が怪我をした。)
テロの犯人には、一般の犯罪歴(窃盗・暴力行為等) を持つ者が多いが、「反ユダヤ主義」という点で見過ごすことができないのが、黒人のお笑い芸人(コメディアン)デュドネである。 シャルリエブド事件の際に、お笑い芸人までもが警察の取り調べを受けたというので、日本のマスコミでは「過剰反応」視するような論調があったように記憶する。
しかし実際には、デュドネの場合は、決して見過ごすことのできない側面を有している。「ファシズム」との近似性があるのだ。
デュドネはムスリムではなく、キリスト教徒である。彼の娘の洗礼では、人種差別主義の極右政党「国民戦線」の創設者ジャンマリー・ルペンが「代父」の役割を引き受けている。(代父は、実父の代理として、子供の成長をずっと見守る役目をもつ。従って、家族同然の近さである。)
そのほかに、Wiki のデュドネの頁には、フランスの「陰謀論者にして反ユダヤ主義者の親玉」アラン・ソラルや、欧州議会議員選挙で共に立候補した「反ユダヤ主義党」の創設者にして「在仏シーア派ムスリムの指導者」という人物との関係についての記述もある。(この二人の写真付き。)
そして極め付きは、「ラ・クネル」la "quenelle" という、彼が舞台でやる十八番のポーズである。このポーズを取りながら、彼は「イスラハイル」と叫ぶ。イスラエルと「ハイルヒトラー」を合わせた造語だ。このポーズは「反ユダヤ主義」だけでなく「男色」も表現していると言われる。(「尻に突っ込むぞ!」)
かつて舞台だけでなくテレビ番組でも人気者であったデュドネも、反ユダヤ主義を露骨に示すようになって以来、テレビ局からは完全に干された。(自分で劇場を所有しているので、出演はそちらで。)
しかしインターネットで、この「クネル」のポーズは中学高校生の間で無数にダウンロードされているという。
Wiki には、この「クネル」のポーズの写真が載っている。(画面下の方)
https://fr.wikipedia.org/wiki/Dieudonn%C3%A9#Premi.C3.A8res_ann.C3.A9es_de_sa_carri.C3.A8re_d.27humoriste
別の記事(フィガロ)には、このポーズを取ったデュドネが、「反ユダヤ主義と陰謀論者の親玉」 アラン・ソラルと並んで写っている、「反シオニスト党」の選挙ポスターの写真(2009年欧州議会選挙) が掲載されている。(右端にいるのがアラン・ソラル。)
http://www.lefigaro.fr/actualite-france/2013/12/30/01016-20131230ARTFIG00404-d-o-vient-la-quenelle-de-dieudonne.php
お笑い芸人のたった一つのポーズからも、一つの「思想」が見えてくる。
「ファシズム」「ハイルヒトラー」「反ユダヤ主義」「人種差別」「陰謀論」「極右」は、全て繋がっているのである。
「陰謀論」と「反ユダヤ主義」は「同根」であり、共に「極右思想」なのである。
「反ユダヤ主義」を唱えながら、はしゃぎ、笑い合う。ユダヤ人の墓を荒らして遊ぶ、脳タリンの中学高校生だけではない。阿修羅の陰謀論者も同じである。
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