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「殉教」の世界史―イスラムのジハードと中国の刺客、その相似性/小室直樹
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/342.html
投稿者 仁王像 日時 2016 年 1 月 16 日 11:20:11: jdZgmZ21Prm8E kG2JpJGc
 

(回答先: イスラムの「論理」、キリスト教の「病理」〜キリストの「愛」とアッラーの「慈悲」を比較する/小室直樹 投稿者 仁王像 日時 2016 年 1 月 15 日 20:06:51)

第二章 第三節 「殉教」の世界史―イスラムのジハードと中国の刺客、その相似性
≪アメリカの常識は世界の非常識≫
 アメリカの暗殺史を見ても、その実行犯たちは、ブース(リンカーンを暗殺)をはじめ、たいてい精神に異常があったと決めつけている。しかし、その「常識」が世界のどこでも通用すると思ったら大間違いである。
 テロや暗殺が異常な精神の産物であるとは限らないし、また地球上の人間すべてがテロや暗殺を憎むとも限らないのである。むしろ、それとは反対に、やむにやまれぬテロや暗殺が尊敬される文化だってあるのである。

≪暗殺を肯定した大歴史家―司馬遷≫
 古来、中国では刺客は尊敬の対象であった。一種のヒーローである。犯罪者、異常者扱いされるアメリカの暗殺者とは天と地ほどの違いだ。そのことは『史記』における「刺客列伝」の扱いひとつを見ても分かるというものである。
 紛れもなく人類が産んだ最高の史家の一人、司馬遷は、刺客たちの生き方を賛美してやまない。「刺客列伝」を一度でも読んだことがあるなら、彼ら刺客が欧米の暗殺者とはあまりに違う存在であることに驚かされるに違いない。
 欧米の場合、二つのタイプに分類できる。己の政治的信条を実現するために命をすてて実行するタイプ。「狂信者」である。もう一つはプロの殺し屋である報酬が前提、命は捨てない)。
 ところが、「刺客列伝」に登場する6人の主人公は、こうした直接的利益を超越して行動する暗殺者である。始皇帝を暗殺しようとした荊軻(けいか)と並んで、聶政(じょうせい)は昔から「刺客の中の刺客」として中国では尊敬されてきた人物である。
 聶政は韓の大臣、侠累(きょうるい)を暗殺し、自身も死んだ。聶政は侠累に何の恨みもなければ、会ったこともない。厳遂(げんすい)という男に頼まれたからであった。代理殺人だが、いっさい報酬らしきものが存在しない。厳遂と彼は親しくもなければ恩があったわけでもない。それなのに彼は自分の命を捨てて、侠累を殺した。
 なぜ、欧米人から見れば「クレイジーな暗殺」に中国人は感動するのか。この理由を解き明かしていけば、おのずからイスラムにおける暗殺やテロの位置も理解できる。

≪聶政はいかにして刺客になったか≫
 聶政が刺客となって壮烈な死を遂げたのは、何も世間的な名誉心からではない。聶政が求めていたのは単なる名声ではない。彼が欲していたのは、歴史の中に永遠に語り継がれていくことだった。
 男子たるもの、かく生きるべし。
 その模範を示して歴史に名を刻むことができれば、命なんて何が惜しいだろう。束の間のこの世の富貴など何になろう。中国人にとっての歴史とは、かくも重い存在なのである。
≪「歴史教」とは何か≫
 死んで歴史に名を残せば、この世の幸福などかまわない。命だって惜しくない。まさにこの感覚は、宗教に通じるものがある。
 中国の「歴史教」もまた、キリスト教、イスラム教、仏教などと同じ構造を持っている。中国における刺客とは、いうなれば「歴史教」の殉教者だったということになる。(刺客ではないが、文天祥の例も)
 刺客こそ、正史に名を刻むべき人物である。
 このような発想は、ヨーロッパやアメリカではかつて生まれたことがない。ヨーロッパでは暗殺者は歴史の主人公に生りえないのか(ブルータスとシーザーの例)。
その理由は、中国とヨーロッパの歴史観の違いに由来する。中国人は歴史を「普遍的・不変のもの」と考える。ヨーロッパ人は「変転するもの」と考える。 「古(いにしえ)をもって鏡となる」、これが中国人の歴史観である。

≪中国とイスラムの意外な共通点≫
 司馬遷の「刺客列伝」は後世に多大な影響を与えた。自らの命を捨ててまで、永遠の大義に身を投じた刺客たちの生き方は、中国人をして感動せしめる。
ところが、その感動を欧米人たちは本質的に理解できない。
ところがところが、その「刺客列伝」に共感を覚えることができる人たちが、中国人の多にもいるのである。
他ならぬムスリムだ。なぜなら、イスラムの歴史観もまた中国と本質的に同じだからである。

≪なぜ、ムスリムたちは死を恐れないのか≫
 イスラムの教えが踏みにじられたとき(イラン、パーレビの例)
ムスリムは命を捨ててもかまわないと考える。その姿はまさに中国の刺客と瓜二つである。
 ムスリムにおいては、コーランのために命を捨てる。その偉業は永遠に讃えられるだろう。イスラム教を守るために死ねば、歴史の中で永遠に名を刻むだけではない。その人は緑園で、正真正銘、本物の永遠の生命を与えられるのである。
 本来のイスラム教はけっして侵略的な宗教ではない。その点、キリスト教とは大違いだ。だが、そのイスラム教徒も、ひとたびアッラーの教えが踏みにじられたり、異教徒の側から攻撃を受けると命が惜しくなくなる。

≪イスラム・テロは「狂気の産物」にあらず≫
≪長い歴史を持つイスラムの過激派たち≫
 イスラム教はその本来の教えの中に、いわゆる「過激派」を生み出す土壌を持っている。
 マホメットが最終預言者で、コーランこそが最後の啓典である。その理想を守り続けるのがムスリムの義務であり、(それから外れれば)「正道」に戻すには、どんな手段も許されるはずだと考える人が出てくるようになる。イスラム教においては、ごく初期から過激派が存在した。
≪歴代のカリフを次々に暗殺した“イスラム過激派”の元祖―「暗殺教団」(アサシン)≫
≪イスラム法学者だけが「ジハード」を宣告できる≫
 

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コメント
 
1. 中川隆[1176] koaQ7Jey 2016年1月16日 11:47:33 : b5JdkWvGxs : DbsSfawrpEw[903]

ムスリムが気軽に殉教する理由

バッカじゃないの、おまえらカーフィルはどうしてイスラームの偉大さを
理解しないのか?

いいか、猿以下の頭脳しかないカーフィルにもわかるように真実の宗教

イスラームの美徳を教えてやる


まずイスラームに入信すれば、慈悲深く慈愛遍きアッラーフのお定めになった聖法に従い、4人まで妻が持て、また女奴隷をいくらでも所有することができる

さらにだ、イスラームでは9歳の女の子(小学校3年生)との結婚・セックスも合法だ。

預言者ムハンマド(彼の上に平安あれ)も、9歳の少女アーイシャと結婚し、性行為を遂行された。

またイスラームに入信すれば、天国でうまい酒や食い物も飲み放題食い放題、一人当たり72人の専属美少女がつき、セックスし放題。

彼女たちは永遠の処女で、貞淑でやさしい最高の女の子たちだ。

どうだ?馬鹿なカーフィルにも、イスラームの偉大さがよく理解出来たろ?

______


「ISILが目指す天国」 


天国行きを希求し 命を惜しまぬISILの若き兵士たちほど怖い者はいない。

日本で勝手な空論を並べ立てている報道媒体やエセ学者たちが中東に行って議論しようとすれば 1分以内に撃ち殺されるのが関の山である。


アブバクル・バクダディのISILは推定1万数千人の兵力らしいのだが 一騎当千のテロリストである。

ジハードによって命を落とせばアラーの経営する天国に召され 飢餓と貧困から解放された上に十人の美女を与えられるのだ。


第一次世界大戦後に無理やり、国境線を画定され ロヤジルガの和を否定されたアラブ民族は 大半の人々が飢えと貧困のうちに日々を送り アラーの教える天国への渇望とも言える期待を胸に秘めている。

この人々に 

「ジハードに従って天国に召されれば たわわに実った果樹園の中の泉の辺りに住むことを許され 10人の処女を与えられて何不自由なく暮らせる。」

と教えれば ジハードの名を借りた自爆テロを敢行し 邪教徒打ち殺すことが正当化される。


 全てはアラーの指示であり 殺人、暴行や放火は全て神の意志であるとされるのだ。


報道媒体は中東の情勢も分からず 宗教も理解せぬままにISIS(イラク、シリアのイスラム国)と呼称して スンニ派イスラム原理主義組織を報道しているが ウサマ・ビン・ラディンの再来とされるアブバクル・バクダディの率いるのはISIL(イラク、レバントのイスラム国)と呼ぶのが正しいようだ。

レバントとは地中海東部の諸島、地域を含むトルコ、キプロス、レバノン、ヨルダン等の国々のことであり 勿論シリア、イラク、トルコも入るが それら全ての中東諸国をスンニ派原理主義が制圧して 理想国家を創設する意味を持つ。

だから イラク、シリアではないのだ。

奪い尽くし、焼き尽くし、殺し尽くせと命令し 恰(あたか)も漢民族の好む三光作戦の如き残忍性には 流石のアルカーイダも手を焼きISILを破門し アブバクル・バクダディを追放したが 

シハード(聖戦、本来の意味は勤勉)に燃えるISILは益々、兵力を増強し、占領地を拡大し続けている。

噂ではサウディ・アラビアやUAE(アラブ首長国連邦)などスンニ派の国々が資金と武器援助を行っていると言われている。
http://ameblo.jp/nobuyuki22/entry-11899050604.html


 


宮根誠司氏が自爆テロ犯の心理に驚き「天国に行けると思っているのですか?」2015年6月1日


5月31日放送の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)で、宮根誠司氏が自爆テロの最新事情に驚きを口にする場面があった。

この日の特集では、FNNが独自取材で入手したイスラム過激派組織「ISIS」の自爆テロ映像を公開した。その映像には、まさにいまから自爆テロに向かう男のようすや、爆弾製作工場でのようすなど、貴重な映像が収められていた。

イラク、シリアなどで再び勢力拡大中の「ISIS」最大の武器となっているのが、自動車爆弾による自爆テロだ。

最近は自爆車両も進歩しており、大型車両に鉄板で装甲を施したものや、ブルドーザーを改造したものもあるという。こういった自爆車両の場合、対人用の銃火器で止めることは難しいとのこと。

こうした自爆車両の操作は、外国から志願してテロに参加した者が担当することも多い。

中東情勢に詳しい高橋和夫氏によると、「外国人戦闘員の場合、戦闘経験が浅いので兵士としてあまり役に立たない」のだそう。そのため

「『だったら自爆攻撃で天国にいってもらおうか』という使い方をしているようですね」

と、その恐るべき理由を明かした。

VTR終了後、宮根はエジプト・カイロ支局の佐々木亮記者に

「外国人の戦闘員を含めて、自爆テロ、つまりジハードして本当に天国に行けると思っているのですか?」

と驚いたようすで質問した。


その質問に佐々木記者は

「それぐらい強い信念を持ってやらないと、自爆というのは難しいんですね」


と答えた。

佐々木記者によると

「移住してきた人たちは、イスラム国(「ISIS」)もしくはそういったジハード組織に対する想いというのが強い」

そうで、

「自爆テロをすれば天国に行けると強く信じている人が多い訳で、外国人戦闘員もどんどん自爆しているというのが現実」

なのだという。
http://news.livedoor.com/article/detail/10177414/


ISILが怖いもの 2015-03-21


イスラム国が恐れるクルド人最強女性部隊YPJ
https://www.youtube.com/watch?v=IPMj7AOjGrQ

クルド人女性兵士が可愛すぎるの
https://www.youtube.com/watch?v=tPAS9l8rgxI

クルド人女性戦士 彼女たちが銃を手にした本当の理由
https://www.youtube.com/watch?v=SJxB11eU2gM
https://www.youtube.com/watch?v=vwdrurakwvk
https://www.youtube.com/watch?v=w7y3P2IA9Dk


笑ってしまう話があります。青山繁晴さんが言っていましたが、「ISILは、拠点の打奪回に負けて逃げて、クルド人が土地を回復した」と言う話がありました。


 あれはどうしてそのような現象になったのかというと、イスラム教徒が一番恐れるのは、女に殺されることなのです。

女に殺されると絶対に天国に行けないで、地獄へ行くのです。

そのような教えがあるのです。

クルド人は5千万人くらいいるのですが、5千万人もいて国がないのです。
100万人とか、200万人でもありません。5千万人もいるのです。


 クルドが優勢になったというのは、女性兵士を募集して、女性兵士が8千名くらいいるのです。写真が出ていますが、皆キレイで若くて、20代前の女性兵士が機関銃を持って軍服を着て、それがカッコいいのです。


 クルド人は、この女性兵士を前線に配置したのです。
すると、ISILの奴は、女性兵士と撃ちあう関係になるのです。
それは嫌なのです。

殺されたら地獄へ行ってしまうのです。だから逃げるのです。

女性兵士が前線に出てきたら殺されたくないので、ISILは「ワー」と背中を見せて逃げるのです。


 それをクルド人の女兵士が後ろから撃ち殺すのです。

一人で20人も殺した女性兵士もいるのです。

おかしいでしょう。あの凶暴なISILの連中が女性兵士を見ると逃げるのです。

原理主義だからこそ、マホメットの教えの「女に殺されたら地獄へ行く」という教えが入ってしまっているのです。それを信じ込んでいるのです。


 原理主義ですから、自爆テロもできるのです。

どうして自爆テロをやれるのかというと、天国へ行けるからです。

イスラム教徒は、酒を飲ませないのです。何故でしょう。

それは、天国へ行けば酒はたっぷり飲めるからです。そういうことなのです。


 天国へ行けば、女はたっぷりだけるのです。酒もたっぷり飲めるのです。

「それは死後のお楽しみ」ということなのです。

死んでいくのが天国ですから、そこへ行けば食べ物はあるし、酒もあるし、キレイなお姉ちゃんもいるのです。


 この世は修行の場ですから、酒は飲んではいけません。女も犯してはいけません。女は顔を見せてはいけません。目だけ出して顔はスカーフで覆っています。長いスカートをはいているので、スタイルがいいか、悪いかもわかりません。


 死んだらそれをタップリ見ることができて、楽しい・楽しい天国があると考えているのです。

絶対天国へ行ける状態があって、それは「ジハード」と言って、聖戦に参加することなのです。異教徒と戦って、異教徒を殺した者は、天国へ行けるのです。


 天国にも色々な種類があって、最高の天国へ行くためには、一人でも多くの異教徒を殺すことです。ですから、異教徒を殺せば殺すほど、最高の天国へ行けると信じているのです。


 ISILの18歳くらいの青年がトラックに火薬を積み、

「もう準備はできました」

と、本当にうれしそうに遠足に行くような感じです。

「はい、行ってきます!」

こんな感じです。それで、トラックが走って建物に突っ込んでいくのです。


 大爆発をして自分も自爆して吹っ飛んでいるのです。

本人は

「天国へ行くんだよ。天国はいいぞ。酒もあるし、女もいるし、麻薬も吸えるし、何でもできるのだよ。うれしいな。」

と自爆して、天国へ行けると信じているのです。


 だからISILは、喜んで異教徒の首を斬って

「やったぞ。俺も天国へ行けるぞ。まだまだ殺すぞ!」

と、喜んでいるのです。人を殺すのに何の罪悪感もないのです。自分が死ぬのが最高なのです。聖戦(ジハード)で戦って自分が死ぬのです。

神様は見ていて

「よくやったな。たっぷりご褒美をやろう」

と、天国へいけるのですから、怖くなどありません。


 「神の言葉は絶対」と思っているのですから、神が「女に殺されたら地獄へ行く」と言っているのです。これは、我々が考えている以上に、ISILは、真実として受け止めているのです。そのような気持ちで戦っているISILの目の前に、クルド人の女性兵士が出てきたら、それはやっぱり逃げるでしょう。


 背中を見せて「あーーーー」と逃げるのです。
それをクルド人の女性兵士が撃ち殺すのです。

ISILが一番怖いのは、クルド人の女性兵士でした。
http://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi/entry-12003844927.html


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